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日本のウミガメの現状と各地の取り組み
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各地で取り組んでいる保護活動 

ウミガメの保護活動には、ウミガメの産卵環境の保全、孵化の支援、混獲個体の保護などが上げられます。


産卵環境の保全としては、花火やキャンプなどを制限し夜間の静寂な環境を保全したり、ゴミ掃除をしたり、砂浜の照明を制限したり、車両の乗り入れを規制したりすることが上げられますが、最も活発に行われているのがゴミ掃除です。本来、もっとも重要なのは砂浜の照明の光量を下げたり、波長をコントロールすることですが、これに関しては防犯の問題に抵触し、うまく対処できているところは少ないのが現状です。車両の進入規制は静岡県、愛知県の遠州灘海岸などで行われるようになりました。孵化の支援とは、産卵した砂浜では卵が孵化しない、あるいはふ化率が低下することが予想される場合に行う保護活動です。静岡県御前崎は砂浜の侵食が激しいためすべての卵を孵化場に移しています。また、新宮市の王子海岸や室戸市元海岸や土佐清水市下の加江海岸では卵が盗まれることが多かったため、孵化場を設けて、孵化の支援を行っています。ただし、この場合、自然環境下よりもふ化率が低下する場合も少なくありません。注意が必要です。ウミガメ減少の大きな原因として、漁業による混獲があります。例えば、刺し網に絡まったり、トロール網に入ったり、延縄の針にかかったりすると、肺呼吸をしているウミガメは溺死してしまいます。また、定置網の中には最近深い海に設置するタイプが出来てきており、その中に入るとやはり呼吸が出来ず死亡します。現在、日本ウミガメ協議会では室戸市高岡定置漁業協同組合や鹿児島県野間池の定置網と協力して、 混獲ウミガメの調査を行っていますが、今後、このような活動を続けていくことも大切だと思われます。

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