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名前:コベラ
性別:不明
標識:53377 |
名前:玲海(れみ)
性別:不明
標識:55201 |
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名前:渚(なぎさ)
性別:オス
標識:53376 |
名前(港)
性別:オス
標識:55202 |
2007年7月27日に神戸空港の西端にある池(通称 ラグーン)にアカウミガメ3個体、8月2日にアカウミガメ1個体を放流しました。
1 本活動の目的
(1) 危険な海域での事故死を防ぐ
大阪湾や瀬戸内海は船舶の航行が多い上、イカナゴ漁など漁業活動が活発です。そのような危険な環境に、ウミガメが入り込むと、高い頻度で事故に遭遇し、死亡する確率が高いことが明らかになってきました。例えば、2006年には大沢湾や播磨灘で16個体のウミガメを確認していますが、その内、8個体は既に死亡しており、体表にキズがついているものもありました。一方、当会では明石や小豆島からウミガメを放流し、人工衛星で追跡していますが、無事に紀伊水道から太平洋に出たことを確認できたのは4個体中1個体しかありません。以上の事実より、大阪湾や播磨灘に入り込んだカメは、安全な場所で確保するのが人道的な処置と考えました。
(2) 捕まったカメの健康を確認して放流する
漁師さんの網などにウミガメがかかり、収容されることがあります。そのようなウミガメは調査研究の大切なデータを提供してくれるので、当会では極力調査に出かけ、標識を装着し放流してきました。そのようなウミガメの中に、健康状態に問題があり、放流するのが心配されるカメがいます。そのようなカメを一時的にここに放流し、健康状態を確認した上で、放流しようと考えました。
(3) 市民にウミガメのおかれた現状を理解していただく
神戸のような都市に生活していると、大自然を忘れがちです。神戸空港の広いラグーンでウミガメを探してもらい、少しでも自然に近い状態のウミガメを観察し、ウミガメに親しみを感じていただきたいと思っています。
2 これまでの経緯
当会で得られた様々な情報から、大阪湾や播磨灘に侵入したウミガメは事故死する確率が高いことが予想された。そこで、市民の方々の意見をきくためにリバイブウミガメ戦略会議を神戸市(2/10)と淡路島(5/27)で開催しました。その結果、この活動に対する賛同が多いことを確認しました。http://www4.osk.3web.ne.jp/~umigame/J/office/office2007.htm
3 現在、収容中に個体の履歴
(1)標識番号 53377 アカウミガメ 収容日 7/27
性不明 甲長71.6cm 体重52kg 捕獲日 7/19
収容場所は紀伊水道、下顎に傷があり捕食行動が正常に行われるかどうかが分からなかったため、収容。
(2)標識番号 55201 アカウミガメ 収容日 7/27
性不明 甲長72.5cm 体重52kg 捕獲日 7/20
収容場所は紀伊水道、左の後肢が欠損しており、遊泳行動が正常に行われるかどうかが分からなかったため、収容。
(3)標識番号 53376 アカウミガメ 収容日 7/27
雄 甲長84.8cm 体重83.8kg 捕獲日 7/26
収容場所は大阪湾。周辺海域が極めて危険な海域であるので収容。
(4)標識番号 55202 アカウミガメ 収容日 8/2
雄 甲長88.2cm 体重107kg 捕獲日 8/2
収容場所は大阪湾。周辺海域が極めて危険な海域であるので収容。
4 今後の予定
(1)飼育
行動を観察し、その健康状態を追跡調査します。また、定期的に体重の測定を行い、必要に応じて血液検査を実施します。餌に関しては、ラグーン内に生息している生物(貝などの軟体動物やカニなどの節足動物)を食べると思われますが、必要ならば餌を供給します。
(2)放流
アカウミガメは水温が20度付近を好んで回遊します。ラグーンの水温は10月から11月頃に20度以下に低下しますので、その頃、紀伊水道の入り口周辺まで搬送し、放流の予定です。
5 その他、海外の同様な事例など
大阪湾のような船舶の航行の激しい海域に侵入したウミガメを一時的に避難させる試みは、世界で例がないと思われます。また、健康状態に問題のあるカメを収容し、治療する施設は米国などにはいくつか存在し、活動を行っています。しかし、日本では海洋性野生動物を治療する施設はまったくない状態で、今後の行政などの対応が期待される状況にあります。
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