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日本ウミガメ協議会の活動紹介 |
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ウミガメ速報
●ウミガメ速報04-01 2004年最新号 *********************************** 京都新聞(12/29)より 体に腫瘍(しゅよう)ができる重い病気にかかったアオウミガメが今年夏以降、日本で3匹見つかっていたことが、日本ウミガメ協議会などの調査で29日までに、 分 かった。フィブロパピロマという病気で、重症だと餌を食べられなくなり衰弱死 す る。ハワイの1部海域ではアオウミガメの半数以上がかかるなど、海外ではウミガメ 保護の大きな問題となっている。同協議会は「国内で重症例が相次いで見つかったの は初めて。絶滅が危ぶまれるアオウミガメがかかるだけに、病気の広がりに 注意が必 要」と分析している。沖縄県・西表島の海岸で今年夏見つかったアオウミガメの死が いは、首や脚の周辺に多数の腫瘍がありフィブロパピロマと分かった。 重症だったが、直接の死因は特定できなかった。9月には、静岡県御前崎町の砂浜 に死が いが漂着。後ろ脚に多くの病変があった。高知県の室戸岬沖で11月、定置 網にかかったアオウミガメにも大きな腫瘍があった。このカメ は生きており、病状の経過を見守っている。フィブロパピロマはアオウミガメがよくかかり、重症にな ると腫瘍で口や目がふさがれ、摂食 や行動が困難になる。ウイルス原因説が有力。 世界自然保護基金(WWF)によると、米フロリダ州やハワイでは1980年代か ら増加し 問題となっている。(共同通信)▽日本での流行心配:米フロリダ海洋研 究所の平間 茂知研究員の話:フィブロパピロマの原因にはヘルペスウイルスが関与 するとの説が 有力だ。環境汚染が原因との考えや複合原因説もある。成長途上のア オウミガメに多 い。日本で発見例が増えるようなら流行が心配され、推移を見守る 必要がある。((事 務局より)):このニュースの取材を受けたときには、腫瘍の 出来たアオウミガメの写 真も送ったのですが、共同通信では、やはり公開するのに 抵抗があったようで、健康 個体の写真を求められました。腫瘍は当会のHPに載せ てあります。 *********************************** 黒潮生物研究所 田中幸記さんより(1/13) 先日、愛媛県の宇和島水産高校の水野先生という方から電話をいただき、「愛媛 県 内の小学校でアカウミガメが飼育されているが、飼育が無理になったらしい」と いう 情報を得て、先週、田中と水野先生で宇和島市立由良小学校須下分校に行って きまし た。小学校では、2001年10月9日に地元の浜を散策中に、生徒が子ガメを拾っ たそうで す。拾った直後の体長(口ばしから甲羅の後端)が8.5cm、体重が42gだった そうなの で、その年にどこかで孵化した個体と思われます。この個体が拾われた浜 は石ガラガ ラの浜で、産卵地ではありません。その後、2年間はタライで飼育されて いたようです が、世話が大変になったので2003年6月に小学校のすぐ目の前にある魚 の養殖イカダに 取り付けられた網の中に移されたそうです。しかし、そのイカダ付 近では水温が低 く、これから春までの低水温に耐えることができないと考えられ、 小学校の先生と田 中と水野先生で相談した結果、5月ぐらいまで黒潮生物研究所の室 内水槽で飼育したあ とで、放流する事に決まりました。今日その個体(名前:パック ン)を引き取りにいっ てきました。現在は研究所の水槽内にいます。直甲長は 27.6cm、直甲幅25.1cmです。 小学校の先生と生徒さんの意向で、5月ぐらいに高知で 放流したいと考えています。 *********************************** 北海道 田中亘さんより(1/5) 昨年(2003年)、11月5日に北海道の斜里町でアオウミガメのストラディングが、 あ がりました。ずっと気になっていましたが、斜里博物館の中川元館長に問い合わ せた 所、あまり詳しく調査はされていなものの斜里博物館のホームページに載せて おりま した。(事務局より)ホームページより、採集場所は斜里町日の出沖1.5kmサ ケ定置 網、性別はメス、体重94kg 直最小甲長85cm 直標準甲長85.5cm 直甲幅 70.5cm 全 長113cmの個体であることがわかりました。 http://www.ohotuku26.or.jp/shari/museum/ より引用。 *********************************** 京都府環境企画課 島純一さんより(1/13) 京都府網野町小浜の海岸で「オサガメ」と見られる全長180cmのウミガメの 死 骸が打ち上げられたとの情報がありました。産経新聞の京都北部版にも掲載され てお りまして、現在、当方などで行政的な手続きなどを進めております。死骸は2 00k g程度あるとのことで、まだ、現地に放置されているとのこと。貴協議会で データ収 集などをされているとのことを知りましたので、もう情報をご存じかもし れません が、念のためお知らせいたします。「産経新聞京都北部版」の記事から: 発見日時: 1月11日(日)午後2時ごろ、発見場所:京都府竹野郡網野町小浜の 海岸、発見者 :地元の方(67歳女性)、種類:オサガメ(ただし誰が同定したか は不明)、全長 :180cm、重さ:200kgはありそうとのこと *********************************** エバーラスティング・ネイチャー 田中真一さんより 1月18日(日)9:30より横浜にてウミガメストランディングのワークショップを開 催 いたします。詳しくはこちらをご覧下さい。 http://www.elna.or.jp/joinus/seminar.html *********************************** 事務局より 北朝鮮との交易をしている東京の商社、有限会社聖亮商事の金(キム)さんとい う 方より、12月24日に電話がありました。北朝鮮の取引先から、日本の標識ら しき ものがついたウミガメが捕獲されたが、どのように処置すればよいか問い合わ せてく れ、との依頼があり、明記されていた電話番号に掛けた、との由。1.捕獲 日時 不 明(2003年12月下旬頃)、2.捕獲場所 北朝鮮咸鏡北道(ハヌギョンプ クドウ)清 津(チョンジン)近くの海上。操業中の漁船が混獲(漁法等不明)、 3.標識番号 JPN26979。放流者は日栽協八重山事業場(現水産総合研究 センター八重山栽 培漁業センター)であったため、担当の清水智仁さんに連絡した ところ、次の放流情 報をいただきました。1種:アカウミガメ、2放流日:2003年 7月29日、3放流場所: 沖縄県石垣市桴海大田地先(八重山栽培漁業センター沖)、 4直標準甲長:43.7c m、5直甲幅:34.8cm、6体重:11.9kg、7標識番号J P26979(Rotoタグ), 000617E68D(インナータグ(左前肢基部)) *********************************** 事務局より:少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよ ろ しくお願いいたします。少し事務局の人員の入れ替わりがありましたので、お知 らせ します。1月より黒島にいた島達弥が大阪事務所勤めになりました。代わり に、室戸 で定置網の調査をしていた若月が黒島に行きました。室戸の方は笠井が常 駐し、漁師 を務めています。事務所では東海大の松平さんが卒論、宮形が修士論文 の執筆で、作業員詰所のイメージが漂う事務所も少し研究室らしい雰囲気が漂って います。 ●ウミガメ速報04-02 (2/16) *********************************** 中日新聞(1/15)より 名古屋港水族館で2000年にふ化し、共同研究のためカナダのバンクーバー水族 館に送られていたアカウミガメ4匹が13日夜、帰国した。うち1匹は到着後、動脈 瘤(りゅう)のため死んだが、無事に役目を果たした3匹は今後、衛星追跡装置を付 けて放流調査に臨む。北米地域では、アカウミガメの入手が難しい。そこで、バン クーバー水族館でのウミガメ類保護の啓もう活動と、異なった施設、地域での成長過 程の研究に役立てるため、名古屋港水族館は一九九七年から二〇〇〇年まで三回にわ たり、計十四匹を送っている。戻ってきたカメは甲羅の長さが六十センチほどで、名 古屋港水族館で飼育している同年齢のカメに比べ、十センチほど大きい。バンクー バーでは二八度と、名古屋に比べ三・五度も高い水温で飼育されていたためと考えら れ、同館では「餌も多く与えられていたようだ」と分析している。死んだカメは、輸 送前の健康チェックで動脈瘤が分からなかったらしい。ウミガメは欧米人に人気があ るといい、バンクーバーでは、子どもたちの環境教育のために活躍した。今後は、同 館で飼育するウミガメと比較し、生育環境の違いによる成長過程への影響について研 究を続ける。また、三匹を検査して放流が可能と分かった場合は、米国海洋大気局 (NOAA)と共同で衛星追跡装置を装着し、太平洋海洋経路の調査のために放流す る予定。 *********************************** 福岡県 井上準一さんより(1/18) ストランディング2件報告します。アカウミガメ:2003年12月7日 福岡県志摩町 野北 間少路海岸(幸田浜)、甲長87.5cm、幅70cm、アオウミガメ:2004年1月7日 福岡県志摩町芥屋(ケヤ)芥屋港防波堤内に浮いていた。引き上げたときは死亡して いた。新鮮な個体。甲長41.5cm 甲幅36.5cm 体重9.6kg *********************************** すさみ町立エビとカニの水族館 森拓也さんより(1/26) この度は飛鳥南極南米ワールドクルーズのトラック島寄港に際し、記念イベントと しの一つとしてチューク州政府の協力のもとに実施しアオウミガメの放流に対して、 タグや取り付け器具等を快くお貸し下さいましてありがとうございました。おかげさ まで同封の報告書とおり、無事標識放流を終えることができました。一部始終を見学 された飛鳥の乗客の皆様も、大変興味を持たれました。私共は関連会社のクラブノア 母島が小笠原・母島漁協のアオウミガメの産卵孵化場の運営を委託されている関係 で、アオウミガメの初期育成に関心を抱いております。今後ともよろしくお願い申し 上げます。以下放流情報です。放流日:2004年1月12日13時15分 記録者:森拓也 放 流地:ミクロネシア連邦チェーク州モエン島 天候:晴 種:アオウミガメ 標識装 着:右−JPN34036・左−JPN34037(共にプラスチックタグ) 甲長:44.0cm 最小甲 長:43.3cm 甲幅42.0cm(測定方法不明) *********************************** 新潟県佐渡地域振興局水産振興課 野瀬哲さんより(1/27) 1/26に佐渡島両津湾内の刺し網で標識の付いたウミガメが混獲されました。日時 :2004年1月26日、場所:新潟県両津市梅津沖合、状況:刺し網での混獲(混獲時には 既に死亡)、標識番号: ロート白 JP26955、サイズ:甲長:43.0cm/最大甲幅: 38.5cm/体重:9.9kg(メジャーを用いて大まかな測定で、直・曲の区別不可能) ***事務局で標識番号から放流者を確認し、次のヘッドスタート個体の放流情報を得ま した。放流者:日本栽培漁業協会八重山事業場、放流日:2003年9月3日、放流場所: 沖縄県石垣市日本栽培漁業協会八重山事業場、種:アカウミガメ(01年生まれ)標識 :JP26955 *********************************** 毎日新聞 Web(1/28)より 大海原を泳ぐウミガメ、メコンの大河をさかのぼるオオナマズ、波間に遊ぶジュゴ ン。京都大大学院情報学研究科・荒井修亮助教授(46)=水圏生物資源情報学=の 研究室では、東南アジアをフィールドに絶滅の恐れがある水生動物を追っている。 「追う」とは比ゆではない。刻々と水中を動く彼らをリアルタイムで追跡するのだ。 私たちは「水」という物理的制約から、広い範囲で移動する水生動物の行動を肉眼で 観察できない。しかし近年、情報通信技術の進展によって、記録機器を付けた生物の 自然環境の中での行動を知ることが可能になってきた。このバイオテレメトリー(生 物遠隔測定)という手法を使い、荒井助教授らは謎の多い生態を明らかにし、希少動 物の保護や漁業資源の確保に貢献している。熱帯・亜熱帯の海に生息するアオウミガ メ。荒井助教授らは99年からタイ政府の依頼で回遊経路を調べている。具体的に は、NASAなどが開発した通信システム「アルゴスシステム」を利用。産卵に来た メスの甲羅に電波発信機を接着して放流する。カメが呼吸のため海上に出た際の信号 を人工衛星で受信し、位置や水温といった情報をネット経由で取り出し、世界地図上 に示す。これまでタイ湾などから20匹以上を放流。以前は回遊経路は全く不明だっ たが、産卵地を発ったカメは広大な南シナ海を横断、インドネシアまで大回遊するこ となどが判明した。中には45日で3000キロ以上泳ぐカメもいた。「オスや稚ガ メの行動など調べることはまだまだある。現在150メートルの観測精度も不十分 だ」と荒井助教授。新たにGPS(全地球測位システム)付きの発信機を開発し、今 月、早速放流した。「精度は10メートル以内に向上する。例えば産卵で陸にいる か、まだ海にいるかも分かる」と話す。タイではジュゴンの生態も研究、その鳴き声 を水中マイクでとらえた。更にメコン川では最大3メートルにもなるオオナマズ( ラ・ブーク)に超音波発信機を埋め込み、追跡調査をしている。「私たちの研究は社 会問題と決して無縁ではない」。水産庁に13年勤務し、違法操業などの現場をつぶ さに見てきた荒井助教授は語る。ウミガメ減少の一因として底引き網による混獲が指 摘される。研究のきっかけは、米国が96年、混獲防止装置なしに獲ったエビ類の輸 入禁止措置をタイなどに通告したこと。慌てたタイ政府が世界的にも研究実績のある 京大に協力を求めた。ジュゴン研究の背景には基地問題がある。沖縄の米軍普天間飛 行場の移転問題だ。海上空港の建設予定地、沖縄・辺野古沖はジュゴン分布域の北 限。生息環境を壊す懸念が一気に高まった。そこで沖縄振興予算を原資に、ジュゴン が豊富なタイで保護のための基礎研究が始まった経緯がある。では、かつての水産大 国・日本が果たすべき役割は何か。「ウミガメが国境を越えて大回遊するように、一 国では対処できない。日本の蓄積が今、アジアで求められている。ODAの見返りに 漁場を取るといった短期的な国益論でなく、混獲を防ぐ漁具の共同開発など長期的視 野で考えるべきだ」と国際協力の意義を訴える。駐留軍人しかいない無人島に長期滞 在したり、島へ渡る船が転覆したりと決して楽な仕事ではないが、荒井助教授は「フ ィールドワークこそが研究の醍醐味。ぜひグローバルに活躍してほしい」と、将来を 担う若い研究生にエールを送る。【野上哲】(毎日新聞) *********************************** 津市 白塚の浜を愛する会 山下さんより(1/29) 先日、河芸町一色 西教寺で「いのちの供養」ということで「白塚・豊津の浜とウ ミガメ」というタイトルで話をしました。そこには、ほとんどおばあちゃんばかり。 かめっち(人形)もいつもと勝手が違いましたがおばあちゃん、おじいちゃんたちは 熱心に浜のこと、ウミガメのことを聴いてくれました。アカウミガメは何個たまごを 産むかというクイズにあるおばあちゃんが「父親が漁師をしとったで、子供のころ聞 いたはなしでは、ウミガメは百八つ産むと聞いた。百八つって除夜の鐘と一緒やなと 子供心に思ったで覚えとる。」と話てくてました。このおばあちゃんが子供のころと いうのは・・・60年くらい前の話でしょうか。(以下、亀崎:これはすごい。日本 のアカウミガメの一回の産卵数の平均を出したことがあり、確か111個でした。た った3個の差。多分、昔の人も数えたんでしょうね。 *********************************** 下関海響館 和田政士さんより(1/31) 2004.1.29、山口県阿武郡須佐町大字須佐にお住まいの堀洋志様から、ご自宅の前の 海岸線で衰弱したウミガメを保護したご連絡を下関市立しものせき水族館にいただき ました。1月29日15時頃、海岸線を散歩中に見つけられたそうです。飼育することは難 しい旨(水温管理が出来ないとの事でしたので)お伝えし、ゆうパックにて、水族館 に送っていただきました。甲長10.0センチ、甲幅9.0センチ体重176グラムのアカウミ ガメでした。腹部にフジツボが付着している他は、特に外傷は認められず、とりあえ ず館内予備水槽(水温23度設定)に収容しました。 *********************************** 事務局より:モルジブで調査中の2月2日、湖西の加藤弘さんが脳溢血で倒れられた との報をききました。どう考えても、彼が抱えているものが沢山ありすぎました。私 も彼が何でも聴いてくれる事に甘えてしまい、いろんな注文を出していました。申し 訳なかったと反省しています。まだ、お見舞いすら行けてませんが、早い回復を願っ ています。 2月10日、屋久島で永田のウミガメ保護体制を考える検討会(環境省 主催)に出てきました。北太平洋最大の産卵場を今後どうしていくのか? まだ、先 は全然見えてきません。当会の理事でもある大牟田一美氏は1985年より産卵のモ ニタリングを継続してきました。既に20年がたとうとしています。私もウミガメを 始めたのはちょうどその頃でした。僭越ながら、私やそのころからウミガメをやって きた人達は大牟田さんの長年の努力を少しは理解しているつもりです。でも、彼の努 力で永田のウミガメが有名になったために、多くの人間が関心を持つようになり、そ してもめごとが起こるようになってしまいました。客が増え、監視が必要になり、そ れに出る県の予算を巡ってもめごとが起こる。客から金をとる、とらないでもめごと が起こる。皮肉なことです。大牟田さんの悔しさがわかります。永田のウミガメの議 論に関わる人は、彼が書いてきた毎年の報告書を一度全部ちゃんと読むべきです。そ れが、永田のウミガメを語る最低限の資格だと思います。やはり、何事も他人の努力 とその成果をきちんと学んでから議論すべきでしょう。文責:亀崎直樹 ●ウミガメ速報04-03 (2/26) *********************************** 平良市栽培漁業センター梶原健次さんより(1/28) ストランディング情報が2件寄せられ、確認してきましたので報告します。(1) 2004年1月30日 沖縄県平良市真謝漁港 船上げスロープ(宮古島北東岸)、種名:ア オウミガメ、標識:なし、体サイズ:標準直甲長 82cm,最小直甲長 79cm,直甲幅 55c、備考:かなり腐敗が進んでいるようで大きく膨らんでいた。頭部に傷があった が、他の生物による咬傷やスクリューによるものではなく、打ち上げられる時に岩に あたってできた傷のような印象だった。計測後、砂浜へ運び、埋葬。(2)2004年1月 30日 沖縄県平良市南静園 砂浜(宮古島北東岸)、種名:アオウミガメ、標識:な し、体サイズ:標準直甲長 42.5cm,最小直甲長 41.0cm,直甲幅 36.5cm、備考:ほと んど腐敗はしていないようだった。頭部に傷があったが、他の生物による咬傷やスク リューによるものではなく、打ち上げられる時に岩にあたってできた傷のような印象 だった。計測後、打ち上げ場所の砂浜に埋葬。 *********************************** 同じく平良市栽培漁業センター梶原健次さんより(1/28) 宮古諸島の池間島でグラスボート(池間島海底観光)の船長の話ですが、その船がフ ィールドとしている宮古島北端と大神島の間の海域ではほとんど毎日のようにウミガ メが昼寝をしている塊状サンゴがあるそうです。あまりに頻繁にウミガメがそのサン ゴの上で寝ているので、サンゴの上はすり減って真っ平らになっているとか。その場 所には行けなかったのですが、その近くであるらしいポイントでは水深約10m海底にじ っとしていたウミガメ(種別不明、甲長50cmぐらい?)を撮影しました。写真は素潜 りで接近してきた私に気付き、泳ぎだしたところです。撮影:2004/01/15 10:20、狩 俣-大神島間の離礁イーバシ・フナガビジ、24°55' 22.4" N,125°17' 04.4" E、水 深約10m/シュノーケリング。(事務局より:写真よりこのカメはタイマイと判断でき ました。) *********************************** 三重県名張市 森尾邦正さんより(1/31) ウミガメの情報をWebで検索していたら、御ホームページがヒットし、ウミガメ情報を 集めていらっしゃるとのことですので早速お送りさせていただきます。私は、三重県 熊野市をホームグラウンドとして潜っており、たま〜にウミガメを見かけます。た だ、ダイバー慣れしていないのでいい状態で撮影することが難しいのですが…少し古 い情報で申し訳ないのですが、画像ファイルをお送りさせていただきます。撮影デー タを以下に記します。撮影地:三重県熊野市 シャクシ西、撮影日時:1999年5月2 日、撮影水深:20m、水温:19℃、使用レンズ:20o。それとこの画像のウミガメの種 類は何なのでしょうか? (事務局より:写真はアオウミガメでした。) *********************************** 朝日新聞:鹿児島県版(2/2)より 「安心して産卵できる砂浜を返してほしい」。大和村(奄美大島)沖での海砂採取の 差し止めを求めた訴訟で、原告の住民側は、ともに訴えを起こした「ウミガメ」の願 いを代弁した。県内は屋久島を中心に、産卵のため上陸するウミガメの数が全国の7 割近くを占めるが、環境の変化には敏感で、専門家も海岸保全に注意を促す。2日に 鹿児島地裁であった第1回口頭弁論。原告の住民53人に加え、「大和村大字戸円地 先」に住むアカウミガメ、アオウミガメが名を連ねた。原告代理人の籠橋隆明弁護士 は、「『自然の権利』を求める訴訟で、真の当事者はウミガメ」という。訴えでは、 同村戸円海岸はかつて深さ2メートル以上の砂浜が広がり、年30頭のウミガメが産 卵のため上陸していた。しかし、海砂採取で海岸の砂が侵食され、産卵できなくなっ た、と主張している。NPO法人日本ウミガメ協議会(大阪府枚方市)によると、ウ ミガメの産卵条件として、砂の深さが最低50〜60センチ以上必要という。原告の 勝島清市さん(57)は「95年ごろから穴を掘った跡だけで産卵はなくなった」。 県内全体ではウミガメの上陸数は計5323頭(昨年4〜8月、県調べ)で4年連続 の増。このうち上屋久町は3366頭で、全国の上陸数の半数近くを占める。一方、 奄美大島で砂浜のある6自治体に限れば194頭で前年より100頭余り少ない。日 本ウミガメ協議会の松沢慶将・主任研究員は「温暖化など環境の変化で、屋久島に上 陸できなくなることもある。ウミガメが上陸地点を選べるよう、どの海岸でも砂浜の 維持が必要だ」と指摘する。 *********************************** 静岡新聞WEBニュース(2/6)より 国道1号浜名バイパス南側の遠州灘海岸で、砂浜の浸食が進んでいるため、国土交通 省浜松河川国道事務所と県は今月中旬から、海岸へ砂を入れて浸食の実態を調べる実 験を始める。国交省管轄の菊川河口から治水用に掘削した砂約一万立方メートルを新 居町の通称・新居海岸に運び、砂の移動など経過を観察する。新居海岸は二年前の夏 の台風で海岸浸食が進んで砂浜に隣接して走るバイパス近くまで波が寄せるようにな り、鋼板や土のうを置いて防いでいる。今回は、その部分の東側の約二百五十メート ル間に幅約二十メートルにわたって砂を入れる計画で、専門家に助言を受け、砂の移 動が確認しやすいように水際の浅い部分に広げるように置く。作業の分担は砂の搬入 が国交省で、砂の追跡調査は砂浜の管理責任者の県。区間以外へのダンプの進入を減 らすため、バイパスを車線規制してガードレールを外し、道路から直接搬入する。既 に地元の町や漁協、アカウミガメの保護団体・サンクチュアリジャパンなどとは協議 済みで、砂は一カ月程度で流れて調査は完了する見込みだ。遠州灘海岸では昨年、中 田島砂丘の埋設ごみが海岸浸食で露出して流れ出したように、海岸浸食による砂浜の 後退が続いて問題になっている。天竜川水系のダムが流下土砂をせき止め、海岸部分 への砂の供給が減っているのが原因の一つとも考えられているが、実態は不明な部分 も多い。 *********************************** 福岡県糸島郡志摩町 井上準一さんより(2/6) 下記の通りオサガメのストランディングがありましたので報告します。発見年月日: 2004年2月5日、場所:福岡県糸島郡志摩町野北、サイズ:(メジャーによる)直甲長 145.0cm、直甲幅77.0cm、状況:甲羅のみの漂着で、甲羅の内側に脂肪のようなものが ついていた。 *********************************** 西表野生生物保護センター 外山 茂さんより(2/7) 弱ったタイマイを確保しましたので報告します。種名:タイマイ、直甲長:54.8mm、 直甲幅:46.9mm、体重:計測せず、その他:特に目立つ外傷はない。経緯:2004年 2月6日の16:45頃、西表島北東部にある船良海岸で、漂着ゴミに混じってじっとして いるところを観光客(?)が発見。死んでいると思い拾ったところ生きていたので、セン ターに持ち込んだ。処置:回収当初、箱に新聞紙を詰めて、四隅に濡らしたテッシュ を入れ、こたつの中で暖めた。翌7日昼頃には小さい水槽(虫かご)に海水を入れ、 お湯を入れた500ccのペットボトルと共にそこに入れた。今日になって泳ぎ始めたの で、キビナゴを与えたら2切れほど食べた。 *********************************** 下関海響館 中村清美さんより(2/7) 2003年12月20日、山口県下関市横野町4丁目地先にて、アカウミガメのデス ストランディングがありました。性別はメスでした。発見者は、西田さまという地元 の方です。体長112センチ 甲長79センチ 頭長19センチ でした。背面頚部に外傷あ り。現地にて解体を行い、その後は、鳥葬にあいました。(すごかったですよ、カラ スに鳶・・・ ほり投げたらくわえましたもの!) *********************************** 事務局より:第24回国際ウミガメ会議で、コスタリカ首都サンホセに来ています。 日本のウミガメ会議と同じように、老若男女、和気あいあいと楽しい会議なのです が、日本と違うのは政治色が反映されていることです。例えば、ここのところ減少が 激しく絶滅の危機が強く叫ばれているオサガメについては、その減少の原因がマグロ の延縄漁業による混獲だということで、それを規制しようとする動きがあったり、巨 大な国際企業が資金を出して設立した新たなNGOが会議の指導権を握ろうと派手な動き を見せたりします。私自身は、どうもそんな雰囲気に馴染めず、会うと日本のアカウ ミガメの産卵データを要求してくる数理モデルの研究者を避けながらうろついていま す。明日は世界のウミガメ研究の発祥の地であるトルチュグエロに行ってこようかと 思っています。(文責、亀崎直樹) ●ウミガメ速報04-05(4/16) *********************************** 水野康次郎(協議会事務局)より(2/22) 福井県の若狭湾からストランディングの情報が入り、調査してきました。発見日時: 2004年2月20日16時半頃、種:アカウミガメ、発見場所:福井県小浜市田烏区大浜(国 立若狭湾少年自然の家前)、発見者:若狭湾少年自然の家職員、発見時水温12度、サ イズ:直標準甲長:24.0cm、直最小甲長:23.2cm、直甲幅:19.9cm、標識32465(八重 山栽培漁業センター放流個体)、状況:波打ち際で弱っているところを発見され、若 狭湾少年自然の家の事務所内で保護していただいたが、翌日21日早朝に死亡。また、 過去の混獲情報を福井県海浜自然センタ−より頂いたので報告します。混獲1、種: アカウミガメ(写真判別)、場所:福井県小浜市牟久の定置網、日時:2003年1月15 日、標識:26640(八重山栽培漁業センターの放流個体)サイズ:(メジャー入りの写 真から目測)甲長27.5cm、甲幅20cm、体重3.22kg、状況:牟久周辺で混獲され、生存< していた。写真を撮った後、放流。混獲2、アオウミガメ(写真判別)写真はあるが< 詳細は不明。 *********************************** 毎日新聞(2/23)より 三重内で環境問題に取り組む団体が、日頃の活動について発表する「エコリンピッ クみえ2004」が22日、津市桜橋の県津庁舎で行われた。普段は別々に活動して いる団体同士で交流を深めてもらおうと三重環境県民会議が主催。県内各地から23 団体が参加した。発表内容の審査も行われ、20団体が新年度、運営費の支援を受け る資格を獲得した。参加したのは、海、川、山や特定の動物などの保護を目的に活動 する団体で、それぞれ拠点や活動内容もさまざま。メンバーも学生、主婦、定年を迎 えた人たち、と多種多様で、この日は75人が参加した。参加団体は5分間で、活動 内容を紹介。その後、三重環境県民会議の支援委員会の委員10人が質問し、審査を 行った。津市の白塚海岸の保護に取り組む主婦らでつくる「白塚の浜を愛する会」 は、普段、子供たちを対象に行っている、ウミガメの人形を使ったクイズを披露。 「自分達の代だけでなく、自然の大切さを伝えたくて活動している」と話した。同会 をはじめ、審査の結果、支援対象に選ばれた団体は、今後、企画書を作り提出し、認 められれば20万円の補助を受けられる。【山田夢留】 *********************************** スポーツ報知(2/29)より タレントの下村真理(19)が28日、初の写真集「Marilyn 2004」 (アスコム刊、税別2800円)の発売記念サイン&握手会を東京・東武百貨店池袋 店で行った。フジテレビの初代「フジムスメ」に選ばれるなど人気上昇中の下村は、 底冷えする会場に水着姿で登場。「ファンの皆さんに会えば、寒さも吹っ飛ぶと思い ます」と笑顔を振りまきながら、B96・W59・H84センチのボディーを披露し た。写真集は昨年末にハワイで撮影。「撮影中は幸運が舞い降りてくるといわれるウ ミガメが見られてよかった。大胆だったり、幻想的だったり全部がお気に入りです」 とPRしていた。 *********************************** 協議会 亀崎直樹より(3/10) 熊本県天草町の白鶴海岸を考える会合に参加してきました。今回の収穫は地元の 方々とお話が出来たことでした。漁港の拡大が砂の侵食を招き、住民は潮害の危機に さらされるようになりました。県は次にエココースト事業と称し、侵食された北側に は階段護岸をつくり養浜してレクレーションゾーンに、南側は自然保護区にするとい う計画でした。しかし、今回の会合で明らかになったことは、町は自然の残された南 側をレクレーションに供する区域として利用するつもりでいることです。県と町の意 向が全く違うのです。しかも、北側の養浜がうまくいくかどうか不安が残る状況です。 住民の方々から聞き取った話です。1、昭和35年頃には1晩に3回上陸したことがあ る。2、昔は鳴き砂だった。3、昔はハマグリがたくさんいて、鎌で砂を探ってカチ っという音を手がかりにたくさんとった。4、夜の会合に参加した12人で、昔カメ の卵を食べたことのある人6人、とったことある人3人、食べなかった人6人。5、 昔はカメの卵をとるのが上手なヒトがいた。ヨシドン(故人、田中由三氏)もその一 人。6、今の浜を見て「ハガイカ。ミユモンナカ。(くやしい。みっともない)」大 正11年生まれ、玉川ミサホさんの言葉。7、昔の遊び、その1 ヒモにメザシをさ して、両側を棒にくくる。それを砂の中に刺す。するとハツボガニ(キンセンガニと 思われる)がたくさん獲れた。その2 海に足をつけ、かがんで、砂の表面を手で削 るようにすくうと小さな貝がたくさんいた。その3 砂を手に握り、太陽にかざす様 に砂を徐々に落としていく。砂はキラキラ光り、何回やっても飽きなかった。民宿 「小松荘」のおかみ曰く、何時間見てても飽きない自然があった。 *********************************** 延岡市漁協浦城支所 岩切幸二さんより(3/25) 標識のついたアカウミガメが見つかりました。発見日:2004年3月24日、発見場所: 宮崎県延岡市浦城地先 大型定置網、処置:生きたまま放流、事務局より:本個体は 黒潮生物研究所の田中幸記さんが放流した個体でした。放流個体の発見場所:高知県 土佐清水市 貝の川定置網、放流日:2004年3月17日、放流場所:同上、種:アカウミ ガメ、直標準甲長:64.8cm、直甲幅:52.2cm、タグ30743・30744(黄色のプラスチック) *********************************** 日向市細島定置 是沢喜幸さんより(3/29) 標識のついたアカウミガメが見つかりました。発見日:2004年3月28日、発見場所 :宮崎県日向市細島、タグ30743・30744(黄色のプラスチック)、処置:生きたまま 放流。事務局より:本個体は上記と同一個体で、延岡市浦城で放されたあと、4日後 日南市細島でまた再捕獲されました。 *********************************** 事務局より:移動のシーズンです。事務局には新たに岩本太志と林旦雄の両君が加わ りました。岩本君は東大農学生命科学研究科の大学院生として本格的にウミガメの研 究を開始します。林君は三重大学を一年休学してボランティアとして私たちの仕事を 手伝ってくれる予定です。矢野さんは近所の歯医者さんで、水戸さんは近所のコピー 機メーカーでバイトをみつけて、空いている時間はあれこれと働いてくれています。 黒島の研究所には、琉球大学でサワガニの分類の研究で学位をとった成瀬貫が着任し ました。人は増えても、なんとか軽いフットワークを保ちたいと思っています。彼等 への御指導も、よろしくお願いします。(亀崎) ●ウミガメ速報04−06(4/26)初上陸・初産卵が確認されました。 *********************************** 徳島新聞(4/15)より 徳島県は、県内の海岸でアカウミガメの上陸・産卵調査に協力してくれるボランテ ィアを募っている。一九九九年度から「身近な自然一斉調査」として毎年行ってお り、同じ砂浜を週一回程度、継続して見て回ることができる人を求めている。期間は 五月一日から八月三十一日までで、調査区域は県東部沿岸域の鳴門市から宍喰町まで の砂浜。<1>上陸跡数と足跡数<2>産卵跡数<3>漂着死体数<4>砂浜の環境状態 −などを調べてもらう。期間途中からの参加も可能で、調査したい海岸を応募時に申 し出る。前年度、県内でアカウミガメの上陸や産卵が確認された砂浜は蒲生田海岸 (阿南市)や大浜海岸(日和佐町)、大里松原海岸(海南町)、坂の浜、木岐白浜 (ともに由岐町)など。申し込み、問い合わせは県環境企画課自然共生室 電088 (621)2262 *********************************** 城崎マリンワールド 竹田正義さんより(4/16) アオウミガメのストランディングがありましたので報告します。日時:2004年4月 15日14:00、 場所:京都府京丹後市網野浅茂川漁港より西へ600Mの磯場、発見者:安 達光則氏、種:アオウミガメ、 測定値:標準直甲長測定不能、直甲幅35.7cm、備考: 4月16日早朝に現場を確認し回収した。四肢、頭部は脱落していた。各部撮影及び測定 を行った。 *********************************** 橋本和貴子さんより(4/16) 白骨化したオサガメの甲羅を発見しました。発見日時:4月14日11時18分、 発見場所:宮城県亘理郡山元町牛橋の海岸、種:オサガメ(雌雄不明)、状態:かな り時間が経過した白骨の甲羅のみ(計測不能)処置:その場に埋設 *********************************** 徳島新聞(4/21)より アカウミガメの上陸シーズンを前に、日和佐町は二十日、町役場で本年度のウミガ メ保護対策協議会を開き、シーズン中の交通規制や産卵観察時間などを申し合わせ た。町職員や町内会、商工会関係者など協議会員十四人が出席。大浜海岸への立ち入 り規制を例年通り五月二十日から八月二十日までとし<1>海岸沿いの町道への車の進 入は午後八時から午前四時まで禁止<2>海岸への立ち入りは午後七時半から午前四時 まで禁止<3>産卵観察は監視員の指示に従い午後八時から午前四時まで−などの規制 内容を確認した。 *********************************** 屋久島うみがめ館 大牟田一美さん、道廣友紀さんより(4/22) 昨夜(4/21)22:50頃、永田前浜にアカウミガメが上陸しました。今年初の 上陸です。産卵はせず22:35に帰海しました。黄色のプラスチックジャンボタグ が付いており番号は3405と思われます(付着物が沢山付いており読み取りにくか った)。この番号は屋久島うみがめ館で装着したものではありません。(事務局より : この番号は1991年奄美大島龍郷町の励長吉郎さんに送ったものです。励さん はその後脳梗塞で倒れられ、その後、不自由な暮らしを余儀なくされています。放流 データが見つかるかどうかわかりませんが、現在問い合わせ中です。) *********************************** 中日新聞(4/22)より 名古屋市港区港町の名古屋港水族館で二十一日、ウミガメの回遊経路などを調べる ため、海へ放流するアカウミガメ十三頭(一歳十頭、三歳三頭)とアオウミガメ二頭 (二歳)の計十五頭の甲羅に、小型送信機を取り付ける作業を終えた。二十二日に名 古屋港を出港、二十三日早朝に房総半島沖の黒潮流域で放す。同水族館とNOAA (米国海洋大気局)がウミガメの保護対策に役立てようと、子ガメを対象に行ってい る共同研究で、放流は三回目。従来は同水族館で生まれ育ったアカウミガメだけだっ たが、今回は沖縄・久米島ウミガメ館から寄贈されたアオウミガメ二頭と、カナダの 水族館に三年間貸し出していたアカウミガメ二頭(三歳)も放流する。カナダ育ちの 二頭には、位置のほかに潜水深度も分かる送信機を取り付けた。作業はNOAAウミ ガメ専門官のジョージ・バラーズ博士らが来日して行われた。日本でふ化したアカウ ミガメは、黒潮に乗って米国西海岸へ行った後、南下して赤道北側を回遊し、成熟し て戻ってくると推定されている。昨年の四、十一月に放流したウミガメでは、ハワイ 西のミッドウェー島近くまで達している個体も。今回、日本でふ化した後、カナダで 育ったアカウミガメがどんな行動を取るか注目される。アカウミガメは年を重ねる と、海中深くで生活する時間が長くなるといい、潜水深度をみることで遊泳行動もよ り詳しく調べることができるという。アオウミガメは小笠原諸島や屋久島が産卵場。 若い個体は日本近海で生活しているとみられるものの、その行動はよく分かっておら ず、謎の解明が期待されている。 *********************************** 西日本新聞(4/24) アカウミガメの産卵地として知られる津屋崎町に二十三日、ウミガメ博物館と町内 に生息する動植物や漂着物の資料館を兼ねた「海からのメッセージ館」が開館した。 町が津屋崎千軒民俗館「藍の家」(同町津屋崎)前の民家を借り上げ、地元の自然保 護団体「恋の浦ウミガメの会」(置鮎純子会長)が管理・運営する。ボランティア団 体によるウミガメ専門の博物館は県内で初めて。木造二階建て(延べ床面積約百五平 方メートル)の一階に、同町の勝浦海岸に漂着したアカウミガメなど計五体のはく製 標本や、アオウミガメなど計二体の骨格標本、ウミガメの生態の解説や産卵・ふ化の 観察記録などを展示。二階には、海岸で回収されたヤシの実や外国の生活用品などの 漂着物、町内の干潟に飛来する絶滅危ぐ種クロツラヘラサギの写真、約三百種類の貝 類の標本などが並ぶ。町では十一月に「日本ウミガメ会議」が開かれる予定で、置鮎 会長(61)は「たくさんの人に見学してもらい、機運を盛り上げたい」と話してい る。入場無料。開館時間は午前十時―午後四時。休館日は盆と正月のみ。 *********************************** 大宜味ウミガメを愛(かな)さする会 米須邦雄さんより (4/25) 4月24日午後に国頭村(奥、伊江)で2つの上陸痕を確認しましたうち奥の浜では 産卵も確認。卵径(3.78〜3.90)からアカウミガメと思われます。風により消 えかけている足跡や、卵色の変化の状況から4月20日頃に産卵されたと思われま す。18日にもその場所を見回っていますがそのときは上陸痕はありませんでした。 もう1箇所の伊江では上陸痕のみの確認で、卵は確認してません。カメシーズン突 入。いよいよ、覚悟が必要になりました。昨年より10日ほど早めの上陸です。 *********************************** 事務局より:今年初の上陸・産卵の報告が沖縄本島と屋久島からありました。去年は 3月21日に西表島(情報元:島達也)、4月2日に石垣(同、阿部寧氏)、4月2 6日に屋久島(同、屋久島うみがめ館)という順で産卵が開始されました。今年はま だ八重山からの報告はないようです。米須さんの言葉にもあるよう、「いよいよ」と いう感じです。 23日に、脳梗塞で倒れられた表浜ネットワークの加藤弘さんの荷物の整理のお手 伝いに、静岡県新居の御自宅にいってきました。自宅やその横のガレージにおびただ しい量の標本と資料が保管されていました。その量の多さに、表浜の自然保護に対す る加藤さんの執念を感じました。加藤さんといえば、我々の仲間の中でも辛口の発言 を勇気をもってされてきた方です。根拠の無い放流会や売名行為としか考えられない 活動や新聞報道には厳しい発言をされており、気弱な我々の代弁者的な役割も果たし ていただいてました。今年はその毒舌とストランディング報告が聞けないかと思う と、寂しくなります。早く回復されることを祈ります。(文責:亀崎直樹) ●ウミガメ速報04−07(4/30) 黒島・南部でも初産卵が確認されました。 *********************************** 和歌山県南部町 後藤清さんより(4/19) アカウミガメのストランディングがありましたので報告します。発見年月日:2004 年4月18日、場所:和歌山県田辺市天神崎、種:アカウミガメ、発見者:松本弘平氏、 サイズ:(メジャーによる)直甲長 77.8cm、最小直甲長75.8cm、直甲幅61.6cm、状況 :天神崎の岩場に漂着していた。頭骨は白骨化。尾が長いため雄の可能性有。岩場で の漂着のため処置が難しくその場に放置。写真有 *********************************** 毎日新聞三重版(4/19) 伊勢市教育委員会はこのほど、総合文化誌「伊勢ぶんか」を発刊した。02年4月 の創刊号から毎年この時期に出しており、鳥羽市の海の博物館長、石原義剛さんを編 集長に、県内の各分野で活躍する14人が委員になり、多方面から伊勢の文化を取り 上げている。幅広い分野で活躍している人物を取り上げている同誌。今年はアテネオ リンピックの年でもあり、伊勢市出身で、活躍が期待される女子マラソンに出場の野 口みずき選手(25)が、最初に登場する。マラソンランナーになった理由や、何を 考えて走っているかなど、宇治山田商の後輩がインタビューしている。そのほか「新 しい力・かくれた力〜伊勢の女性たち」のコーナーでは、アカウミガメの産卵保護を 手伝う浜口扶美子さん(52)=同市大淀町=や、同市辻久留町の助産婦・助産院院 長、宮本孝子さん(39)ら8人が登場。多くの女性が生き生きと活躍する姿を紹介 するなど、読みごたえのある一冊になっている。A4判96ページ、4000部印 刷。1冊500円(税込み)で、市内の書店で販売している。 *********************************** 徳島新聞(4/20)より アカウミガメの上陸シーズンを前に、徳島県日和佐町は20日、町役場で本年度のウ ミガメ保護対策協議会を開き、シーズン中の交通規制や産卵の観察時間などを申し合 わせた。町職員や町内会、商工会関係者など協議会員14人が出席。大浜海岸への立ち 入り規制を例年通り5月20日から8月20日までとし▽海岸沿いの町道への車の進入は 午後8時から午前4時まで禁止−などの規制内容を確認した。 *********************************** かごしま水族館 佐々木章さんより(4/21) 標識の付いたアカウミガメの捕獲されました。再捕獲日:2004年4月20日、再捕獲場 所:鹿児島県薩摩郡下甑村青瀬・下甑村青瀬地先の定置網 、再捕者:青瀬漁業生産組 合の佐野氏、処置:生きたまま放流。備考:甲羅には海藻がついていた。事務局より 本個体の履歴です。捕獲場所:高知県土佐清水市以布利定置網、放流日:2004年3月 10日、放流場所:高知県土佐清水市桜浜、放流者:田中幸記、種:アカウミガメ、性 :、標準直甲長:71.7cm、最小直甲長:70.0cm、直甲幅:56.0cm、体重:52.14kg、タ グ:30741・30742 *********************************** 時事通信(4/25)より ふ化したばかりのウミガメの赤ちゃんが真っすぐ海に向かう「向海行動」は、月な どの光よりも海面から発せられる紫外線に誘導されている可能性が高いことを、鹿児 島大学の川村軍蔵教授(行動生理学)らの研究グループが、25日までに突き止め た。ふ化直後のウミガメは、懐中電灯の光などにも敏感に反応するため、向海行動は 海面に反射した月光などを頼りにしているとの説が有力だった。しかし、新月の夜の ように真っ暗な中でも海にきちんと向かうため、他の可能性も考えられていた。川村 教授らの実験は、巣穴から出て1〜4日目で、まだ海を知らないアカウミガメを使 用。紫外線を当てると心電図に変化が生じることが確認されたほか、T字型の迷路 で、同じ程度の強さの可視光と紫外線で誘導すると、紫外線に誘導されるウミガメは 可視光に反応する数の4倍となった。紫外線は海の方が陸よりも強く、新月の夜でも 一定程度の紫外線が発せられていることから、ウミガメは主に紫外線に導かれて海に 向かうとみられるという。 *********************************** 琉球新報(4/25)より 日本自然保護協会(NACS-J)の「沖縄ジャングサウォッチ(海草藻場調査)」は2日 目の25日、普天間飛行場代替施設建設地の名護市辺野古海域で海草藻場を調査した。 施設局が当初のボーリング調査予定地を変更し、藻場を避けて再設定した地点も、良 好な藻場であることが分かった。ジュゴンかウミガメが海草を食べたと見られる跡 (食はみ跡)も3か所発見した。定点観測では海岸から1000メートル、幅200メートル の海域にある17地点を調査。定期的に調査している10か所に加えて、ボーリング調査 地に再設定された7地点を調べた。この7地点のうち5地点で、被度20-50%の良好な藻 場が見つかった。キャンプ・シュワブ前の海域では海草藻場が広がり、クマノミも確 認できた。同協会の吉田正人理事は、「那覇防衛施設局がジュゴンへの配慮事項を挙 げているが、ジュゴンが現れた時だけのものだ。藻場は広く分布しており、避けよう にも避けられない」と厳しく批判した。 *********************************** 沖縄県国頭村役場 嘉陽宗幸さんより(4/26) 沖縄本島の最北端、国頭村奥地区の砂浜で、初産卵がありました。足跡から、4月 20日前後と思われます。また、同じ浜で4月24日の晩に2回目の産卵がありました。同 じ国頭村の謝敷地区の砂浜でも上陸が確認されました。沖縄本島もいよいよウミガメ シーズン到来です。 *********************************** 奄美海洋展示館 喜納祐司さんより(4/28) 死体の漂着がありましたので報告します。日時:2004年4月28日、 場所:鹿児島県 大島郡名瀬市知名瀬、種:アオウミガメ、性:不明、標準直甲長:471mm、最小直甲 長:463mm、直甲幅:380mm、頭長:173mm、頭幅:81mm、腹甲長:375mm、腹 甲後端−総排泄孔:50mm、腹甲後端−尾端:70mm、腐敗状況:新鮮、背甲:有、四 肢:前後左右有、頭部:有、外傷:頭部、左目上に裂傷、付着生物:無、肥痩度:標準、 処理:奄美海洋展示館にて冷凍保存、その他:外傷の状況から死亡原因はここ数日の大 しけにより固形物に衝突したものではないかと思われる。 *********************************** 八重山黒島研究所 加藤千枝より(4/28) 本日、黒島西の浜で今年初めての上陸足跡(2往復)を発見しました。去年は5月 19日でした。ピットは2箇所ありましたが、卵はまだ確認できてません。 *********************************** 徳島県 河野良作さんより(4/29) 死体の漂着がありましたので報告します。日時:2004年4月29日PM2:00、 場所:徳 島県海部郡牟岐町灘字下浜辺古牟岐海岸、種:アカウミガメ、サイズ:目測で甲長約 50cm、備考:頭部白骨化、標識無、処理:埋設。 *********************************** 和歌山県南部町の後藤清さんより(4/30) 4月28日、南部町千里浜で本年初上陸産卵がありました。これは調査開始以来最も早 い記録です。産卵巣穴が、やや低い位置にあるので、大事をとって移植しました。産 卵数は166。上陸跡巾も長いので、かなり大型の可能性があります。19日以来、砂中温 度も20度を超えて例年より高いようです。 *********************************** 事務局より:先週より事務局にミャンマーのヤンゴン大学講師のオン・マー・オン博 士が通っています。女史はミャンマーでワニの繁殖生態を研究しておられますが、ユ ネスコの助成で留学することになったのだそうです。日本にワニはいないので、ミャ ンマーにも日本にもいて、同じ爬虫類でもあるウミガメということになったらしいで す。ミャンマーのウミガメ情報は限られています。我々としましては、少しでもミャ ンマーのウミガメ保護に協力できればいいと思っています。まだ、生活に慣れるのに 大変なようですが、5月一杯は滞在される予定です。事務所にもお立ち寄り下さい。 (文責:亀崎直樹) ●ウミガメ速報04−08(5/12) *********************************** 川崎公夫さんより(3/17) 友人からストランディング情報がきたのでお知らせします。茨城でまた小さいサイ ズのアカのようですね。発見者 秋田宏幸さん(ひたちなか市在住のバードウォッチ ャー)、3月6日、茨城県旭村上釜の海岸、白骨化していて標識などはない。おおまか な曲での計測ですが、甲長60センチ、甲幅48センチ。(事務局より)写真からアカウ ミガメと確認しました。 *********************************** 下田 日大臨海実験所の高井則之さんから(4/1) 3月31日に静岡県下田市池の段の田浦湾海岸にアオウミガメの死体が漂着しまし た。最小曲甲長は476mm、標準曲甲長は480mmです。腐敗がかなり進行しており、背甲 の鱗板の一部ははげ落ちていました。 *********************************** 八重山黒島研究所 若月元樹・成瀬貫より(4/30) 4月27日夜から翌朝にかけて上陸したと見られる足跡(既報)の産卵の有無を調 べました。足跡は2往復分あり、そのうちの一つがピットが2つあり、掘って探しま したが、卵は確認できませんでした。もう一方の上陸のみの足跡の幅がほぼ同じ(約 100cm)なので同一個体の可能性もあります。翌日、翌々日は上陸しておりません。 *********************************** 匿名の方より(5/1) 上陸産卵及びストランディングを確認したので報告します。産卵場所:鹿児島県大 島郡知名町沖泊海浜公園、日時:2004年4月16日、状況上陸産卵巣を2つ発見した。共 にアカウミガメ。前夜に雨があり、一巣については4/15から4/16にかけての上陸産卵 と思われます。もう一巣についても産卵巣と見受けましたが、巣穴に人の手が加わっ ており、内部状況については、調査権限を持ちません為、確認しておりません。この 産卵巣については、その状況から、4/15以前のものと思われます。ストランディング 個体場所:鹿児島県与論町シーマンズビーチの赤崎海岸境日時:2004年4月21日、種: アオウミガメ(幼体)、サイズ:甲長概40cm甲巾概30cm、備考:前後肢、頭尾部無。 背甲と腹甲のみ。内蔵ほぼ腐敗。 *********************************** 和歌山県白浜町 田名瀬英朋さんより(5/2) 2003年12月からの死体の漂着情報です。2003年12月:(1)アオウミガメ漂 着(死亡個体)2003年12月24日(腐敗が進行しており現場で埋没処理)、白浜町職員 (正木雅就氏)と種類を確認、測定しました。最小直甲長714mm、直甲幅587o、漂着 浜は白浜町江津良浜、標識なし、外傷なし。(2)アオウミガメ漂着(死亡個体) 2003年12月24日(腐敗が進行しており現場で埋没処理)、臨海実験所教官(久保田 信氏)と種類を確認、測定しました。最小直甲長433mm、直甲幅354o、漂着浜は臨海 実験所北浜、標識なし、外傷なし。2004年1月 (3)アオウミガメ1頭(死亡漂 着)2004年1月7日漂着(腐敗が進行しており現場で埋没処置)、白浜町職員(正木 雅就氏)と種類を確認、測定しました。最小直甲長732mm、直甲幅594mm、漂着浜は白 浜町田尻浜、標識なし。 (4)タイマイ1頭(死亡漂着)2004年1月29日漂着(実 験所で凍結保存中)田名瀬が種類を確認、測定しました。最小直甲長387mm、直甲幅 331mm、漂着は日高郡南部町堺、標識なし。2004年2月アオウミガメ1頭(死亡漂着) 2004年2月9日漂着(腐敗が進行しており現場で埋没処置)田名瀬英朋が種類を確認、 測定しました。最小直甲長690mm、直甲幅547mm、漂着浜は田辺市新庄町東急ヴィラ前 の浜、標識なし。 (5)アオウミガメ1頭(死亡漂着)2004年2月23日漂着(腐敗が 進行しており現場で埋没処置)臨海実験所教官(久保田 信氏)と種類を確認、測定 しました。最小直甲長449mm、直甲幅 測定不可、漂着浜は白浜町、臨海実験所北浜、 標識なし。(事務局より)以上の死体漂着情報の一部は、既に過去いただいておりま したが、当方のミスで速報に掲載しておりませんでした。申し訳ありませんでした。 *********************************** 国土交通省近畿地方整備局 波多野真樹さんより(5/6) (社)全国海岸協会で第19回海岸愛護写真コンクールが行われます。賞金と副賞 が出ます。近く下記URLにも募集要用が掲載されると思います。問合せ先 社団法 人全国海岸協会 電話03−3582−4955、URL http://www.kaigan.or.jp *********************************** 石垣島 阿部寧さんより(5/7) 各地で初上陸・初産卵の報を聞きながらヤキモキしていましたが、ようやく石垣で も初産卵が確認されました。5/6に米原でアカ型の産卵を確認です。キャンプ場のおじ ぃによると、5/3の晩の上陸だそうです。昨年の初上陸(産卵)が4/1(推定)ですか ら、約1月遅れです。石垣周辺では水温が例年より若干低めのようで、気温もいつも より涼しいです。 *********************************** 事務局より:今年から徳島県のウミガメ調査の取りまとめを日本ウミガメ協議会が県 から委託されて実施することになりました。この調査は既に6年目に入り、亀崎も最 初から参加させていただいています。県がボランティアの方を募集して、その方々に 浜を歩いてデータをとってもらっています。それまで、日和佐、蒲生田、海南など一 部の浜しか産卵情報はありませんでしたが、この調査が始まって以来、主要な海岸の 産卵回数はほぼ把握できるようになってきました。ボランティアの皆さんがせっかく 集められた貴重な情報を、出来るだけ利用しやすく、そして、将来のためになりやす い形で保存する作業のお手伝いができればと考えています。(亀崎直樹) ●ウミガメ速報04−09(5/21) *********************************** 紀伊民報(5/7)より 全国有数のアカウミガメの産卵地、南部町千里の浜で、4月28日に今シーズン初の 上陸・産卵が確認されていたことが分かった。浜で観察を続けている町内の後藤清さ ん(75)が見つけた。例年より約2週間も早く、記録のある1981年以降でも一番 早い。後藤さんは「確認の早い年は上陸産卵が多いのが全国的な傾向になっている」 と話し、「増加のきざしであればいいのだが」と注意深く様子を見守っている。 後藤 さんのウミガメ観察は5月から本格化するが、それまでも清掃などで2、3日おきに 浜を訪れており、4月29日に上陸跡を発見した。産卵しているのも確認した。これま での観察記録によると、千里の浜での上陸産卵シーズンは5〜8月で、ピークは7 月。03年の場合、上陸155回、産卵75回のうち▽5月(上陸7回、産卵4回)▽6 月(46回、24回)▽7月(83回、39回)▽8月(19回、8回)だった。シーズンの初 確認は年によって異なるが、5月中旬が最多。過去23年間で4月に確認されたのは88 年の「4月30日」の1回だけだった。事務局より:前回速報の後藤さんの速報と重複 していますが一応加えます。 *********************************** 読谷村内米陸軍基地トリーステイション 幸地さんより(5/9) 当基地のビーチ内で5月8日午前2時に今年初めてのアカウミガメの産卵がありま した。全長1m甲羅の横幅68cmタグは付いていませんでした。産卵は85個でした。 *********************************** 紀伊民報(5/9)より 三重県熊野市から新宮市までの吉野熊野国立公園内の海岸で6日から、アカウミガ メの産卵やふ化を保護するパトロールが始まった。新宮市では環境省職員と「新宮市 海ガメを保護する会」の速水政夫会長(78)ら計5人が官民合同で砂浜を見回り、車 両が違法に乗り入れていないかどうか目を光らせた。9月30日まで、毎月数回のペー スで続ける。同公園内の官民合同パトロールは1998年からで7年目。初日は、速 水会長や環境省自然保護事務所熊野支所の酒向貴子支所長、和歌山県と新宮市の環境 担当職員らが、王子ケ浜中央付近にあるウミガメふ化場周辺の海岸を調査した。わだ ちなど車両の乗り入れた痕跡はなかったが、ペットボトルや弁当の空き箱、数カ所の 野焼き跡などを確認した。速水会長は「この浜は世界遺産登録予定の熊野古道の一 部。ウミガメのためだけでなく、歴史的にも貴重で次世代のためにきれいなまま維持 しなければいけない」と話した。酒向支所長は「わだちがなく一安心。今後もウミガ メが安全に産卵できる海岸であるよう、監視していく」と述べた。国立公園内への車 両乗り入れ規制は、自然環境や動植物の生息・生育環境の悪化防止を目的に全国で実 施されている。違反すると50万円以下の罰金または6カ月以下の懲役が科せられる。 *********************************** 串本海中公園センターの宮脇逸朗さんより(5/9) 鹿児島県の定置網で、標識のついたウミガメが捕獲されたとの情報がありました。 発見日:4月23日午前6時30分 場所:鹿児島県川辺郡笠沙町赤木小浦沖の松島 定置網、標識:JPN3057串本海中公園、情報提供者:池上邦広氏 処置:生き たまま放流 とても大きなウミガメであったとのこと。この個体は、2002年7月 2日、鹿児島県揖宿郡頴娃町の長崎鼻にて、長崎鼻パーキングガーデンにより標識を 装着されたアカウミガメでした。 *********************************** 高知新聞(5/11)より 安芸市沖で海亀2匹が漁網に掛かって保護されていたが10日、元気になって無 事、沖に放流された。2匹はいずれも体長50センチほどで、雌雄は不明。7日、同 市八流沖でシラスパッチ網に一緒に掛かっているのが見つかったが弱っており、安芸 漁協のいけすで一時保護していた。放流は安芸海岸で行われ、近くの染井保育所の園 児約20人も見学。懸命に足をばたつかせる2匹を見て「でっかい!」と大喜び。亀 に酒を飲ませて帰すと大漁になるという風習から、漁協関係者が日本酒を振る舞っ た。2匹がゆっくりと波打ち際に向かい始めると、園児から「亀さん、頑張れ」の大 声援。ほどなく、打ち寄せた波に乗って見えなくなると、「竜宮城へ行くのかなあ」 とつぶやく園児もいた。 *********************************** 志布志湾のカメ親父 大和隆信さんより(5/12) 志布志湾今朝も上陸・産卵ありました。シーズンに入ったばかりなのにいきなり3 頭もやって来て卵産んだのです。長い間カメたちを見てきましたが、最盛期なら何回 かありましたがシーズンに入ったばかりで3頭なんて初めてのことです。この調子な ら今年はトータルでの回数は増えそうです。今朝の3頭は田原川以西での産卵でし た。この状態が夏まで続くのであれば、今年は益丸海岸、押切海岸が少なくなり、横 瀬海岸柏原海岸が多くなるのではと思われます。東串良町柏原:147個:内1個破損、 大崎町横瀬:138個:内1個破損 *********************************** 長崎県なんでも探検隊引地秀司さんから(5/12) 5月12日朝、南高来郡加津佐町野田浜に上陸がありました。アカウミガメと思わ れます。地元ウォッチャー栗田さんからの連絡です。同浜海水浴場から離れた場所に 設置された護岸の基部付近に産卵したような跡があるとのこと。卵があるとしても、 海水浴客が立ち入る場所から500mほど離れた場所であり、台風による高波がない限 り放置しても大丈夫らしいので、移植せず現状のまま見守る事にしました。 *********************************** 事務局より:先日、室戸大敷網で調査をしている笠井君からアカウミガメの雄が獲れ たとの連絡がありました。以前より、神戸大学の楠比呂志さんや南知多ビーチランド の大池さんらとアカウミガメの精子を採取することを考えていたので、さっそく笠井 君にバンで運んできてもらいました。途中、サービスエリアで一休みした彼は車に戻 ってびっくり。人だかりができて、車の中を覗き込んでいるのだそうです。カメは シートで外から見れないようにしてあります。が、車がユッサユッサ。人だかりは妖 しい車の動きでできたのだそうです。カメをやってるといろんなことがあるもので す。(文責:亀崎直樹) ●ウミガメ速報04−10(5/25) *********************************** 宮古島 宮川拓由さんより(5/13) 5月12日のことです。宮古島と来間島にかかる来間大橋で橋から釣り糸が たれていて、その先に何かが引っかかっているのが見え、近づいてみるとウミ ガメでした。釣り針が右腕の付け根に引っかかり、もがいているうちにさらに 釣り糸も絡まり、かなり衰弱している様子でした。かなりの重さがあるので、 橋に釣り上げることをあきらめたのでしょうか。発見後、ボートに引き上げ針 を抜きました。なかなか抜けず、最終的には船にあったペンチで抜きました。 針に餌は残っていて、魚を丸ごと使っていました。海に返すとウミガメは元気 に泳いでいきました。 *********************************** 毎日新聞(5/13)より 環境省の「レッドデータブック」で絶滅危惧(きぐ)2類に指定されている アカウミガメの今年初めての産卵が12日、浜松市中田島町の遠州灘海岸で確 認された。浜松市などから生態調査を委託されている同市の環境保護団体「サ ンクチュアリジャパン」(馬塚丈司代表)のメンバーがパトロール中に発見し た。昨年、一昨年は5月17日の初確認で例年よりやや早い初産卵だった。同 日午前5時ごろ、海岸から約40メートル離れた砂浜にかけてカメの足跡があ り、深さ約40センチの場所に79個の卵が産みつけられていた。卵は直径4 0ミリ弱で、1回に100個前後を産卵するという。同団体は新居町―大東町 間の約51キロの遠州灘海岸で調査をしている。昨年は343カ所の産卵場所 から3万7961個を保護し、ふ化した子ガメ2万2078頭を放流した。産 卵のピークは6月中旬〜7月末で、今回見つかった卵は同団体のふ化場に運び、 8月中旬ごろにふ化すると見られている。 ********************************** 毎日新聞(福岡)(5/13)より 津屋崎町津屋崎に「海からのメッセージ館」が開館した。ウミガメの標本や 町内に生息する動植物、漂着物などを展示している。町うみがめ課は「津屋崎 の自然の営みを多くの人に見てほしい」と来館を呼び掛けている。メッセージ 館は町が民家(木造2階建て延べ約105平方メートル)を借り上げて改装し た。管理・運営は町の委託を受けた地元の自然保護団体「恋の浦ウミガメの会」 (置鮎純子会長)が当たる。1階は「ウミガメ博物館」。昨年12月、町内の 勝浦海岸に死がいで漂着したアカウミガメ(雄、甲羅の長さ93・5センチ) などウミガメのはく製標本5体とアオウミガメの骨格標本1体を展示し、ウミ ガメの観察記録、ふ化して海に戻って行く様子の写真などもある。2階は「資 料館」。津屋崎干潟に飛来する渡り鳥で絶滅危惧(きぐ)種のクロツラヘラサ ギの写真、サクラガイなど300点を超す貝殻の標本などを展示し、浜辺に自 生するハマボウ、流れ着いたヤシの実、外国産のライターなども並べている。 入場無料。開館は午前10時〜午後4時。休館は盆と正月。問い合わせは町う みがめ課電話0940・52・2542。 *********************************** 下田海中水族館 浅川弘さんより(5/15) 5月14日に下田市で、今季初上陸&産卵を亜相浜で確認しましたのでご報 告致します。発見した方は桑田由子さんで、コーヒーショップ「サニーサイド」 の斉藤さんを通じて下田海中水族館に連絡があり、確認に向かいました。砂浜 にはまだ人も少なく、正午過ぎに向かったのにもかかわらず、きれいに足跡が 残されていました。卵は136個です。保護策を設けました。 *********************************** 新島赤海亀会 植松正広さんより(5/17) 5月15日、東京都新島和田浜海岸中央付近に、アカウミガメ(性別不明)の ストランディングがありました。通報者は梅田富観雄さん。サイズ:直標準甲 長650ミリ、直甲幅610ミリ。状況:死後相当経過している様子で、甲羅はほと んど剥離状態、内臓はほとんど無く、左前足のみ残存、タグ無し、即埋める。 *********************************** 中日新聞(三重)(5/17)より ウミガメ産卵の季節到来−。「志摩半島野生動物研究会」が志摩半島の砂浜 で、アカウミガメの卵を確認した。夏場の夜、海岸にはい上がり、穴を掘って 卵を産む習性があり、鳥羽水族館職員で研究会代表の若林郁夫さん(39)は 「今シーズン、県内で最初の確認では」と話している。見つけたのは十五日。 砂浜の三カ所に、アカウミガメがはった跡があり、うち一カ所で卵を産み落と していた。研究会によると、県内では、北は川越町から最南端の紀宝町までの 海岸で毎年、百頭前後の産卵が確認されている。鹿児島や宮崎、静岡などと並 んで「三重は全国で十指に入る産卵地」(若林さん)。しかし「観光地化など で、卵を産むのに適した砂浜が減ってきている」(同)のが実情だ。紀宝町の 井田海岸では団体職員萩野進也さん(50)も観察を始めたが、産卵はまだ未 確認。六月からは町の保護監視活動が始まる予定だ。熊野市の「熊野の自然を 考える会」代表で元木本小学校長の花尻薫さん(71)は「市内では産卵が五 年連続ゼロだった」といい「海岸浸食で、七里御浜の砂の量が減っているのも 影響しているのでは」とみている。 *********************************** 宮崎日日新聞(5/17)より 日南市の富土海水浴場で、県の天然記念物に指定されているアカウミガメの 産卵があり、十六日に卵百十三個が確認された。同市では今年初めての確認。 産卵は六月いっぱいまで続くという。卵はピンポン球ぐらいの大きさ。水際か ら約三十メートル離れた深さ五十センチほどの場所に埋まっていた。同日早朝、 近所の人がカメの足跡を見つけ市に連絡した。市アカウミガメ保護監視員の桑 田守さん(53)=同市平山=によると、産卵の確認は昨年より八日遅い。ふ化は 七月末ごろになる見込みで、稚ガメは海に帰す。桑田さんは同日午後、保護の ため卵を市営ふ化場へ移動。砂浜から卵を掘り起こす際は、遊びに来ていた家 族連れも見学し、子どもたちが興味深そうに見入っていた。同市ではアカウミ ガメとともに県の天然記念物に指定されている風田・平山海岸が産卵地として 有名だが、今年は同海水浴場での初確認となった。県内ではこのほか、延岡市 の長浜海岸で既に産卵が確認されている。 *********************************** 毎日新聞(徳島)(5/19)より アカウミガメの産卵地として知られる日和佐町日和佐浦の大浜海岸に18日、 立ち入り禁止区域や観察マナーを記した案内板が設置された。町ウミガメ保護 対策協議会が製作し、上陸の記録や観察者の指導を行う保護監視員と町職員が 周辺17カ所に立てた。立ち入り禁止区域のほか、観察の時間帯(午後8時か ら午前4時)を案内。「海岸周辺でのフラッシュ撮影や花火、騒音などはご遠 慮ください」という注意書きもある。ウミガメは毎年5月下旬から8月下旬ま で主に夜間産卵。昨年は26匹が卵を産んだ。案内板を設置した保護監視員の 松原公靖さん(67)は、「ウミガメは一生懸命に卵を産んでいる。マナーを 守って、静かに見守ってあげて」と話していた。 この後、町役場で今年の保 護監視員5人の委嘱式も行われた。(事務局より:ここで「匹」と表記するの は適切でありません。「回」とすべきです。老婆心ながら) ********************************** 毎日新聞(5/20)より 鹿児島昨年のウミガメ上陸頭数は5323頭で、12年ぶりに5000頭を 超したことが19日、鹿児島市内であった県ウミガメ保護対策協議会で報告さ れた。県は88年、全国初のウミガメ保護条例を施行し、保護に取り組んだこ とも一因としている。吹上町で20日、吹上浜の保護パトロール開始式がある など、今年も25市町村、延べ約2900人が盗掘防止など保護監視活動を実 施する予定だ。 ◇今季すでに358頭確認◇卵の盗掘、急増し15件報告に よると、昨年は46市町村で上陸が確認され、うち24市町村で対前年比増と なった。川内、阿久根市など東シナ海沿岸での増加が目立っている。5323 頭のうち、産卵したのは2420頭。上陸は月別では、4月21頭(うち産卵 6頭)▽5月1060頭(同488頭)▽6月2387頭(同1031頭)▽ 7月1778頭(同856頭)▽8月77頭(同39頭)――だった。保護監 視活動に取り組んだのは24市町村で、延べ2820人が参加した。一方、卵 の盗掘も15件で、前年の4件に対し急増した。また、今シーズンは17日ま でに358頭が上陸し、うち173頭が産卵。最も上陸数が多い上屋久町では、 4月21日に初上陸後、上陸306頭、うち産卵140頭とハイペース。本土 側では、5月11日に初上陸が確認された大崎町など志布志湾沿岸で上陸が始 まっている。(事務局より:ここでも「頭」と表記するのは適切でありません。 「回」とすべきなのですが。それにしても今年の産卵のペースは、例年より速 い事は確かなようです。) *********************************** 事務局より:ハワイで開催されている米国政府主催の西部太平洋漁業委員会に 私の代理で出席している松沢より苦情の電話。「亀崎さん、こまりますよ。ち ゃんと関係するメールを見せといてもらわないと。恥かいたじゃないですか。」 私に会議に関するメールが複数届いていて、どうもそれを私が読んでいない のが問題らしいのです。確かに、私が認識していない可能性は高いのです。怪 しいメールは捨てているのです。そのきっかけは4月のある日のことです。あ るメールを開けたところ、「パンパカ、ピーヒャラ・・」と音楽が鳴り始め、 画面がいままで見たこともない画像になったのです。その後、私のPCからウ ィルスかファージか、何かそんなもんがあちらこちらに送られたらしく、協議 会の心臓的な存在にあるPCも動かなくなったのです。「得体の知れな いメールを開けるとは最低」などと、私は皆にぼろくそに言われ、落ち込み、そし て深く反省したのでした。ところが、今度は開けないといって非難されてしま いました。実に恐ろしき、サイバーテロ。(亀崎直樹)
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