日本ウミガメ協議会 umigame.org このサイトについてお問い合わせサイトマップ

日本ウミガメ協議会の活動紹介
ホーム
調査・研究
日本ウミガメ会議
助成金の実績
受託事業の実績
調整
教育・啓蒙・啓発
支援
関連施設
ウミガメ速報
うみがめニュースレター
マリンタートラー
うみがめ〜る
学会発表・論文
衛星追跡
No.1-10<< >>No.21-30

ウミガメ速報

●過去のウミガメ速報 (2004年 No.11〜No.20)

●ウミガメ速報04−11(5/28)
*******************************
屋久島うみがめ館 道廣友紀さんから(5/8)
 5月7日、13時45分、屋久島の一湊元浦海域で漂流中のアカウミガメの死体が発 見されました。発見者は濱ノ上正和氏(Blueater Kayaks)で、外傷がないこと から溺死と思われました。この個体にはJPN21890(モネル製)とJPN23972(プラ スチック製)の標識が着いており、2002年に永田地区で4回上陸、3回産卵してい たことが確認されました。
*******************************
徳島新聞(5/19)より
 日和佐町は十八日、アカウミガメの上陸シーズンを迎えた大浜海岸で、立ち入 り規制の案内板を防潮堤沿いなど周辺十七カ所に設置した。上陸したアカウミガ メを保護するのが目的。また本年度の町ウミガメ保護監視員五人も決めた。町職 員と監視員の計九人が、大小約四十枚の看板を設置。二十日から八月二十日まで の立ち入り規制や「海岸周辺でのフラッシュ撮影、花火、大声などの騒音はご遠 慮ください」などの注意書きが書かれている。規制はこのほか<1>海岸沿いの 町道への車の進入は午後八時から午前四時まで禁止<2>海岸の立ち入りは午後 七時半から午前四時まで禁止<3>産卵観察は監視員の指示に従い午後八時から 午前四時まで−などとなっている。今シーズンの同海岸への上陸はまだ確認され ていない。昨年は五月二十四日に初上陸し、計二十六回の上陸が確認された。監 視員は規制期間中、ウミガメ保護や上陸の記録、観察者の指導に当たる。監視員 は次の皆さん(敬称略)。浜崎敏明、南利明、松原公靖、坂口亮、森辰義。
*******************************
中日新聞(5/19)より
 名古屋市港区港町の名古屋港水族館で18日、雌のシャチ「クー」(体長約5. 6メートル、体重約2.3トン)が、イルカのパフォーマンスが行われる世界最 大級のメーンプールに登場し、初めて観客に豪快なジャンプを披露した。観客か らは「オーッ」という歓声が上がっていた。二千五百人収容の同プールのスタン ドはほぼ満員。クーは大勢の人々に驚きもせず、まず単独でプールを泳ぎながら 高さ二、三メートルのジャンプを三回繰り返した。さらに、バンドウイルカ二頭 と一緒にジャンプや泳ぎを見せ、飼育担当者の投げた輪を首にかけて取ってきた りと、普段のトレーニングぶりを公開した。遠足で訪れた岐阜県可児市の幼稚園 の女児(6つ)は「クーちゃんはすごく上手で、かっこよかった」と喜んでいた。 この日はまた、水族館内のウミガメ回遊水槽に連なる人工砂浜で、雌のアカウミ ガメが産んだ卵の掘り出し作業も行われた。五日に今年初めて卵を産んだアカウ ミガメが十七日夜に、二度目の産卵をしたため。飼育担当者が砂浜を四十センチ ほど掘ると、ピンポン球のような卵が次々と現れた。見つかった卵は全部で六十 七個。人垣を作って作業を見守っていた来館者は、興味深そうに白い卵に触れて いた。卵は同水族館内のカメ類繁殖研究施設で人工ふ化される。
*******************************
奄美海洋展示館 喜納祐司さんより(5/20)
 今年度初上陸が確認されたので報告します。痕跡発見日時:2004年5月9日(日) AM07:50、場所:鹿児島県名瀬市大浜海岸、種:アオウミガメ、産卵巣・タマ ゴ:なし、備考:未明から早朝にかけての上陸と思われます。昨年度の初上陸確 認は(5/1、アカウミガメ )でした。
*******************************
南日本新聞(5/21)より
 ウミガメの産卵シーズンを迎え、自治体から委嘱された保護監視員によるパト ロールが20日夜、吹上町入来の吹上浜で始まった。沿岸の8市町や鹿児島大学 ウミガメ研究会、警察など約50人が参加。約1時間にわたり波打ち際などを巡 回した。同町中央公民館で開始式があった。県環境生活部の時田光一次長は「上 陸頭数は4年連続で前年度を上回った。これは皆さんの保護活動の成果」とあい さつ。保護監視員を代表して日吉町吉利の松田清市さん(75)が「カメとの出 合いが楽しみ。けがのないよう頑張ろう」と述べた。参加者は県の担当者から保 護監視員の腕章を受け取った後、2班に分かれ現地へ出発。パトロール開始の午 後8時には雨も上がり、懐中電灯を手にした列が続いた。県環境保護課によると、 県内の海岸に上陸するウミガメは2001年度に3671頭と、3年ぶりに30 00台を回復した。その後、4786頭(02年度)、5323頭(03年度) と増加傾向にある。シーズン中、活動が見込まれる保護監視員は25市町村の延 べ2910人。パトロールは7月末まで続く。
*******************************
なんでも探検隊 引地秀司さんより(5/25)
 5月23日夜から24日朝にかけて、長崎県西彼杵郡野母崎町樺島の里平に上 陸跡。地元ウォッチャーの深堀さんと一緒に卵を確認。アカウミガメと思われま す。移植せず、現状のまま見守る事になりました。
*******************************
徳島新聞(5/25)より
 アカウミガメの上陸シーズンを迎え、県内有数の産卵地・日和佐町の大浜海岸 で、立ち入り規制やウミガメ保護監視員による夜間巡回が始まった。今のところ 上陸は確認されていないが、関係者や観光客は上陸を心待ちにしている。大浜海 岸への上陸数は、一九九五年まで年延べ百匹前後だったが、その後急激に落ち込 んでいる。九六年以降の八年間の平均上陸数は三十三・五匹で、五十匹を超えた のは九八年の六十一匹だけ。昨シーズンは、前年より十匹少ない二十六匹で、三 年連続で減少傾向にある。アカウミガメは産卵のために一シーズンに数回、同じ 海岸に上陸することが分かっている。上陸は約二週間間隔で、シーズン初めの上 陸数が多ければ、年間の上陸数が増える可能性が高い。五月中旬に初上陸が多い のは、海水温が二〇度前後になるためだ。県農林水産総合技術センター水産研究 所(日和佐浦)によると、今シーズンの同海岸の海水温は、五月中旬に二〇度を 超えたものの、現在は一九度台に落ち着いている。海岸前のうみがめ博物館カレ ッタには、町内外から「上陸はまだか」との問い合わせが相次いでいる。夜間の 巡回を続けている町ウミガメ保護監視員の浜崎敏明さん(63)は「そろそろカメ が上がるのではないか」とみている。
*******************************
宮崎日日新聞(5/25)より
 宮崎日日新聞の県内百二十七販売所でつくる宮日会(荒武正伸会長)は二十四 日、アカウミガメ産卵地の高鍋町の堀の内海岸を清掃、会員ら約百三十人が砂浜 のごみを拾い集めた。作業に先立ち、宮崎野生動物研究会の石井正敏さん(78)= 高鍋町北高鍋=が「木の株に驚いたのか、今年確認した六頭のうち二頭は産まず に帰った。生まれたての子ガメはごみを乗り越えるのも大変で、焼け死ぬことも ある」などと解説。会員たちは浜辺のペットボトルや空き缶、ロープなどの浮遊 物、流木などカメの障害となる軽トラック七台分のごみを取り除いた。同会の清 掃ボランティアは今年で六回目。荒武会長は「年々浜がきれいになっている。今 後も地域に密着した貢献を続けていきたい」と話した。 初めて参加した綾販売 所の甲斐和子さん(57)は「アカウミガメの産卵地と知り感激した。次回も参加し たい」と、汗を流していた。 同海岸には五種類のウミガメが上陸。今年は十七 日にアカウミガメが卵を産み始めた。産卵は八月まで続くという。
*******************************
三重大学かめっぷり 石原孝さんより(5/27)
 昨日(5/26)に三重県尾鷲市の早田浦大敷にアカウミガメが入網しましたので お知らせいたします。種:アカウミガメ、 性別:不明、 甲長:679mm プラ スチックジャンボタグを前肢に装着し翌日(5/27)大敷の近くに放流。2、3日前 にもアカウミガメが網に入っていたそうです。大きかったためそのまま海に放流 したようで、聞いたところでは甲長は1mを超えていたそうです。
*******************************
琉球新報(5/27)より
 沖縄県名護市宮里の「21世紀の森ビーチ」で21日夜、ウミガメが上陸、産卵す るのを家族連れの市民が観察した。県内の人工ビーチでの産卵例は少なく、同ビ ーチでは初めて。同ビーチでは立ち入り禁止の看板を立てて保護する。感動的な 産卵シーンをデジタルカメラに収めた宇栄原郁夫さん(43)は、「家族で孵化 (ふか)を観察したい」と話した。 ウミガメは、午後9時半ごろ砂浜に上がっ たのをビーチ内のパーラーに勤務する宇栄原さんらが目撃。カメは砂を掘って産 卵し、約1時間後に海に帰った。 家族で観察した宇栄原さんは「ハーハーと息 を吐き、涙を流して産卵した」と感動。来月にお産をひかえる妻、明美さん(36) も「縁起が良い。私も安産に」と願掛けをしながら見詰めていたという。 画像 を見た海洋博公園・美ら海水族館魚類課のウミガメ担当職員がアカウミガメと確 認。産卵跡の状況から「動かさず現場で孵化させたほうがいい」と助言し、ビー チを管理する市公共施設管理センターが現場保存を決めた。 同職員によると県 内の人工ビーチでのウミガメの産卵は、海洋博公園のエメラルドビーチで確認さ れているだけという。 孵化は2か月後の7月20日前後の見通し。宇栄原さんの長 男、大北小4年の郁也(ふみや)君は「卵がかえるのを見たい」と心待ちに話し た。
*******************************
静岡新聞 (5/27)より
国の天然記念物「御前崎のアカウミガメ」の今季初上陸、初産卵が二十六日早 朝、御前崎市の御前崎海岸で確認された。初産卵は昨年より七日遅いが、ほぼ平 年並み。今後、六月中旬から七月いっぱいまで産卵のピークを迎える。 この日 見つかった卵は九十八個。午前四時半ごろ、同市広沢地区の砂浜で監視活動をし ていた市ウミガメ保護監視員がカメの足跡をたどり、産卵場所を発見した。監視 員が約五十センチほど掘り下げ、ピンポン玉ほどの大きさの卵を取り出した。  産卵は平年並みだが、初上陸はここ十年で最も遅かった。同監視員によると、黒 潮が平年より遠くを通っていて、近海の水温の上昇が遅かったのが原因とみられ る。卵は同市下岬地区の第一ふ化場に移した。順調にいけば、八月上旬にはふ化 する。
*******************************
事務局より:最近、定置網で混獲されたウミガメに標識をつけて放流することが 多くなりました。それがどこかで産卵すると、まだ明らかにされていない産卵前 の行動を知る重要な手がかりを得ることになります。そこで、定置網で混獲され たウミガメにつけるプラスチック標識の色を変えることにしました。従来の黄色 に加え、青色の標識を準備しました。現在、鹿児島の野間池、高知の室戸などで この青色標識を付け始めたところです。産卵調査中、青色標識を発見されたとき は深夜でも結構です。御連絡下さい。(文責:亀崎直樹)


●ウミガメ速報04−12(6/3)
*******************************
愛知県あかばね塾 彦坂真さんより(5/28)
 本日午前5時00分頃赤羽根海岸にアカウミガメの初上陸初産卵がありまし た。ちょうど、産み終わったところに遭遇しましたが、あいにくメジャーを持 っていなかったので正確な大きさはわかりませんが、これまで見てきた中でも 大きい方の部類に入るカメでした。産卵場所が波打ち際に近かったため、卵は すぐ移植することにしました。卵の数は135個でした。
*******************************
朝日新聞愛知三河版(5/28)より
 豊橋市は27日、26日に同市の表浜海岸で、今年度初めてのアカウミガメ の上陸、産卵を確認したと発表した。初上陸、初産卵の時期は平年並み。遠州 灘地域では、静岡県浜松市が12日に、同県御前崎市が豊橋市と同じ26日に、 初上陸を確認しているという。初上陸、初産卵があったのは豊橋市小松原町の 海岸で、市が委嘱しているアカウミガメ実態調査員が26日午前6時15分ご ろ、産卵巣を確認した。消波ブロックよりも海側で、波をかぶる可能性が高い 場所だったため、調査員が産卵巣の105個の卵を陸地側の安全な場所へ移し たという。市環境保全課は「砂浜へのレジャー車両の乗り入れや深夜のたき火、 花火は、上陸や産卵の妨げになる。上陸、産卵するアカウミガメを見かけたら、 照明は使わず、静かに見守ってほしい」と注意を呼びかけている。同市では昨 年度、5月20日にアカウミガメが初上陸、初産卵し、101回の上陸、68 巣の産卵巣を確認した。上陸数、産卵数は回復傾向を示したものの、92年と 比べると半減している。
*******************************
共同通信(5/28)より
 海亀は甲羅や肉を取るよりも、生かした方がずっと得―。こんな調査報告書 を環境保護団体、世界自然保護基金(WWF)が28日までにまとめた。海亀 を見るために訪れる観光客らがもたらす収入は、漁獲としての収入の3倍近く あることが分かったという。WWFは「海亀の個体数激減で、発展途上国で多 くの雇用や収入の機会が失われている」と指摘。「保護対策の強化は、海亀が 生息する国の経済発展にとっても利益になる」と指摘している。WWFは、コ スタリカやフィリピン、インドネシアなど世界18カ所で、海亀観光などで地 元が得る収入と、卵や肉、甲羅の販売など海亀を殺して得られる収入を比較。 殺す形で海亀を利用している9カ所の平均収入は、年間58万2000ドル (約6490万円)だったのに対し、観光業や海亀の保護事業のように亀を殺 さずに活用している9カ所の平均年収は、165万ドル(約1億8400万円) と約3倍だった。
*******************************
福岡県津屋崎町 上田清成さん・秦信夫さんより(5/29)
 今年も、とうとう産卵調査の時期が到来しました。昨年とは大違いの調査隊 が結成されました。昨年は二人で暗い海岸を約2`を分担して、毎日産卵調査 をしていましたが、今年は、約16名の人員が参加をしてもらえます。勝浦海 岸には、夜と朝方に海岸の散歩をされている方も昨年は、胡散臭い様に見られ ていましたが、今年は、積極的に参加をして貰えるし、勝浦小学校の児童さん も意欲満々です。
*******************************
徳島新聞(5/29)より
 徳島県内で今年初めてアカウミガメの上陸が二十九日早朝、阿南市中林町の 北の脇海岸で確認された。県内の上陸確認は昨年より二十一日遅い。二〇〇〇 年から同海岸周辺で監視している阿南ウミガメボランティアの会員新居順子さ ん(34)=同町大浜、主婦=が午前七時ごろ、足跡を発見した。足跡の幅が八 五センチであることから、甲長八三センチ、体重八三キロの中型と推定されて いる。波打ち際から二十五メートル離れた地点まで上がり、砂浜を蛇行しなが ら海に帰っている。砂を掘り返した跡が残っていたが、産卵は確認できなかっ た。アカウミガメは上陸して産卵しなかった場合、数日後に同じ海岸に上がっ て産卵する可能性が高いという。新居さんは「夜間に砂浜に立ち入るときは気 をつけてほしい」と話している。
*******************************
徳島新聞(5/30)より
 アカウミガメの産卵が30日早朝、徳島県阿南市椿町の蒲生田海岸で確認され た。県内での産卵確認は今年初めてで、昨年より5日遅い。確認したのは、市 教委の委託を受け調査している同町蒲生田の農業岡本増夫さん(77)。同日午 前四時半ごろ、海岸の砂浜の中央付近に、波打ち際から約25メートル続く足跡 と産卵の痕跡を見つけた。
*******************************
鹿児島志布志湾 大和隆信さんより(5/31)
 志布志湾は好調です。5月の産卵回数は12回になりました。
有明町     上陸・3  産卵・3
東串良町    上陸・2  産卵・2
大崎町     上陸・7  産卵・7
 志布志町は上陸・産卵まだありません。98'と02'が月別では11回の産卵だっ
たのですが、今年はこれを上回りました。
*******************************
三重大学かめっぷり 木野将克さんより(6/1)
 5/28と5/31に尾鷲市でウミガメの死体捕獲と定置網への入網がありま したので、ご報告いたします。5/28、捕獲時すでに死亡。アカウミガメ、 ♂、タグなし。甲長745mm、甲幅650mm、体重72kg。消化管内容 物はあまり見られず小魚一尾以外はほぼ完全に消化されてトロトロだった。尾 鷲〜津間の砂浜へ埋葬。5/31尾鷲漁港沖の定置網にウミガメが入網。アオ ウミガメ、甲長520mm、甲幅432mm、体重22.3kg。プラスチッ クタグをつけ漁港より放流。タグナンバー(42005・42006) あまり 元気がなく計測中も終始おとなしかった。体色がやけに黒みがかっていた。
*******************************
日本ウミガメ協議会 尾原早苗(高知県安芸市)より(6/1)
 今日未明に高知県安田町唐の浜で上陸がありました。発見者は今朝方、犬の 散歩をしてた方が気づき、棒を立てておりました。おそらく産卵していると思 われます。場所も安全な高い位置にあったので確認はしておりません。昨日夕 方歩いた時には足跡はなかったです。今日の夕方歩いて見つけました。
*******************************
事務局より:ウミガメ速報04−11(5/28)の、屋久島うみがめ館 道 廣友紀さんから(5/8)の情報の中で、漂着を教えて下さった濱ノ上正和氏 の所属が、(Blueater Kayaks)となっておりましたが、(Blue Water Kayaks) の間違いでした。訂正してお詫び申し上げます。共同通信(5/28)のニュ ース、速報を編集していて、なんとなくいやな感じがしました。食料資源とし てのウミガメと観光資源のウミガメを金に換算して、どっちがお得? 実にお かしな比較です。私は田舎に住んでてお腹がすいたら食料としてのウミガメも 欲するでしょうし、都市に住んでてお金持ちになって満腹になって道楽が出来 るならエコツーも求めます。確かにエコツーは自然が豊かな土地に金を還流さ せる一方法ではあるのですが、エコツーで壊れつつある自然や文化があるのも 事実です。月並みな表現ですが、何でも金で換算するのはよろしくありません。 金に代わる別の尺度の設定が必要なのでしょう。(文責:亀崎直樹)


●ウミガメ速報04−13(6/7)
*******************************
講習会と親睦会のお知らせ
 日本ウミガメ協議会(NPO)は徳島県県民環境部自然共生室と共催で、ウ ミガメ講演会を6月12日(土)13:30〜17:00の予定で日和佐町の 日和佐うみがめ博物館で開催します。講師は亀崎他が務めます。この講習 会は徳島県のアカウミガメ上陸・産卵調査ボランティア参加者を対象に行うも のですが、ウミガメや砂浜の自然に関心のある方でしたら、どなたでも気楽に 参加いただけます。講習の内容はアカウミガメの生態、徳島県の砂浜における ウミガメ産卵の現状、そして保護の有り方等で、大浜海岸での実習も予定して います。なお、夕刻18時からは隣のうみがめ荘で親睦会(会費3000円位 を予定)も開催します。皆様、是非御参加ください。問合せ、申し込みは日本 ウミガメ協議会072−864−0335、電子メールinfo@umigame.orgです。
*******************************
宮崎野生動物研究会 那須哲夫さんより(5/11)
 本日、カメの遺体があがっているという報告を受けて、見てきました。場所 は白浜の水産試験場より南へ200mのところです。護岸堤の階段のすぐそばに ありました。遺体はほとんど白骨化しており。わずかに頚部の皮膚と内臓の一 部が残っているのみでした。各部の計測値は甲長84、甲幅65、頭長27、頭幅18 でした。他は計測不可能です。四肢骨は既に散乱しほとんどなくなっていまし た。宮崎県警の方が見つけられたのですが、5月5日の子供の日には既に同じ状 態だったそうです。4月中旬頃打ち上げられられたと考えられます。骨と甲羅 は県警科捜研に運び込みました。(宮崎野生動物研究会通信04−001より 引用)
*******************************
南部町ウミガメ研究班、後藤清さんより(6/1)
 上陸・産卵情報:既報のとおり、本年は初上陸産卵が過去最も早い4月28 日でした。5月31日現在、上陸回数 28(7) 産卵回数11(4)、 ( )内は、昨年数です。これは、ここ数年来最も多い回数です。 ストランディング情報:5月14日岩代の浜で漂着個体を発見しました。ノギ スなど器具をもっていないため測定していませんが、目測で甲長60cm前後では ないかと思います。状態:背甲ははずれて埋もれている。白骨化しつつある。 頭部は完全に白骨化、内臓は腐敗している。種:背甲の形や前後肢のようすか らアカウミガメの感じ。性別:不明。道具持ち合わせていないので放置。5月 28日調査時には流出した模様。
*******************************
カメハメハ王国 山本明男さんより(6/3)
今朝(3日)須々木海岸中央部におきまして、初産卵がありましたのでお知らせ致します。(発見は午前3時からの定時巡回時=午前3時20分)昨年が5月23日でしたので11日遅れの産卵となりました。尚、同日(午前3時15分)波津商工会前浜におきましてストランディングがありました。種:アオウミガメ、性別:不明、甲長:824mm、甲巾:646mm、その他:四肢脱落(骨のみ)、頭部白骨化で脱落寸前、内臓一部突出、この個体は6日の午後解剖予定(商工会前浜にブルーシートをかけて保存)
*******************************
紀伊民報(6/3)より
 南部町・千里の浜に5月中、ウミガメが28回上陸し、11回産卵していたことが、同町ウミガメ研究班代表後藤清さん(75)の調べで分かった。昨年より上陸は21回、産卵は7回多く、「ここ数年にないペース。順調」と後藤さん。上陸産卵数が減ったまま一進一退を繰り返しているだけに、ほっとした表情だ。しかし、「シーズン全体でどうであったかは、今月や8月の状況しだい」といい、引き続き慎重に推移を見守っていく。千里の浜はアカウミガメの産卵が本州では一番多く、産卵地として1964年に県天然記念物に指定された。研究班は81年から観察を続け、これまでのところ上陸は90年の900回、産卵は91年の348回が最多となっている。その後は急な減少を続け、98年は上陸、産卵ともピーク時の10分の1以下の69回、29回と最少を記録した。以降はやや盛り返したものの、1年ごとに増減を繰り返し、今年は「減少」の年にあたるとみられている。しかし、後藤さんが例年より約2週間早く、4月28日に初上陸・産卵を確認。これまでで最も早い記録となった。確認の早い年は上陸・産卵が多い、というのが全国的な傾向とされ、不安まじりながらも、その後の推移に期待がもたれていた。後藤さんによると、シーズン中に155回上陸し、75回の産卵を確認した昨年の場合、5月中の上陸は7回、産卵は4回だった。
*******************************
沖縄糸満、小林茂夫さんより(6/5)
 いよいよ、大度浜にもシーズン到来です。@5月21日:上陸のみ A5月23日:産卵確認 B6月2日:産卵確認、 ※1:5月4日:釣り人の情報で、産卵を目撃したというが、詳細は不明です。※2:卵径は10個の平均値で40mmでした。種別はアカと思われます。 今シーズンは卵数チェックは孵化率調査時に行います。理由はオジーとオバーの体力温存のためです。昨シーズン、産卵時と孵化時の卵数を比較しましたが±3個以内でした。
*******************************
中日新聞(6/6)より
 渥美町の太平洋岸でアカウミガメの保護活動をする「渥美町海亀保護連絡会」が五日、町内では今年初めてとなるアカウミガメの産卵を同町堀切の海岸で確認した。アカウミガメは「絶滅の恐れが増大している」として、環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧(きぐ)2類」に分類されている。この海岸では毎年、五十−六十匹が卵を産み、約二千匹の子ガメが誕生している。町民有志でつくる連絡会は一九九二年から本格的に活動を開始。四月中旬から八月上旬までの毎朝午前四時三十分ごろ、会員らが約四キロの海岸線を歩き、アカウミガメの卵を探している。見つけた卵は、潮の具合で海中に沈んで窒息死しない
ようにするため、専用の保護場所に移動させる。連絡会の小久保信一さん(70)によると、卵を発見したのはこの日早朝。海岸にアカウミガメが来た跡があり、直径三センチほどの卵百九個が砂の中に産み付けられていて、保護場所に移動させた。卵は約六十日でふ化するという。小久保さんは「アカウミガメの産卵時期は八月中旬ごろまで続く」と話している。
*******************************
宮崎野生動物研究会 山本繁幸さんより
 新富の富田浜の5月上陸・産卵数です:上陸15、産卵12、初上陸5月13日。(宮崎野生動物研究会通信04−001より引用) 
*******************************
事務局より:今年はウミガメに関する情報も少なくて、速報の回数も減るのでは・・、などと思っていたのですが、やはりシーズンです。各地から情報が集まりようになってきました。事務局の連中も、松沢はミャンマーのオンマールさんと屋久島へ、水野は奄美大島、沖永良部島へ、宮形君と林君は昨日は広島に死体の回収へと、慌しさを増しています。四国にお住まいの方、12日、日和佐に来られませんか?(文責:亀崎直樹)


●ウミガメ速報04−14(6/14)
*******************************
沖縄タイムス(6/4)より
 沖縄県東村慶佐次の景勝地ウッパマ海岸で五月下旬、ウミガメの産卵が確認され、地域や村教育委員会がふ化まで見守っている。産卵場所を見つけた屋富祖正勝慶佐次区長は「ウッパマで産卵が確認されたのは四十年ぶり。地域の海が赤土汚染から回復しつつあるのでは」と喜んでいた。屋富祖区長によると、五月三十日の夜にウミガメが浜に上陸した形跡を二カ所発見。そのうちの一カ所に産卵されているのを確認した。区長は翌三十一日に村教委に連絡し、宮城良輝教育長らと現場調査した。村教委はウミガメの産卵期は定期的に主な海浜を調査しており、「身近な浜で産卵場所が確認できたことは朗報」とパトロールを強化し、現場保全に取り組む方針。屋富祖区長も「現場が荒らされないよう見守っていきたい」と話している。宮城教育長は「ふ化まで観察し、子供たちの環境教育の教材として役立てたい」と期待をかけている。
*******************************
四国新聞(6/5)より
 二〇〇〇年夏、近くの海岸でアカウミガメが産卵、ふ化した香川県土庄町(小豆島)の戸形小学校で四日、ウミガメの講演会があった。二匹を捕獲し飼育している須磨海浜水族園(神戸市)の担当者らが飼育経過などについて報告、児童たちはどのようにして海に帰したらいいかを考えた。瀬戸内でウミガメが産卵をするのは、近年では極めて珍しく、同海岸でも同夏一回だけの出来事だった。当時、五十一匹が生まれ、ひん死状態だった二匹を同水族園が飼育。現在は体長約六十センチ、体重二十四キロにまで成長している。講演会は生後三年が経過したことで、自然に戻す時期が来たため、子供たちに「放流」の最良の方法を考えてもらおうと実施した。講演では、日本ウミガメ協議会の亀崎直樹会長(48)が、日本近海のウミガメの生態状況などについて説明。同海岸と同様に産卵があり、放流した明石市のケースを例に、「生まれた浜から帰すのがいいのか、沖合で帰すのがいいかは、自分たちで考えてほしい」と呼び掛けた。六年生の浜岡右京君は、「できればこの浜から海に帰したい。ウミガメの生態についてもっと勉強し、相談して決めたい」と話していた。同校は、二学期にも二匹を預かり飼育、帰す時期を検討することにしている。
*******************************
共同通信(6/5)より
 マグロ漁などで混獲されて死ぬ海亀の数を減らすため、国連食糧農業機関(FAO)や、日本も加盟する東部太平洋地域の国際的な漁業資源管理機関、全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)が、国際行動計画を策定することになった。日米の政府関係者が5日までに明らかにした。漁網や釣り針にかかる混獲は、海亀の個体数減少の原因の一つとされており、その防止に向けた初の国際協定。行動計画に強制力はないが、日本の漁船も針の形の変更など、多くの対応を求められることになる。針の形状変更は、米国の調査で効果が確認されたもので、マグロはえ縄の針を現在のJ字形から、フックの部分に膨らみを持たせた円形にする。行動計画ではこのほか、各国が混獲データを提供することなどを中心に据える。漁船に海亀を針や漁網から外す道具を備え、漁業者の訓練を進めることも盛り込むという。
*******************************
志摩半島野生動物研究会 若林郁夫さんより(6/9)
 本日6月9日、明和町役場から同町の海岸にウミガメの上陸があったとの情報があり、夕方に確認に出かけてきました。上陸跡は数日前のものと思われましたが、隠蔽痕跡があり、卵も確認することができました。伊勢湾における初上陸、初産卵と思われます。
 以下、関連の中日新聞(6/11三重版)
 九日午後六時半すぎ、鳥羽水族館飼育研究部の若林郁夫係長(39)が丁寧に砂をかき分け、深さ約四〇センチの所で、ピンポン球ほどの真っ白な卵約百個を確認。上部が白っぽいことから有精卵の可能性が高いという。再び砂をかけた後、町職員がウミガメ保護を呼び掛ける立て看板を設けた。若林さんによると、昨年は二見町から松阪市にかけての海岸で三頭の産卵を確認。台風や野生動物などの食害がなければ、約二カ月後に元気な赤ちゃんが海に帰るという。
*******************************
屋久島うみがめ館 道廣友紀さんより(6/10)
 6月9日、屋久島いなか浜に上陸したアカウミガメが死亡する事故が起こりました。この個体は、朝4時頃いなか浜のほぼ中央部に上陸した後、植生帯内にあるコンクリート製の溝(プール跡)に落下しました。そこから救出しましたが、落下の際に首を骨折したのか、その後は呼吸をしなくなり、1時間ほどして死亡しました。
*******************************
徳島県日和佐町 浜崎敏明さんより(6/10)
 6月10日、大浜海岸に初上陸、発産卵がありました。昨年より17日遅れです。流失の危険があるために移植しました。産卵数は92個でした。この個体の前肢には、標識JPN34262と34263が既に装着されていました。以下、日本ウミガメ協議会笠井優介からの情報:上記個体は、5月26日に高知県室戸市三津の昼の漁で大敷網に入網していて、標識装着後、翌27日に放流しました。捕獲時の体重は、101kgでした。
*******************************
共同通信(6/12)より
 日本近海も含む中西部太平洋で、マグロなどの漁を管理する国際協定「中西部太平洋まぐろ類条約」が19日に発効することになった。12日までに関係者が明らかにした。マグロやカジキ、カツオなど広い海域を泳ぎ回る魚の、国ごとの漁獲量などを規定、監視制度なども盛り込むことで、資源の保全と持続的な利用の実現を目指す。日本政府も早ければ来年中の批准を目指し、作業を進める。対象海域はオーストラリアの南から、ミクロネシア連邦やハワイの東方沖などまでの太平洋。マグロの主要な漁場でありながら、国際的な資源管理機関がなく、乱獲が懸念されていた。条約の発効で、世界の主要漁場のほとんどすべてで、国際的な資源管理態勢が整うことになる。条約では、違反の摘発や公海上での漁船の検査などの強い権限を持つ委員会を組織して資源管理に当たる。また、海鳥や海亀など、意図しない生物が漁網にかかって死ぬ「混獲」の削減対策なども盛り込んだ。
*******************************
事務局より:先週6月4日のことです。大鹿達弥さんと瀬戸内海小豆島戸形小学校に行ってきました。2000年夏に生まれた子ガメ(須磨水族園で甲長60cm近くになっている)を、今年、放すことになったのです。しかし、昨年の明石で放流したソララが播磨灘で死んでしまった例、そして夏に高知沖の外洋で放流して再び大阪湾に戻ってきてしまったキララの例があります。小学校の生徒や父兄・地元の方々に、その経緯をしっかり説明して、放流日や放流場所の検討を開始しました。みんなで真剣に議論し、そして実行に移し、そして真摯にその行為を評価する。この姿勢は自然保護や教育活動では不可欠ではないかと思っているのですが・・・。それにしても、残念なのはこの小学校が今年度を持って廃校になることです。運動場からは瀬戸内の穏やかな海が見渡せ、子供たちがやや危険な遊具で逞しく遊びに興じている姿が印象的でした。いいものが消えて、合理的・効率的なもののみ残っていくこの風潮には、無常を感じずにはいられません。(文責:亀崎直樹)


●ウミガメ速報04−15(6/17)
*******************************
事務局より
 ウミガメ講演が大阪であります。暇を持て余しておられる方は、聴きに来てください。参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。日時:2004年7月2日(金)19:00開演、講演者:亀崎直樹、主催:アースウォッチ・ジャパン、HSBC、日本ウミガメ協議会、場所:三井住友海上淀屋橋ビル、大阪市中央区高麗橋4-4-9、地下鉄御堂筋線淀屋橋駅下車2番出口、徒歩3分、定員:150名、申し込み方法:電話/ファックスまたはEメールで参加者名と参加人数をお知らせ下さい 。申し込み締め切り:6月28日(月)*定員になり次第締め切らせて頂きます。申し込み先:日本ウミガメ協議会事務局、電話:072-864-0335/ファックス:072-864-0535、E-mail:info@umigame.org
*******************************
串本海中公園センター 宮脇逸朗さんより(6/4)
 高知県土佐清水市以布利の定置網で、標識個体の混獲がありました。標識番号JPN16329、通報者は仮谷高文さん。標識を確認後、生きたまま放流したとのことです。事務局で放流データを調べたところ、2000年7月4日、鹿児島県吹上町の吹上浜で上陸・産卵したメスのアカウミガメに、鹿児島大学ウミガメ研究会によって装着、装着時の標準直甲長86.4cm、最少直甲長84.9cmであることがわかりました。
*******************************
福岡 小河克己さんより(6/6)
 6月6日、福岡から壱岐までヨットでセーリング中、壱岐の手前(壱岐水道)で体長80センチくらいのアカウミガメが漂っていました。カメの体はガスが体内に溜まっているせいか浮き上がり、死亡している模様でした。(事務局で写真を確認しました。間違いなくアカウミガメと判断されました。)
*******************************
沖縄タイムス(6/9)より
 県内各地の砂浜で今月、産卵のピークを迎えたウミガメの卵が持ち去られ、関係者が頭を痛めている。沖縄では主にアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイが産卵するが、いずれも環境省の絶滅危ぐ種。県漁業調整規則で卵の採取や移動は禁止されているが、食用の習慣が根強く残る地域で相次いでいるという。ウミガメの保護に取り組む関係者は「卵の採取は違法行為。命の営みを静かに見守ってほしい」と呼び掛けている。 多良間村では先月中旬、島西側の砂浜で、卵を持ち去る際に掘ったとみられる痕跡が二カ所見つかった。発見した村内の歯科医師、斎藤直人さん(46)によると、人の足跡や、足で踏み固めた跡も残っていたという。斎藤さんは「穴にはアカウミガメかタイマイが産卵したと思われる。島内の人が食用に持ち去ったのではないか」と推測する。 竹富町黒島にあるNPO法人日本ウミガメ協議会附属八重山海中公園研究所の若月元樹所長代理は「特に離島では、食用の伝統が根強い」と指摘。「信仰の側面もあるだろうが、鶏卵の方がおいしいし、栄養面でも優れている。食習慣を考え直してもいい時期ではないか」と話す。 糸満市で保護、観察に取り組む県自然公園監視員の小林茂夫さん(63)は三年前、同市の大度海岸で約百個が持ち去られた例を挙げ、「ペットブームに便乗し、ふ化させたウミガメが売買されている可能性も否定できない」と懸念する。 県内のウミガメの生息状況について、久米島町の久米島ウミガメ館の山崎幸一館長は「埋め立てなどで産卵に適した浜や餌場となる浅瀬が減っていることに加え、定置網や刺し網、はえ縄などの漁網に引っかかって死ぬケースも後を絶たない」と指摘。その上で、ビーチパーティーのシーズンを迎え「夜中まで浜辺が騒がしいと、上陸できないウミガメは海中に産卵し、卵はふ化できずに死んでしまう。夜遅くまで騒ぐのは控えてほしい」と呼び掛けている。 ウミガメの産卵は、四月下旬から、本島北部や離島などで始まった。アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの順で八月ごろまで続くという。 県水産課によると、ウミガメは沖縄海区漁業調査委員会で本年度、十八団体(個人)が、主に食用として年間二百三十九匹の捕獲を認められている。産卵期の六―七月は禁漁期間となっている。
*******************************
静岡新聞(6/12)より
 本州最大のアカウミガメの産卵地である御前崎海岸に上陸した野生のアカウミガメが産卵後、どこに行くのか不明だったが、海流に沿い半月余りで東方沖の北西太平洋に出て、本州とハワイの中間海域で回遊していることが、遠洋水産研究所(静岡市清水折戸)の調査で初めて分かった。同研究所は三年前から、産卵場所として国の天然記念物指定を受ける同海岸で、御前崎市(旧御前崎町)教委とともに産卵時の生態調査を続けている。衛星発信器による同海岸からの追跡調査は、国の承認を得て二〇〇二年と〇三年に各一匹ずつ行った。甲羅に発信器を付けた二匹のカメはいずれも八月、御前崎から黒潮や黒潮続流に沿ってはるか一千キロを超す東沖に移動し、黒潮続流付近にできる大きな水塊の渦を回遊しつつ、冬に近づくにつれ暖かい南へ移動していた。洋上で発信器を取り付けたカメも含め、七匹が北緯二五―四〇度の海域で半年近くを過ごしていた。発信器は成長による甲羅のはがれで脱落するか電池切れになるため、追跡が一年に及ぶことはまれだ。 これまでアカウミガメは日本でふ化後、北太平洋を北米海域まで渡り、成長しながら南下して日本に戻り、産卵後は東シナ海を回遊すると考えられていただけに、今回の調査は意外な生態を明らかにした。「東方沖の北太平洋海域の黒潮の潮目にできる温水塊や水温にリンクして回遊している。回遊海域は最適なえさ場になっているのだろう」と同研究所は分析している。御前崎海岸は間もなく産卵シーズンを迎える。昨年は百十八の巣から四十匹程度が産卵したと推定された。同研究所は今季、八匹程度の追跡調査をしてさらに産卵後の生態を明らかにし、資源保護に役立てたいと考えている。
*******************************
毎日新聞(6/12、徳島版)より
 アカウミガメ上陸地として国の天然記念物に指定されている徳島県日和佐町の大浜海岸に10日夜、初上陸し、産卵した。昨年より17日遅く、待ちわびた関係者や観光客計10人が感動的な光景を見守った。 同町企画観光課によると、上陸したのは甲羅の長さ85・5センチ、幅68・0センチの中型。午後11時45分ごろ、産卵間際を保護監視員が見つけた。約10分間でピンポン球大の卵92個を産み、11日午前0時24分に海に戻った。 産卵場所が波打ち際から約5メートルと近く、台風などによる水没の恐れがあるため、卵は同町うみがめ博物館の人工ふ化場に移された。2カ月ほどでかえる見込み。 県によると、県内での上陸確認は、阿南市の北の脇海岸などに続き6例目。産卵も既に同市の蒲生田海岸などで確認されている。大浜海岸には昨年は26頭が上陸した。
*******************************
 共同通信(6/11)より
 ペルー沖の太平洋で漁師3人を乗せた漁船が遭難、2カ月間にわたって海上を漂流した後、このほど3人が無事救助されたことが分かった。3人はウミガメを捕まえて血液をすすり、肉を食べて生き延びたという。11日付のペルー紙コメルシオなどによると、漁船は南部イロの港からサメ漁に出たが、3月25日、沖合でエンジンが故障し動かなくなった。無線設備はなく、食料が尽きた後はウミガメのほか、海水を蒸留して得た1日500ミリリットルの真水を3人で分け合った。3人は5月23日、同国沖約1100キロの海上で、通りかかった隣国エクアドルの船に救助された。それぞれ体重は10キロほど減ったものの、命に別条はないという。
*******************************
事務局より:先週末は徳島・日和佐で開催された講習会に行ってきました。徳島県では県がボランティアを募り、県内の砂浜で上陸・産卵痕跡の調査を実施して成果を上げています。九州や静岡などの他の産卵地では産卵回数の回復が報告される中、徳島の産卵回数は伸び悩んでいます。講習会では、近年の産卵回数の変化や協議会室戸基地で得られたデータを見ながら、熱い議論が交わされました。宿舎のうみがめ荘でも議論を続けてたら、館内放送でカメが産卵しているとの連絡。千鳥足で浜に下りました。日和佐で産卵を見たのは17年振りのこと。当時、鱗を数えたくてカメの頭の砂を払った亀崎は、監視員のおじさんから怒られシュンとしたことを、懐かしく思い出しました。でも、菅沼弘行さん達と今ある協議 会を作ることを話し合ったのは、その時のことでした。光陰矢のごとし。(亀崎)


●ウミガメ速報04−16(6/24)
*******************************
 毎日新聞(6/11)より 
 洲本市由良の成ケ島に10日、名古屋市立豊正中学校(田村繁校長)の3年生80人が修学旅行で訪れ、地元の「成ケ島を美しくする会」の花野晃一会長らの案内で、島に自生する希少植物や生き物を観察したり、海岸に漂着したごみ拾いをして環境学習をした。3年生244人は8日から2泊3日の修学旅行で関西を訪問。9日は神戸市の「人と防災未来センター」の見学や被災者と交流するなどして震災体験。最終日のこの日は、北淡町震災記念公園・明石海峡大橋コースと成ケ島コースの2班に分かれて体験学習。午前9時、生徒たちは船で成ケ島に渡った。花野会長や会員の松久保晃作さん、島で清掃活動のトライやるウィーク中の由良中学校の生徒6人らと一緒に、ハママツナやハマボウなど希少植物などについて説明を受けながら島内を見て回り、ごみを拾い集めた。生徒たちはカニの一種、ハクセンシオマネキが波打ち際に穴を掘って生息していることを教えてもらったり、ウミガメが産卵のために上陸する海岸では前夜上陸した足跡を見つけるなど、自然の豊かさを実感する半面、漂着した冷蔵庫やテレビなどのごみが自然や景観を台無しにしているのに驚いていた。松久保さんは「島の貴重な自然と、漂着しているごみを観察してもらっただけでも環境問題について勉強してもらえたのではないでしょうか」といい、豊正中3年の中条結花さん(14)は「島の植物について学習してきたが、実際に島に来てみて、ごみの多さにびっくりしました。これからは無駄なごみは出さないよう心がけたい」と話していた。
*******************************
徳島新聞(6/12)より 
 徳島県は12日、日和佐町日和佐浦の国民宿舎うみがめ荘で、アカウミガメの上陸調査をしているボランティアらを対象に、産卵の現状や保護の在り方を学んでもらう講習会を開いた。地元住民ら約40人が参加。講師のNPO法人日本ウミガメ協議会(大阪府枚方市)の亀崎直樹会長が「鹿児島や静岡など他の産卵地でここ数年、上陸産卵数が増えているのに対し、徳島では減っている。徳島での産卵数を増やすために、上陸しやすいよう海岸をきれいに保つ必要がある」と説明した。
*******************************
茨城県 高梨昌弘さんより(6/16)
 産卵情報です。種:アカウミガメ、サイズ:曲甲長約95cm、発見者:高梨昌弘、発見場所:波崎町豊ヶ浜(千葉県銚子から橋をこえ茨城県に入ってすぐの辺り)、備考:6月16日朝4:30上陸中のアカウミガメを発見、6:40頃産卵を終え7:10帰海。
*******************************
徳島 池渕正明さんより(6/19)
 6/15(火)、徳島県海部郡由岐町阿部鹿ノ首で、アカウミガメの上陸跡を見つけました。幅は1m、波打ち際からハマゴウ群落まで続いていました。ハマゴウのところで幅3mながさ1.35mのくぼ地がありましたが産卵は確認できませんでした。6/11(金)に台風がきたので、跡は古いものではないと思います。
*******************************
しまね海洋館 村上昌吾さんより(6/19)
 今年も島根県で産卵が確認できました。場所は昨年とは違いますが多伎町の海岸です。地元の方が、6月17日18時ごろから上陸しているのを発見、産卵したのち20時ごろに海に帰っていったとのことでした。翌18日に職員が現場を確認しました。現在は自然に任せて見守る予定です。
*******************************
和歌山県白浜町の田名瀬英朋さんより(6/19)
 和歌山県白浜周辺海岸の情報をお知らせします。アオウミガメの漂着(死亡個体):(1)5月12日:白浜町番所崎海岸、腐敗が進行している。直甲長40.8センチ(推定)、直甲幅35.1センチ、標識なし。(2)6月9日:日高郡南部町堺海岸、腐敗が進行している。直甲長44.8センチ、直甲幅38.2センチ、標識なし。 アカウミガメの上陸(産卵の有無は未確認):(1)6月1日:瀬戸臨海実験所南浜1頭上陸跡あり。(今季白浜地区最初の上陸跡)(2)6月13日:瀬戸臨海実験所南浜1頭上陸跡あり。(3)6月17日調査:白浜町富田大浜海岸2頭上陸跡あり(各々の上陸日不明)。(4)6月18日調査:白浜町富田牛ヶ壷海岸4頭上陸跡あり(各々の上陸日不明)。
*******************************
事務局より:マスコミは信用できないと感じることは日常茶飯にあります。徳島新聞の記事。「上陸しやすいよう海岸をきれいに保つ必要がある」などと、私は言ってません。明日の夜は八重山諸島黒島の研究所の改名式に行ってきます。多くの人たちにサンゴ礁研究の場を提供してきた八重山海中公園研究所は当協議会付属黒島研究所と名前を変えます。土地と建物は現在の所有者である会社より賃借します。多くの人たちの想いがつまった研究所です。名前を変えてまで存続させる必要はないと思う人も、何とか存続をと思う人もいて、考え方も色々です。しかし、若い人に本当の沖縄の自然そして文化を見せる場として、なんとか機能させ続けていきたいと考えています。現地の若月によれば、昨日は島の全戸に招待状を配ったとか。改名式では、あの有名な黒島口説が、島の婦人会によって披露されます。明日、ふらっと黒島を訪れるのも有りです。ご支援ください。(亀崎)


●ウミガメ速報04−17(6/30)
*******************************
志布志湾 大和隆信さんより(6/18)
 志布志湾は久しぶりに賑やかです。6/18現在37回の上陸で33回の産卵です。残りの4回も産卵の確認していないだけです。今朝JPN29517の黄色のプラスティックタグを右前肢に付けたカメが産卵しました。曲甲長97×曲甲幅95の大型のカメでした。装着されたタグの横にJPN28042の金属タグを装着しました。前回の上陸地点はどこだったのでしょうか?事務局より:このタグを装着した宮崎野生動物研究会竹下完さんに教えていただきました。2002年7月29日宮崎県佐土原町の大炊田海岸で装着しています。右前肢鱗中央 アカウミガメ♀ 産卵、当時の直甲長90cm、直甲幅70cmとあります。
*******************************
NPO法人エム・ワイ・ピー 加藤治さんより(6/20)
 私どもは宗像ユリックスプラネタリウムを受託運営しているNPO法人です。私どもはプラネタリウム夏番組「小さなうみがめの物語」を6月19日(土)より公開しました。(期間は〜9月5日まで)この番組の制作に際し、福岡県・津屋崎町うみがめ課と恋の浦ウミガメの会のみなさまにご協力をいただきました。詳細は 宗像ユリックスプラネタリウムのホームページ http://hosizora.comをご覧ください。
*******************************
福岡県津屋崎 秦信男・上田清成さんより(6/20)
 6月18日「うみがめ特捜隊」のメンバー玉城栄二さんより、午後5時頃に渡半島の京泊海岸にて、ストランディングを発見との報を受けました。直ちに現場に急行、玉木さんも来て確認しようとしたが、潮が満ちて流されたのか発見が出来なかった。玉木さんの確認では大きさは、目測で30〜50cm位。
*******************************
千葉県白子町 木村孝男さんより(6/21)
 6月13日前後に3匹の産卵を確認しました。ここでは毎年わずかですが産卵しています。昨年は掘り返されて全滅しました。すでに地元有志が立て札を立ててはあります。
*******************************
沖縄・糸満 小林茂さんより(6/21)
 今年は監視の間隙をぬって産卵されています。6月21日:産卵確認:卵径は10個の平均値で36.4mmでした。最小35.0mm、最大37.5mm。もしかしたら種はタイマイかも知れません。
*******************************
HP九十九里浜自然誌博物館 秋山章男さんより(6/21)
 房総半島はまだ、上陸産卵盛期にはなってませんが、いくつか情報が入りましたので、お知らせします。6月21日付け千葉日報にアカウミガメの卵発見の見出しで、鴨川・東条海岸で房総半島、今季初上陸との報道がありました。この海岸では昨年6ヶ所で確認されたようです。私への情報では6月11日に白浜根本海岸で初上陸産卵が確認(藤田健一郎氏)、九十九里浜南部の一宮海岸では6月17日に初上陸産卵が確認(秋山)されました。現在、房総半島では3例が報告されていますが、これから、もっと増えると思います。 一宮海岸(4q)での観察は、2003年でちょうど10年目を迎えましたが、当初より約1/3に上陸数が減少し、昨年は10件を数えるのみでした。砂浜の侵食は九十九里浜でも、もっとも進行しており、産卵適地も護岸で固められ、産卵可能海岸線も1/2に減少しました。10年間で177件の上陸を確認しましたが、産卵したのは約40%、その1/2の巣から子ガメが脱出できました。 一宮海岸では移植は原則として行っておりません。自然の産卵場所からの移植が、より効果的であるという科学的根拠が得られないからです。一宮海岸の1巣あたりの平均脱出率は83%です。水際近くでの産卵のケースもいくつかありましたが、大潮満潮線付近なら子ガメが脱出成功した例もあります。砂浜上部への移植は相対的にシルト・粘土含有量の多い場所に卵をさらすことになるので脱出・孵化率の低下と結びつく可能性があります。 一宮海岸での10年間の観察結果から言えることは、母ガメのUターンの割合(現状では約60%)を減らすことが基本的な保護対策になると考えてます。このためには、いずれは産卵適地の拡大のための適切な養浜対策(あまり好みませんが)が必要となるでしょう。これは同じ砂浜環境を利用するミユビシギ(九十九里浜は本種の日本最大の越冬地)などの渡り鳥の採食場所の拡大、その餌生物である潮間帯性のベントス(ヒメスナホリムシなど)を考えても有効な方策と考えてます。
*******************************
事務局より:最近の下記論文を黒島研究所の成瀬が要約しました。
Graeme C. Hays, 2004. Good news for sea turtles.Trends in Ecology and Evolution. ウミガメ類の個体群の状態について世界規模の関心があり、規模を縮小している個体群は多くの注目を集めている。しかし地方や国、あるいは国際的な適切な保護活動により、ウミガメ類が生活するのにより望ましくなった地域が多くある。一般にアオウミガメのような種は、低い繁殖力、遅い成熟、そして各世代時間が長いことが個体群サイズの回復の妨げとなり、捕獲を禁止した後に個体群が回復するのに100年以上かかるとされてきた。しかし、George Balzasとそのチームが1973年以来ハワイ諸島で毎年ウミガメの産卵数をカウントし、保護活動に対して個体群のサイズがどうなってきたかを見積もった結果、産卵数が約4倍増加したことが明らかになった。この個体群サイズの増加がUSEndangered Species Actにょる保護が始まった時期と重なるため、ハワイにおけるアオウミガメの増加は、数十年に渡る個体群サイズ増減の変動の一部と言うよりは、ウミガメ保護の結果だといえよう。ハワイ諸島がアオウミガメの産卵場所であるのと同時に成体と若個体の採餌場所であるため、保護活動により成体と若個体を同時に守ることができた。若個体の捕獲の制限は繁殖可能な成体の個体数を増加させ、保護活動の開始後直ちに産卵個体数を増やすことにつながる。また、成体、卵、および産卵場所の保護は、卵から孵化する子ガメの個体数を増やし、これらの子ガメが成熟する約25年後には産卵個体数をより増やしてきた。保全生物学において、破壊された個体群の話題など、悪いニュースがより重視されることがしばしばある。しかしすべての状況が厳しいわけではなく、このハワイの例のように、保護計画は成功し得る。
*******************************
香川県真木一郎さんより(6/22)
 平成12年12月11日、香川県大内町(現在、東香川市)の番屋川河口の西岸の砂浜にウミガメが上陸。数メートル歩いたところで息が絶えたので埋める、との伝門を地元の報道関係者からききました。
*******************************
事務局より:事務局の宮形佳孝が鹿児島でバイク事故を起こしました。私の指示で野間池の漁師さんのところに行く途中のことでした。宮形には過失は無かったものの、左手首の骨折などで、しばらく鹿児島で入院療養することになりました。フィールドには事故は付き物です。ただ、常にそれを回避する努力、軽減する努力を忘れるべきではないと心に命じました。暑くなり疲労も蓄積します。皆さんも事故や健康には十分注意してください。(亀崎直樹)


●ウミガメ速報04−18(7/5)
*******************************
中日新聞ニュース(6/21)より
 世界の外洋に生息し、マレーシアで産卵するとされるオサガメの死骸(しがい)が二十日、南知多町山海の大泊海岸で見つかった。日本周辺でも生息は確認されているが、湾内で発見されるのは珍しく、南知多ビーチランド(美浜町奥田)によると、一九八〇(昭和五十五)年の開園以来、知多半島では初めてという。近くの自営業者が同日午後一時半ごろ、同海岸の砂浜に打ち上げられているのを見つけ、ビーチランドに連絡した。職員が駆けつけて調べたところ、体長約二メートル、体重約二百キロのオサガメの雄で、すでに死んでいた。 背中や前足、首筋に幅約五十センチの深い切り傷などがあった。船のスクリューに巻き込まれた傷とみられ、これが致命傷になったらしい。解剖の結果、死後一、二日と分かった。 オサガメは腹が白く全身が黒で、大きいものは体長二メートルを超える。主食のクラゲを求めて世界の外洋を回遊し、湾内に入るのは産卵の時だけとされるが、日本では二年前に奄美大島で確認された例があるだけ
*******************************
水俣市 鴨川強巳さんより(6/24)
 アカウミガメが網にかかり、死んでいました。種:アカウミガメ(死亡、写真で判別)、日時:2004年6月20日、サイズ:目測80cm、混獲場所:熊本県水俣市丸島町の500m−1000m沖合、混獲した網:シタビラメ用刺し網(三重網)で高さ1.8M、長さ500Mくらい、備考:ウミガメがかかったのは何十年ぶりでめったにかかることはありません。また、水俣市には次のような伝説があります。<湯ノ児温泉の海亀伝説>その昔、湯の児の浜に、一匹の海亀がやってきました。海亀はたいそう傷ついており、動くことができません。「もうすぐ、天からお迎えが来るに違いない。」と海亀が目を閉じたそのとき、目の前に神様が現れました。そして「まだ、あの世に行くのは早すぎる。まだまだやらなくてはいけないことが残っておる。」そうおっしゃると、姿を消されたのです。ほどなくして、海亀は目をさまし、するとどうしたことか体中の痛みと傷がすっかりなくなっているではありませんか。なんと腹の下の砂地からは、何とも気持ちのよいお湯が湧きでているのでした。それ以来海亀は、神様の使者として仕える様になったそうです。このお湯こそ、湯の児温泉の最初のお湯と伝えられ、また海亀は湯の児温泉の象徴として、現在まで広く親しまれています。
*******************************
京都新聞ニュース(6/26)より
 沖縄・石垣島の八重山栽培漁業センターは25日、ウミガメの一種タイマイを5年間育成して産卵させることに成功したと発表した。タイマイはべっ甲細工の材料として重宝されてきたが、乱獲などで絶滅も懸念されており、養殖に向けた研究が進められている。これほど長期間育てて産卵させた例は世界でも初めてといい、同センターは「タイマイの養殖、繁殖に光明を見いだせた」としている。同センターによると、産卵したのは1999年に石垣島周辺で捕獲されたタイマイ。6月3日から人工砂浜に自由に出入りできる水槽に移し、7日朝に103個の卵を産んでいるのを確認した。八重山栽培漁業センターの与世田兼三場長は「産卵の生態を確認し、今後の養殖技術の向上につなげたい」としている。(共同通信)
*******************************
協議会室戸基地 岩本太志より(6/27)
 6月27日、高知県室戸市椎名漁港の昼の漁でアカウミガメ♀の混獲がありました。上記個体は5月26日に高知県室戸市三津の昼の漁で大敷網に入網していて、前肢にJPN34262と34263を、後肢にインコネル38054、38055を装着し、放流を行った個体ですが、その後6月10日に徳島県日和佐町、大浜海岸にて産卵が確認されています。捕獲時の体重は101kg、甲長860mmでした。また、新たに右前肢にインコネル7589が装着されています。
*******************************
伊豆大島 成瀬裕昭さんからの情報(6/29)
 当地での初上陸・初産卵の情報です。6月28日朝の見回りで、オオバエの浜でアオウミガメのものと思われる上陸跡を発見しました。翌29日、3時30分頃、隣の砂ノ浜で産卵を終え穴埋め中のアオウミガメを目撃しました。直甲長103.5cm、直甲幅82.0cm、産卵数134(うち1つ破損)、平均卵径45.4mm、産卵巣の深度は上面が55cm、下面が75cmでした。標識はついておらずJPN7253と7254を装着しました。卵は、冠水の危険がない場所へ移植しました。
*******************************
志布志湾 大和隆信さんより(6/30)
 6月も終わりました。志布志湾では
   大崎町  18(14)  4回分は未確認
   有明町   5(5)
   東串良町 7(7)
   志布志町 6(5)  1回は卵の確認できず
 以上のような結果になりました。5月と合わせると49回の上陸で、44回の産卵を確認しています。7月中旬と下旬から8月始めにかけて、あと2回の産卵が見込めます。60の大台まで回復するのかも知れません。
*******************************
南部町 後藤清さんより(7/2)
 千里の浜の6月の上陸は104回(昨年:46回)、産卵は35回(昨年:24回)でした。今年の累計では上陸132回(昨年:53回)、産卵46回(昨年28回)になりました。昨年に比して、上陸が倍増、産卵は5割増となっています。しかし、識別個体数が意外に少ないことと、産卵率が過去最低であることは気になります。また、今年は増えているというよりも、昨年よりペースが早いだけではないかとも考えられます。砂浜は、台風6号などでほぼ復元したとはいえ、状態はあまりよくないのではないかとも考えられます。ともあれ、上陸回数が多いのでパトロール常駐4名、多忙です。なお、今年は南部町の他の6浜全てに上陸が見られます。
*******************************
事務局より:黒島研究所の改名式に行ってきました。黒島に住んでいたのは1983年から87年の4年間でした。島を離れた後も、毎年訪れてはいるのですが、今回ほど島は変わったと感じたことはありませんでした。昔、一緒に酒を飲んでいたオジー達は皆老人になり、主役の座から降りてしまっていました。あの頃、赤瓦の屋根の下で酒を飲ませていただきながら、極めて当たり前に感じていたオジー達の個性は、今にして思えば実に貴重な無形文化だったと感じ、それらの記録を残しそこなった事を反省しました。残すべきことは、珍しいことよりも、当たり前なことにあるのかもしれません。尚、皆様に御心配をおかけした宮形は明日、鹿児島の病院を退院することになりました。あとは、大阪でリハビリに入ります(亀崎直樹)


●ウミガメ速報04−19(7/15)
*******************************
熊本日日新聞(6/18)より
 来春廃校となる牛深市牛深町の茂串小(立川忠市校長、四十人)の子どもたちは、ウミガメの産卵で知られる茂串海岸の環境を守ろうと「ウミガメレンジャー」を結成、海岸の環境保全を進めている。十七日は同海岸入り口など三カ所に、ごみ捨て防止を呼び掛ける手作りの看板を設置した。 茂串海岸での美化活動は、「廃校の前に皆で自慢の海を守り、ふるさとに誇りを持とう」と児童が始めた。「ウミガメレンジャー」の名前も自分たちで名付けた。 看板は縦横一メートル。「ウミガメのためゴミを捨てないで」と呼び掛け、ポリ袋を誤って食べ涙を流すウミガメの絵などを描いている。同海岸に向かう市道沿いなどにも設置した。 児童はこの日、先生らとくいを打ち、その上に看板を設置。その後、砂浜に捨てられた空き缶やプラスチックごみを回収した。趣旨に賛同した牛深海上保安署(相川浩一郎署長)の署員六人も協力し汗を流した。 仲間と一緒に看板の絵を描いた島田久続君=六年=は「海に遊びに来た人に看板を見てもらい、きれいな茂串の海を守りたい」と話していた。
*******************************
紀伊民報(6/19)より
 新宮市の王子ケ浜で18日早朝、アカウミガメ1頭が上陸した。今年初めて。数カ所に穴を掘るなどしたが、産卵はしなかった。「新宮市海ガメを保護する会」の速水政夫会長(78)によると、過去約30年続けた観察の中で最も遅い上陸。「1時間以上はい回っていたが産卵に必要な深さ50センチ以上の穴が掘れずにあきらめたのだろう。残念」と話した。速水会長が午前5時ごろ、海岸をパトロール中に同市立体育館下の波打ち際から約20メートルの砂浜で見つけた。甲長約1メートル。周辺は柔らかい砂浜に見えるが10センチも掘ると固い砂利に突き当たり、人間が掘ろうとしても無理だった。 王子ケ浜では昨年、ウミガメが33回上陸し1609個を産卵。うち1188匹がふ化した。
*******************************
熊本日日新聞(6/19)より
 国の絶滅危ぐ動物に指定されているアカウミガメが上陸、産卵しやすい海岸を守ろうと十八日夜、県、牛深市、牛深署などが合同で、同市の海岸で上陸環境監視パトロールを実施した。 アカウミガメの産卵期は五〜八月で、同市や天草西海岸は上陸、産卵地として有名。県は希少野生動物の保護に関する条例で捕獲や卵の盗掘を禁止している。 パトロールにはウミガメ保護のボランティアらを含め約三十人が参加。二班に分かれて約一時間海岸や瀬を回り、アカウミガメの産卵状況などを調べたが、この日の夜は上陸、産卵とも確認できなかった。 同市では二〇〇三(平成十五)年夏、二十二回の上陸と五回の産卵を確認。県内での上陸回数は、天草下島を中心に二十〜八十回の間で増減を繰り返しているという。 県自然保護課の源川正志環境生活審議員は「アカウミガメは明かりを嫌うので、上陸時期は深夜のたき火、花火を控えて。ふ化場に囲いなどがしてある場合は荒らさないでほしい」と呼び掛けている。
*******************************
千葉日報(6/21)より
 鴨川市の東条海岸でアカウミガメの産卵が二十日までに確認された。海岸を散歩中の市民がウミガメの上陸跡を見つけ、連絡を受けた鴨川シーワールドの職員が砂中にある白いピンポン球(直径約四センチ)ほどの卵を確かめた。同園によると、産卵が確認されたのは房総半島では今シーズン初めてだという。 東条海岸は美しい砂浜が約二キロ以上続き、毎年六月から八月にかけてアカウミガメの産卵が見られる。昨年は六カ所で確認され、約三百匹の子ガメがふ化した。 アカウミガメの産卵場で、本県は北限域とされている。一回の産卵数は八十個から百四十個ほどで産卵からふ化までの日数は約二か月。 毎年、産卵からふ化までを見守っている同園担当者は「盗掘や台風などの被害にあわないようにしたい」と、子ガメの誕生を心待ちしている。
*******************************
紀伊民報(6/25)より
 21日の台風6号の影響で、南部町千里の浜に産み落とされたアカウミガメの卵のほとんどが 海水をかぶったため、どれだけふ化するか、上陸・産卵を観察している人たちらが心配している。 同町ウミガメ研究班の後藤清代表(75)は「1度や2度の冠水なら大丈夫だが、長時間におよぶ 冠水は浸水と同じ。6月にこれほどの規模で浸水した例は過去少ないと思う」と話している。研究班によると、今シーズンは1981年の観察開始以来、最も早い4月28日に初産卵を確認。 その後もペースは順調で、今月18日までに35回の産卵があった。過去の観察結果から1巣あたり の卵数は平均して100個余りとみられる。 一方、台風来襲時の千里の浜には前夜から21日も終日、高い波が押し寄せた。 後藤さんによると、6月でも高波で巣穴が波をかぶることはあったが、今回のように浜のほぼ 全体が浸水するようなことはめったにないという。巣穴が浸水した場合の研究は大学などでされているが、後藤さんは「産卵後、時期的にどの段階で 浸水するとふ化率がどう変化するかなど、詳しいことは分かっていない」という。しかし、「浸水すると卵が呼吸できなくなるため、危険な状態が長時間続いたことは間違いない」という。後藤さんは台風が接近した20日午後、巣穴2カ所の卵を浜の別の所に設けている「ふ化場」に移したが、 そこも冠水したという。また、まだ未確認だがほかに数カ所、巣穴が流失した可能性があると話している。台風の影響がなくなり、23日未明には産卵はなかったが4回の上陸が確認されたという。「台風で上陸 できなかったウミガメが沖で待機している状態。これから産卵が増えることを期待したい」と望みをつないでいる。
*******************************
徳島県・加島祐二さんより(6/29)
 ウミガメの上陸を確認しました。上陸地・徳島県牟岐町・馬路の浜。上陸日時 6/23水
*******************************
伊勢新聞(6/29)より
 三重県明和町は二十八日、今年二回目のアカウミガメの産卵を大淀海岸で確認し、波が掛かる危険性を考慮して産卵場所から堤防寄りに急きょ卵を移動した。 今回の産卵場所は、今月九日に確認された浜田海岸よりおよそ一・五キロメートル伊勢寄り。毎朝散歩しながらウミガメの上陸を調査している同町大淀の元中学校校長、山中貢さん(79)が早朝に足跡を発見して役場に知らせた。 二十八日午後、鳥羽水族館飼育研究部の若林郁夫主任(39)が現地を掘り起こしてピンポン玉大の卵を確認したが、産卵場所が波打ち際から約七メートルしか離れておらず、高波にさらわれては大変と、卵を移すことに決定。直径二十センチメートル、深さ五十センチメートルの穴から掘り出した九十一個の卵を乾燥しないよう注意しながら段ボール箱に並べて運び、堤防から約一メートル離れた斜面上に埋め直した。
*******************************
大分合同新聞(6/29)より
 大分県蒲江町の元猿海岸の砂浜で二十八日、ウミガメの産卵が確認された。同町では今月初めに屋形島でウミガメの卵が見つかっており、ことし二例目。町では「ことしはウミガメの産卵が多く見られるかもしれない」と期待を膨らませている。同海岸でウミガメの産卵が確認されたのは一九九六年以来、八年ぶり。 町によると、同日早朝、地元のウミガメ監視員、山下豊藤さんが砂浜でウミガメの足跡を見つけ、町役場に連絡した。町職員らが、産卵したとみられる場所を掘り起こしたところ、百三十一個の卵が出てきた。卵はふ化させるため、割れていた二個を除き、県マリンカルチャーセンターに持ち込んだ。 同町では昨年、波当津海岸で、七年ぶりにウミガメの産卵を確認。ことしは六月三日に、わずか一個だったものの、屋形島で確認されている。 町まちづくり推進課は「ウミガメの産卵は六月から八月ごろまで。ことしは沖でウミガメをよく見ると漁師が話しており、今後も産卵が確認される可能性は高いのではないか」と言う。 同町は元猿、高山、屋形島、葛原、波当津の海岸で、住民にウミガメ監視員を委嘱している。
*******************************
紀伊民報(7/11)より
 新宮市の王子ケ浜で10日未明、アカウミガメ1匹が上陸し、産卵した。同浜での産卵は今年初めて。波打ち際から約40メートルの石がまじった砂浜に深さ約40センチの穴を掘り、94個を産んだ。「新宮市海ガメを保護する会」の速水政夫会長(78)は「過去30年の調査で一番遅い産卵。あきらめていただけにうれしい。できれば全部ふ化してほしい」と話した。卵は、同浜にある同会の保護(ふ化)場に移した。 速水会長が午前4時すぎ、海岸をパトロール中に産卵跡を見つけた。上陸してはい回り、産卵後、一直線に海へ戻る足跡が残っていた。 卵は殻が柔らかく、直径は約30ミリ。8月下旬から9月初旬にふ化する見込み。 同浜では6月18日、1匹が初上陸したが産卵しなかった。 同会の調べでは王子ケ浜には昨年、アカウミガメが33回上陸し計1609個を産卵。うち1188個がふ化した。
*******************************
高知新聞(7/9)より
 高知市の花海道沿いの砂浜で8日未明、アカウミガメの上陸が確認された。同市内の海岸では珍しく、新たな産卵場所を求めて上陸したとみられる。 発見したのは同市横内の飲食店勤務、広井真さん(20)。同日午前零時ごろ、友人らと遊ぼうと砂浜に下りたところ、何やら動く物体が。近づくと、体長1メートルほどのウミガメがのそりのそり。 「これは珍しい」と驚きながら、デジタルカメラでパシャッ。しかし、「産卵では? 邪魔せられん」と、すぐにその場を離れたという。 ウミガメは7、8月が産卵期。同市では10年ほど前に桂浜で上陸が確認された例もあるが、「近年は珍しい」と桂浜水族館の飼育研究員。 ただ、アカウミガメは光や音に敏感で、人の騒ぐ声や花火、車のライトなどで引き返しやすいという。同研究員らは「静かに見守ってあげて」と呼び掛けている。
*******************************
カメハメハ王国 山本明男さんより(7/12)
 相良海岸(静岡)では過去10年間で最もハイペース。7月11日現在19回の上陸を記録。御前崎が減少しているとの事。
*******************************
事務局より:7月17、18、19日と静岡県相良で開催される「相良環境塾」(カメハメハ王国・日本ウミガメ協議会共催)に行ってきます。この企画、数年前にも一度協力させていただいたのですが、大変な企画です。小中学生を相手に、自然を題材に、朝から晩までみっちりしばいて学ばせるのです。ところがです。前回、大変でフラフラになるのは大人だけで、子供たちはしっかりノルマをこなして、平気な顔をしていたのが印象的でした。今年も「ゆとりの教育」に反逆してきます。(亀崎直樹)


●ウミガメ速報04−20(7/28)
*******************************
紀伊民報(6/25)より
 21日の台風6号の影響で、南部町千里の浜に産み落とされたアカウミガメの卵のほとんどが 海水をかぶったため、どれだけふ化するか、上陸・産卵を観察している人たちらが心配している。同町ウミガメ研究班の後藤清代表(75)は「1度や2度の冠水なら大丈夫だが、長時間におよぶ 冠水は浸水と同じ。6月にこれほどの規模で浸水した例は過去少ないと思う」と話している。研究班によると、今シーズンは1981年の観察開始以来、最も早い4月28日に初産卵を確認。その後もペースは順調で、今月18日までに35回の産卵があった。過去の観察結果から1巣あたりの卵数は平均して100個余りとみられる。一方、台風来襲時の千里の浜には前夜から21日も終日、高い波が押し寄せた。後藤さんによると、6月でも高波で巣穴が波をかぶることはあったが、今回のように浜のほぼ全体が浸水するようなことはめったにないという。巣穴が浸水した場合の研究は大学などでされているが、後藤さんは「産卵後、時期的にどの段階で 浸水するとふ化率がどう変化するかなど、詳しいことは分かっていない」という。しかし、「浸水すると卵が呼吸できなくなるため、危険な状態が長時間続いたことは間違いない」という。後藤さんは台風が接近した20日午後、巣穴2カ所の卵を浜の別の所に設けている「ふ化場」に移したが、そこも冠水したという。また、まだ未確認だがほかに数カ所、巣穴が流失した可能性があると話している。台風の影響がなくなり、23日未明には産卵はなかったが4回の上陸が確認されたという。「台風で上陸できなかったウミガメが沖で待機している状態。これから産卵が増えることを期待したい」と望みをつないでいる。
*******************************
千葉日報(7/8)より
 ウミガメの産卵地を守ろうと、県立岬高校(三田和夫校長)の生徒が岬町の和泉浦海岸の海岸清掃を行った。環境問題を取り上げた総合的な学習の一環で、ことしが二年目の試み。昨年は一年生のみの活動だったが、今年度は普通科の二、三年生も加わり、二百六十四人が参加。ゴミを拾いながらデータ収集を行った。事前に前東邦大理学部教授の秋山章男さんを講師に迎え、「外房海岸のアカウミガメの生態」をテーマにした講演会を実施。産卵地保全の大切さと、自然観察の楽しさを学んだ。 生徒たちが行ったのは髪の毛をとかすように、丹念に砂浜をさらう意味の「ビーチコーミング」。ゴミを拾うだけでなく、貝殻を集めたりして、自然の素晴らしさを発見するのも目的。グループごとにデータ用紙を持ち、拾ったものをチェックする。データは「陸から自然のもの」「海から自然のもの」「人工のもの」の三種類に分ける。収集、処分するのはビン、缶など人工物だけで、流木、草(陸)貝殻、海藻(海)などは数えるだけにとどめ、ウミガメの邪魔になりそうな流木は移動してまとめる。 同行した秋山さんは「昨年よりきれい。地元の人たちの努力が分かる」と話す。和泉浦海岸は海水浴場ではないが、サーフィンが盛んで、一年中若者が訪れる場所。サーファーのマナーも向上しているのが伺える。しかし夷隅川の河口部に当たるため、流木が多いのが悩み。またウミガメの移動の妨げになる自動車のわだちもあり、怒りの表情を見せる生徒もいた。岬町は産卵地のほぼ北限に当たり、毎年十〜二十件上陸の跡が見られる。同高は九月に再度ビーチコーミングを行い、プロジェクトチームを作ってデータを分析し、十一月の文化祭で発表する予定。
*******************************
西日本新聞(7/8)より
 アカウミガメの産卵地、福岡県津屋崎町の恋の浦海岸を舞台に、アニメーションと実写でウミガメと自然を描いたオリジナル番組を、同県宗像市の「宗像ユリックスプラネタリウム」が制作した。同町うみがめ課と自然保護団体「恋の浦ウミガメの会」が作画監修や資料提供で協力。子ガメが海へ向かう姿を感動的に描いている。 番組名は「小さなうみがめの物語」で、静かな夏の夜、卵からかえったものの、人間を怖がって砂浜に残った子ガメが、貝や星座、鳴き砂たちに励まされ、勇気を持って海へ旅立つまでを描く。海岸名の由来となっている悲恋伝説やウミガメの生態も織り込んでいる。声優は、アニメ「風の谷のナウシカ」などに出演した島本須美さんら。ドームに映し出される三百六十度のパノラマは、同海岸の風景を基に作画。主役の子ガメの甲羅の形状などは「ウミガメの会」の助言を受けた。クライマックスでは同会が昨年撮影した子ガメのビデオ映像も使った。 小野田淳子学芸員は「大人も子どもも楽しめる内容。郷土に親しみを感じるきっかけになれば」と話している。上映時間は四十五分(星座解説含む)。九月五日(月曜休館)まで公開中。同プラネタリウム=0940(37)2394。
*******************************
黒島研究所 島達也・加藤千枝より(7/15)
 7月13日西の浜北の入り口より700m付近で今年14回目の足跡発見。足跡からアオウミガメだと思われます。砂を掘り探しましたが卵は見つけられませんでした。翌14日、同じく850m付近で足跡発見。すぐに砂を掘り深さ20〜30cmで卵を見つけました。卵径の平均は44.9ミリであることからアオウミガメだと思われます。
*******************************
徳島県・加島祐二さんより(7/21)より
 2004.07.21 14:30に徳島県・牟岐町古牟岐の浜を調査したところ、上陸産卵の痕跡がありました。上陸幅82cm。巣穴3カ所ありました。産卵はあえて確認しませんでした。ほとんど人が行かない場所です。かなり砂浜の上、植生帯の近くに大きな穴はあります。産卵していたとしても大きな台風でない限り波はこないと思います。
*******************************
滋賀県 松村孝彰さんより(7/20)
 7月17日〜19日と徳島・椿町へ遊びに出かけましたが、7月17日の夜に蒲生田海岸近くの民宿(あたらしや)に泊まって夜の10時ころに海岸に出かけていった折にウミガメの産卵に遭遇しました。
*******************************
事務局より:先日は津屋崎(福岡)に会議の打ち合わせにいってきました。津屋崎町は来年には隣の福間町と合併し、福津市となるそうです。津屋崎町の方々は、それぞれの想いがありようで、その想いを会議に込めようとされています。11月12日からの第15回日本ウミガメ会議も楽しそうです。近日中に開催要項を公開いたします。津屋崎から室戸に飛び、小割生簀の進水式を行ってきました。この生簀、漁協の計らいで、研究用におかせてもらえる事になりました。式のあと、港で漁師さんたちとバーベキューで祝杯をあげました。その酒量は、ウミガメ会議と比較になりませんでした。圧巻でした。(亀崎直樹)



このページのTopへ

No.1-10<< >>No.21-30




当団体の許可なく、このサイトに関する一切の情報を転載・複製することを禁じます。
(C) 特定非営利活動法人日本ウミガメ協議会,2005,Japan