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日本ウミガメ協議会の活動紹介 |
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ウミガメ速報
●ウミガメ速報05−41(9/6)インターネットの子ガメ終了 ******************************* 事務局より:明石の子ガメは昨夜19時45分頃、無事に海に帰りました。卵数95の内79個体が脱出し、3個体は取り残され救出しました。孵化しなかった13卵の内7は肉眼で胚発生は認められませんでした。200名以上の見学者がいましたが、懐中電灯をつけないようにお願いし、マスコミの撮影には当方で準備したフィルターを強制的に使用してもらいました。その結果、子ガメ達は迷うこともなく、海に向かって帰っていきました。今、宮形が画像を編集してホームページに載せる準備をしています。詰めていた島研究員もようやく家に戻れます。(亀崎) ******************************* 宮崎県漁港漁場整備課西布稔也さん、同南那珂農林振興局中西健二さんより(8/11) 漁協より標識を付けたウミガメを発見したとの情報がありましたのでお知らせします。日時:8月11日早朝、場所:宮崎県日南市宮浦地先、標識:JN 27210、状況:小型定置網に入網。3人がかりで引き上げて標識番号を確認。標識は多数付いていたが、そのうちの1つだけを確認した。ウミガメの種類は確認せずに再放流。発見者:日南市漁業協同組合所属外山水産 外山和徳さん、事務局より:本個体の履歴です。放流者:宮崎野生動物研究会竹下完さん、捕獲場所:宮崎県高鍋町堀之内海岸、捕獲日:'02年6月13日、捕獲状況:産卵、サイズ:甲長85cm、甲周81cm、種:アカウミガメ、標識装着:JN 27210、JPN 18272 ******************************* カレッタ君のふる里を守る会 田中 輝彦さんより(8/11) ストランディングがありましたので報告します。年月日:'05年8月7日、種名:アカウミガメ、サイズ:標準直甲長80.1cm、直甲幅59.6cm、発見場所:静岡県湖西市白須賀海岸、発見者:佐原正晃さん、標識:23801、発見状況:波打ち際に漂着。りんばんが一部剥がれ腐敗し、目鼻から汁が出ていた。外傷は無し、魚網に入り窒息と考えられる。処置:波のこない場所に埋葬。このカメの経過:'05年7月12日23時頃湖西市白須賀海岸に上陸、産卵せず帰る(標識装着)。'05年7月14日豊橋市小島の消波ブロックに挟まれ動けなくなっているところを救助され再放流。 ******************************* 屋久島うみがめ館 大牟田一美さん、法子さんより(8/13) 屋久島で標識装着個体の産卵がありました。産卵日:'05年6月27日(前浜)、7月12日(いなか浜)、標識番号:44536(左前肢、青いプラスチックタグ)、00063B4B52(インナータグ)、種:アカウミガメ、標識装着:左前肢 49249(モネルタグ)、装着日:6月27日、備考:タグの取れた跡有り。後肢のタグの確認はしておりません。事務局より:本個体の履歴です。放流日時:'05年5月21日、放流場所:高知県室戸市三津漁港、放流者:室戸基地駐在員、協力調査員 戎井邦彦さん、種:アカウミガメ(♀)、サイズ:標準直甲長88.6cm、最小直甲長87.7cm、直甲幅72.5cm、曲甲長91.0cm青いプラスチックタグ:JPN 44536(右前肢)、JPN 44585(左前肢)、インコネルタグ:48073(右後肢)、48072(左後肢) ******************************* カメハメハ王国 山本明男さんより(8/13) ストランディングがありましたので報告します。日時:平成17年8月12日午前10時死亡漂着、場所:静岡県榛原郡相良町波津海岸、解剖者:山本明男、松下静夫、渡辺美穂子、種:アカウミガメ♀、測定値:標準直甲長75.9cm、直甲幅60.1cm、備考:その他の所見:標識無、ガス有、背甲剥離初期、前肢有り 後肢有り、頭部有り、外傷無し、消化管内容物:食道無、胃無、腸プラスチック片、貝殻、卵巣:産卵直前の卵100個程度(最終産卵と思われる) ******************************* 事務局より:今回の明石の孵化・脱出に関しては、久々にさわやかな仕事ができました。砂中の監視カメラやその光源に関しては子ガメへの影響がないよう最大限に配慮しました。砂中温度や酸素濃度、水分含量の変化も測定記録しました。また、脱出した個体は誰にも触られることなく海に戻っていきました。子ガメの観察や撮影も赤外線や赤色光といった子ガメが感受しない波長でかつ弱い光を用いて行ってもらいました。ここまでやる必要はないのでは、と思われる方もおられると思います。しかし、明石という都会で、ウミガメにどこまで自然に近い状態で海に帰ってもらえるか、そして、市民の知的好奇心にどれだけ答えられるか。その両方を満足させるために随分わがままを言いましたが、明石市や国土交通省、マンダラネット、そして市民やマスコミの皆さんも、全面的に理解していただき、今回の結果につながりました。こんなに妥協しなかった仕事は久しぶりです。関係者の皆様に感謝し、御礼を申し上げます。(亀崎) ●ウミガメ速報05−42(9/9) ******************************* 鹿児島 森山ひろしさん(衆議院議員)より(7/31) 2頭のウミガメに出会いましたのでお知らせいたします。2005年7月30日午前7時ごろ 鹿児島県肝属郡肝付町内之浦(内之浦港より3キロ沖)、定置網漁見学時、大きいカメ(表記番号:39205)と小さいカメ(表記なし)に出会いました。何かの役にたてば幸いです。 事務局より:送っていただいた写真より、大きいカメはアオウミガメ、小さいカメはアカウミガメでした。また、標識のついていた大きいカメの履歴は次のとおりです。放流者:小笠原海洋センター、発見日:2005年6月3日、発見場所:東京都小笠原村父島製氷海岸、発見状況:上陸(標識装着後に帰海)、種:アオウミガメ、性別:メス、サイズ:SCL94.2cm SCW71.9cm CCL99.8cm CCW91.5cm、標識番号:左後肢Y39205 左前肢I41547 右前肢I41548、その他:上陸を初めて確認した個体でした。 ******************************* 愛知県 伊藤麗子さんより(8/6) 私、愛知県豊橋市に住む伊藤というものです。今日の午後4時ごろ、ウミガメが浜で死んでいるのを見つけました。藤壺が背中についており、死後間もない様子で、目から涙のようなものが流れておりました。場所は、渥美半島の六連(むつれ)の、多分「浜田海岸」という看板から海に下りたところで、東に向かって400mくらい?(テトラポットの種類の変わるあたり)歩いたたところです。インターネットで「豊橋 ウミガメの会」で検索したのですが、代わりにヒットしましたこちらの方にご連絡すれば、豊橋の会の方にも伝わるのではないかと思い、ご連絡しました。ちなみに私、一昨年、豊橋市の催しで、ウミガメの卵や赤ちゃんを、会の方の先導で見ることが出来、感動した者です。ウミガメの実物を表浜海岸で見るのは初めてでしたが、それが死んでいたウミガメだったのは残念でした。 ******************************* 兵庫県 宇惠功さんより(8/8) ウミガメの産卵後を目撃しましたので、お知らせします。情報:産卵後と思われるウミガメが海に帰っていく様子を目撃しました。目撃日:2005年8月7日早朝5時。場所:和歌山県南部海岸、埴田港側。状況:明け方、5時ごろに釣りをするために南部海岸に立ち寄った所、ウミガメが海に向かっている姿を目撃しました。また、そこから少し離れた所にもウミガメが通ったと思われる足跡もありました。浜全体は広いのですが、ごろた浜でほとんどが大きめの石ですが、港側のみ細かな砂になっており、そこに上陸していました。すぐ近くに国道が走っており、明け方には犬の散歩を楽しむ人もおり、こんな近くで目撃するとは正直、驚きました。 ******************************* 沖縄県座間味島 オーシャンウェイ 北條貴子さんより(8/10) 沖縄座間味島のダイビングサービス オーシャンウェイと申します。先日、アオウミガメの死体が漂流しているのを見つけましたので、参考になればと、いちおう写真と情報を送ります。2005年6月26日 座間味島。座間味島の島のすぐ近くで、海岸線より200mくらい沖あいのところ。ちょうどダイビングポイントの帰りで、よくボートが通る海域です。うつぶせで漂流していました。甲羅の表面には、スクリューと思われるような、大きな外傷がなかったので、何が原因なのかな??と思って、仰向けにひっくり返してみました。おなか側の甲羅のまんなかのラインにそって、ちょっと亀裂が入っているように見えました。 あとは、目玉の周りや、あご、片方の足のあたりが、白っぽくふやけていました。 ******************************* 愛媛県総合科学博物館 山本貴仁さんより(8/11) ウミガメの混獲がありましたので報告いたします。種:アオウミガメ、場所:愛媛県上島町豊島沖、日:2005年7月31日、状況:豊島沖の定置網に入り死亡していた。外傷はなし。8月10日に冷凍されていた個体を山本が確認。サイズ:直甲長81cm・直甲幅63cm、標識:後肢にはなし、前肢は確認できず。 ******************************* 宮崎県南那珂農林振興局農政水産課 中西健二さんより(8/11) 日南市漁業協同組合よりウミガメが混獲されたとの連絡がありましたのでお知らせします。発見日:'05年7月26日頃、発見者:日南市漁業協同組合 湯浅勝好さん、発見場所:宮崎県日南市鵜戸漁港より沖合に700〜800kmの定置網、発見状況:網をあげたら、後肢に標識が2個ついているウミガメを発見したので引き上げた。暴れて番号確認が難しかったので、標識を1個切断して番号を確認し、放流した。標識番号:JPN 39167、サイズ(目測):甲長100cm、甲幅60〜70cm、種:アオウミガメ(♂) 事務局より:本個体の履歴です。この個体は、2度目の再捕でした。放流者:屋久島うみがめ館 大牟田一美さん、発見・放流日:'98年7月3日、発見場所:鹿児島県屋久島一湊の定置網、、サイズ:標準直甲長84.4cm、直甲幅71.5cm、体重80kg。放流者:小笠原海洋センター 山口真名美さん、発見日:'05年4月22日、発見場所:東京都小笠原父島ブタ海岸、発見状況:交尾中にウミガメ漁師に捕獲。放流日:'05年6月25日、放流場所:東京都小笠原村父島大村海岸(小笠原返還行事として放流)、サイズ(発見日に測定):標準直甲長87.4cm、曲甲長91.9cm、直甲幅72.7cm、曲甲幅88.8cm。イエロープラスチックタグ:39167(左後肢)、39168(右後肢)インコネルタグ:41525(左前肢)、41526(右前肢) ******************************* 三重県紀北県民局水産課 水谷さんより(8/17) 標識のついたウミガメが見つかりましたので、お知らせします。日時:8月17日、場所:三重県尾鷲市九鬼町中鼻定置網、標識番号:JPN33819、甲長56.7cm(メジャーで計測)、処置:標識はそのままにして、生きたままその場で放流。 事務局より)このウミガメは、2005年7月18日、愛知県美浜町の南知多ビーチランドで放流した6歳のアオウミガメで、放流時の記録では、SCL57.5cm、CW47.7cm、BW30kgでした。 ******************************* 東京都島嶼農林水産センター大島事業所 堤清樹さんより(8/18) 東京都神津島漁業協同組合より標識の付いたウミガメが混獲されたとの連絡があったのでお知らせします。発見日:'05年8月18日、発見者:神津島漁業協同組合 前田好樹さん、石田竜一さん、発見場所:神津島西側長浜沖約700m、水深約25mの定置網、発見状況:標識の付いているウミガメがかかっていたので、引き上げて標識を全て切断。その後、状態は悪かったが生きているので放流した。標識番号:JPN 43458、サイズ(目測):全長120cm、幅70cm。 事務局より:本個体の履歴です。放流者:小笠原海洋センター 山口真名美さん、発見日(放流日):'05年7月16日、発見場所(放流場所):小笠原諸島母島列島平島、発見状況:探巣中、種:アオウミガメ(♀)、サイズ:標準直甲長105.0cm、曲甲長106cm、直甲幅77.5cm、曲甲幅98.0cmイエロープラスチックタグ:43458(左後肢)、43459(右後肢)インコネルタグ:41828(左前肢)備考:1週間の無人島張り込みで標識を装着したウミガメ。 ******************************* 事務局より:台風14号の被害はいかがだったでしょうか。人間への被害も大きかったのですが、南部の松沢からの報告によれば、脱出を待っていた子ガメが、たくさん砂中で溺れ死んだとか。日本のウミガメにとっては、台風は個体群サイズの変動に大きな影響を持っていることは間違いありません。地球の温暖化で台風はますます多く、強くなっていくことでしょう。(亀崎) ●ウミガメ速報05−43(9/13) ******************************* 第16回日本ウミガメ会議(黒島会議)のご案内 今年の日本ウミガメ会議の案内を差し上げます。今年の会議は、沖縄県八重山諸島黒島で開催されます。黒島という島は、かつてはサフシマと呼ばれていました。島津の役人が当地で地図を作成してしている際、それをフシマと聞き取り「黒島」と表記したことが、島の名の由来となったそうです。サフとはサンゴの事。サンゴ島が黒島になったわけで、この島津の役人の責任は重大です。現在の人口は200人、主な産業は牛の牧畜です。 この島でのウミガメ調査は1978年にさかのぼります。現在は閉鎖された海中公園センター八重山研究所の歴代の研究員がその調査に参加してきました。宮脇、岩瀬、平手、黒柳、島、そして亀崎もそのメンバーでした。確かに産卵巣数は多くはありませんが、皆さんに一度見ていただきたいところです。是非、ご参加ください。 会議の名称:第16回日本ウミガメ会議(黒島会議) 主催:日本ウミガメ協議会・黒島公民館(地元の自治会組織に類する名称) 後援:竹富町・沖縄県教育委員会・環境省・国土交通省・水産庁他 開催日:平成17年11月18日(金)−20日(日) 場所:沖縄県竹富町黒島 黒島小中学校体育館 アクセス:沖縄県石垣空港から石垣島離島桟橋へ バス20分、タクシー10分 石垣島離島桟橋から黒島港へ 高速船25分、片道1,130円 黒島港から会場へは船の到着にあわせて送迎します。 申込方法:9月30日までに申込書の送付と送金をお願いします。参加費は、10月1日以降は500円増し、当日は1000円増しになります。 団体割引航空券の斡旋:大阪(関西)空港発着の団体割引航空券を手配しております。ご希望の方は、航空券予約の都合上、9月15日までに協議会事務局へお申込みください。スケジュールは次のとおりです。 往路1便 11月17日(木)関空発10:30 石垣着13:05 \21,800 2便 11月18日(金)関空発10:30 石垣着13:05 \24,800 復路1便 11月20日(日)石垣発15:15 関空着17:50 \24,800 2便 11月21日(月)石垣発15:15 関空着17:50 \21,800 ※正規運賃(片道)\42,100 上記の組み合わせは自由にできます。(例:往路は1便、復路は2便で、など)片道だけの利用もできます。ただし、各便15名以上の申込がなければ団体割引が成立しません。その場合は『特便割引21』に切り替えて予約申込を致します。15名を超えた場合の追加は可能です。航空運賃の精算方法等については、申込者に追ってお知らせします。 参加・講演申込書フォーム(9/30締め切り) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第16回日本ウミガメ会議(黒島会議)参加・講演申込書フォーム ##は記入、□は塗りつぶして下さい 1 氏名(フリガナ):## ## (## ####) 年齢 ## □男 □ 女 □会員 2 所属:######## □一般 □学生 3 連絡先:□自宅 □職場 ご記入いただいた住所に、案内をお送りします。 住所:〒###−#### ########### 電話:##−###−#### FAX:##−####−### E-mail :###@#### 4 参加費の振込について この申込用紙の送付と併せて、参加費等の振込を下記の郵便振替口座にお願いします。振替用紙の通信欄に「会議参加費」と明記し、内訳を記入の上、参加費、懇親会費、弁当代等の合計金額をお振り込み下さい。参加費は、10月1日以降は500円増し、当日は1000円増しになりますので、お早めにどうぞ。<振込先>郵便振替口座 00940−3−1095 日本ウミガメ協議会 送金額 合計 ##### 円 内訳 参加費 □一般 3,000円 □学生 1,000円(地元住民は無料) 懇親会 □ 5,000円 弁当 □19日(お茶付き:1,000円) 写真 □希望 (1枚1,200円) # 枚 ツアー □希望 (5,000円 20日産卵地見学・弁当付き) □寄付金 #### 円 5 宿泊希望日:□18日 □19日 民宿(相部屋となります) 宿泊について注意:黒島ではキャンプ設営禁止です。 6 団体割引航空券手配希望:□往路1便 □往路2便 □復路1便 □復路2便 ※航空券についてのみ9月15日締切り 講演申込みについて 今回の口頭発表は、日頃、会議には出席できない離島の方にお話をたくさんしていただきたいと考えています。よって、一般参加者の発表はポスター発表のみと致します。なお、お一人様1題限りとさせていただきます。発表を希望される方は下記のフォームにご記入ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第16回日本ウミガメ会議(黒島会議)発表申込書フォーム(ポスターのみ) 1 演題(出来れば英文も) ##### 2 発表者氏名(所在または所属)(氏名のローマ字表記も):発表者には名前の 前に○をつけて下さい ####(###)・###(###) 申込先 日本ウミガメ協議会事務局 担当:朽見 TEL:072−864−0335 FAX:072−864−0535 E-mail:info@umigame.org ********************************************* 事務局より:事務局長の水野君から悪性の夏風邪を移され、2日程、寝込みました。今から豊橋に行ってきます。海岸線に関する豊橋市の話し合いです。昨年の台風で砂浜に置かれていたブロックが露出し、カメの上陸を妨げています。でも、それを除去してしまうと、ますます、砂が侵食されるような気もします。また、ブロックが消えるくらい砂が堆積することを期待しているのですが・・・。(亀崎) ●ウミガメ速報05−44(9/20) ******************************* カメハメハ王国 山本明男さんより(8/7) 相良海岸ストランディング記録05-4です。漂着日時:平成17年8月6日午後2時死亡漂着、午後3時解剖、解剖者:山本明男 松下静夫 渡辺美穂子 松下千吉、漂着場所:静岡県榛原郡相良町波津海岸、種・性:アカウミガメ ♀、直甲長:75.9cm、甲幅:69.0cm、その他の所見:電波発信器 TELONICS装着、右前肢標識 000654(遠洋水産研究所のものと思われる)、ガス無、背甲剥離途中、前肢有り 後肢有り、頭部有り、腹部損傷(内臓突出・剥離)、顎部骨折、消化管内容物:食道ーアジと思われる魚がまるごと、胃ー魚類が多数、腸ー外部放出・溶解、その他:産卵直前の卵が数個(残りは腹部の穴から放出と思われる) ******************************* 鹿児島県野間池 協力研究員 宮内叶さんより(8/16) 野間池の白瀬定置網に、標識のついたウミガメが入っていましたのでご連絡します。捕獲日8月16日、アオウミガメ SCL 102cm MCL 102cmSCW 76.8cm 前足に金属タグ JPN 41637 41636 後足に黄色タグあり。事務局より:この個体は小笠原海洋センターにて標識放流したものでした。データ: 捕獲年月日:2005年6月25日 捕獲場所:東京都小笠原村父島境浦 捕獲状況:大穴掘り中 性別:♀ 放流年月日:同上 放流場所:同上 測定年月日:同上 測定値: SCL: 102.6cm SCW: 77.8cm CCL: 107.6cm CCW: 96.4cm ******************************* 福岡 馬奈木雄史さんより(8/17) ストランディングを発見しましたのでお知らせします。また、写真を送ります。発見日:'05年8月16日、発見場所:福岡県糸島郡志摩町芥屋黒磯海岸、発見状況:岩だらけの海岸で、波打ち際に漂着したアカウミガメを発見した。サイズ:最大直甲長約77.0cm、直甲幅約61.5cm、標識:なし。死後数日は経過していると思われ、ガスで首や足の付け根がふくらんでおり、眼球も突出していました。甲羅が一部剥げていましたが、目立った外傷もなく、四肢も完全に形をとどめていました。尾は短く、後ろから見ると外からも総排出腔が確認できるくらいに膨らんでいました。事務局より:写真よりアカウミガメの未成熟もしくはメスと判断しました。 ******************************* 静岡新聞(8/17) 希少ワニ「ガビアルモドキ」の不正登録事件で、種の保存法違反などの疑いで逮捕された静岡市駿河区下川原の爬虫(はちゅう)類卸売会社経営の容疑者(36)が、同様に絶滅危惧(きぐ)種に指定されているリクガメの一種「ホウシャガメ」についても「自分で繁殖させた」と偽り、個体登録していた疑いのあることが17日、警視庁生活環境課の調べで分かった。警視庁は密輸入されたホウシャガメを、高値で取引される正規のカメとして流通させるため虚偽登録したとみて追及する。調べでは、同容疑者は昨年5月ごろ、「岐阜県のブローカーからホウシャガメの卵を譲り受け、24匹をふ化させた」と環境省の所管法人「自然環境研究センター」にうその申請をし、同年7月、国際希少野生動植物種の個体登録を受けた疑いが持たれている。容疑者は「海外で繁殖に成功した経験を生かした」と説明しているが、同課は生物研究者らの証言などから「個人レベルでのふ化は不可能」とみている。(共同) 「ウミガメ大使」だった容疑者 御前崎市が解職へ:警視庁に17日、逮捕された容疑者は国の天然記念物「御前崎のアカウミガメ」の保護活動を広くPRする「御前崎ウミガメ大使」として御前崎市の委嘱を受けていた。同市は近く、容疑者のウミガメ大使を解職する方針だ。容疑者は旧御前崎町時代の平成14年から合併後の昨年まで、動物エッセイストの男性と共に、爬虫類イベントの売上金の一部約15―20万円をウミガメ保護監視員の活動の一助にと寄付を続けていた。寄付の功績から16年に同町が大使に委嘱し、現在は来年7月末までの任期で御前崎市が委嘱している。市教委の河原崎重治教育部長は「非常に残念な事態。大使は辞めてもらわざるを得ない。県外出張中の市長が戻り次第、解職の手続きに入りたい」とショックを隠しきれない様子。ウミガメ保護監視員の渡辺享代表(72)は「残念の一言。生き物を愛する気持ちが行き過ぎてしまったのだろうか」と肩を落とした。 ******************************* 福岡 馬奈木雄史さんより(8/20) ストランディングがありましたので報告します。雌雄の判別に自信がありませんので写真を送ります。ご確認の程よろしくお願いします。なお、発見当時の状況は、次のとおりです。日時:'05年6月6日(月)、17時50分頃、場所:福岡県糸島郡志摩町芥屋黒磯海岸、サイズ:最大直甲長約85.0cm、直甲幅約63.5cm、状況:足の付け根や首のあたりが少しガスで膨らんでおり、少し腐敗臭がしました。首の付け根部分に傷があり、甲羅の縁にかけて広い範囲でえぐれたようになっていました。頭部に刺し傷のようなものがありましたが、周りにいた鳥の仕業のようでした。また、左後ろ足の先がなく、足の付け根部分の甲羅も一部欠けていましたが治癒の後がありました。事務局より:写真より、アカウミガメのオスと確認されました。 ******************************* 神戸新聞(8/22) 五年ぶりに明石に上陸し、林崎海岸(同市林崎町三)で産卵が確認されたアカウミガメの卵からふ化した子ガメが二十一日夜、地表に姿を現し、海へと旅立った。同海岸には六月二十二日、約百個の卵が産み付けられた。特定非営利活動法人「日本ウミガメ協議会」(大阪府枚方市)によると、明石のような内海での産卵は、珍しいという。ふ化したのは、約五十匹。この日午後四時ごろ、同市と同協議会が海岸に設置したビデオカメラで、体長約七センチほどの子ガメ数匹が地表へ出てくる様子を確認。午後七時ごろには子ガメが一斉に海に向かっていったという。 ******************************* 愛知県 荒井利夫さんより(8/23) はじめまして。私は愛知県伊良湖周辺でサーフィンをやっています。21日の日曜日にウミガメの死骸を発見しました。凄く小さかったので、卵から孵った赤ちゃんだとおもいます。ちなみに場所は愛知県田原市赤羽根町のロコポイント(赤羽根海岸)です。亀の大きさは6cmでした。また、甲羅に穴が空いていました。写真はサーフィンする前でしたので撮りませんでした ******************************* 琉球新報(8/23)より 沖縄県国頭村謝敷の砂浜で21日、ウミガメの産卵場所3カ所が何者かに掘り返されているのが見つかった。うち一カ所は子ガメが砂から出る直前で、掘り返された子ガメの行方は分かっていない。産卵場所にはいずれも調査を知らせるくいが立ててあった。調査に当たっている嘉陽宗幸さん=国頭村=は「子ガメや卵を持ち去ったとすれば違法行為。やめてほしい」と訴えている。同村で産卵するアカウミガメ、アオウミガメはともに絶滅危惧種。現場は国道58号のすぐ横。くいで目印された産卵場所が深さ50センチほど掘り返されていた。嘉陽さんによると、2カ所はアカウミガメで子ガメは既に海に出ており、1カ所はふ化したアオウミガメの子ガメ数十匹が砂の下で外に出るのを待っている状況だったという。嘉陽さんは3年前からウミガメの調査を続けている。以前は目立たないように目印をしていると、卵があると知らずに上にテントを張ったり、たき火をしたりする人がいたため、去年からくいに「ウミガメ調査中」と明記した。嘉陽さんは「今まではわざといたずらする人はいなかった。目立たせた方が事故を防げるし、関心ある人が観察しやすい。みんなで見守ることができて、いい方法だと思っていたが…」と困惑している。 ******************************* 事務局より:副会長の菅沼さんの話しです。もう、何年もインドネシア、イリアンジャヤのオサガメ調査を続けておられますが、この夏はイリアンジャヤに入れなかったそうです。インドネシアの自然保護団体が現地の役人を買収し、菅沼さん達への調査許可を出さないようにしたのだそうです。もちろん、インドネシアの自然保護団体は米国のどこかから金が回っているわけで、結局は米国のいやがらせにあったわけです。イリアンジャヤは太平洋のオサガメ産卵地の最後の聖域です。誰もが研究フィールドとしたいところです。しかし、現地人との人間関係の構築から始めてようやく軌道にのりかけたフィールド調査が、金のある輩によってズタズタにされることは、残念ながらよくある話です。拝金主義がどんどん自然と健全な人間社会を破壊しています。(亀崎) ●ウミガメ速報05−45(9/22) ******************************* 国土交通省四国地方整備局高知河川国道事務所 山本尚さんより(8/23) 海岸の巡視中にウミガメの漂着死体を発見しましたので、お知らせします。写真をメールに添付して送ります。発見日:'05年8月23日14時20分頃、発見場所:高知県南国市十市(とうち)の海岸、種:アカウミガメ、雌雄:不明、サイズ:曲甲長70cm、曲甲幅50cm、標識:無し。状態(写真より):腐敗が激しく、頭部がほぼ白骨化して露出。 ******************************* 神戸新聞(8/25) 姫路市西延末の市立水族館で今月中旬、アカウミガメの赤ちゃんが生まれ、24日、一般に公開された。足をばたつかせて元気に泳ぐ姿がかわいらしく、早くも人気者になっている。同水族館は6月、ウミガメ産卵地として知られる徳島県阿南市から、地元県市の了解を得て卵20個を持ち帰り、ふ化に努めてきた。今月10日から13日にかけ、11個から次々と子ガメが誕生。直後はほとんど動けなかったが、現在は細切れにしたイカ、エビ、貝などを食べ、体長約4.5センチ、体重約18グラムまで成長した。アカウミガメの寿命は約100年。大きいもので体長1メートル、体重150キロになるという。水族館を訪れていた宮崎楓さん(8つ)は「初めて近くで見ました。目が小さくてかわいい」と大喜びだった。 ******************************* 東海日日新聞(8/26) 田原市の赤羽根ロングビーチ周辺で8月1日から7日にかけて行われたサーフィン世界大会「夢屋 TAHARA PRO」(WQSで最高峰の6スター大会)の模様が29日午前0時30分から約1時間にわたり、東海テレビで放映される。大会ハイライトを中心に、華麗な波乗り満載でサーフファン必見だ。 同大会は初日から最終日まで午前を中心にポイントを争う競技が行われたほか、ビーチクリーニングやウミガメ放流など、世界のトッププロサーファーや地元・観衆が一体になって「自然イベント」も実施。今夏は期間中の天候に恵まれたうえ、波の状態も良く、ジャンプを見せる選手もいた。 6スター大会となってからは3回目で、期間中は一昨年(4万人)、昨年(3万8000人)を上回る4万2000人が訪れ、楽しんだ。前夜祭として決勝前日にはコンサートやダンスの催事もあり、外国人タレントなども駆けつけた。同ビーチはサーフィンのメッカであるうえ、美しい海岸線を誇っている。 ******************************* 鹿児島県野間池 宮内叶さん・鹿大ウミガメ研究会 武内有加さんより(8/31) 標識をつけたウミガメが見つかりましたので、報告します。再捕日:2005年8月31日、再捕場所:鹿児島県笠沙町野間池、状況:混獲(定置網)、標識:プラ43339(左後肢)・43340(右後肢)、インコネル41721(左前肢)・41722(右前肢)、サイズ:標準直甲長 101.5cm、最小直甲長 101.4cm、直甲幅 76.6cm、処置:そのまま放流事務局より:本個体の履歴です。放流者:小笠原海洋センター、捕獲・放流日:2005年7月10日、捕獲・放流場所:東京都小笠原村父島初寝浦海岸、種:アオウミガメ、性別:メス、状況:上陸(小穴堀り中止)、サイズ:標準直甲長 100.8cm、直甲幅 78.4cm、曲甲長 105.4cm、曲甲幅 96.8cm ******************************* 南知多ビーチランド黒柳賢治さんより(9/4) 先日再捕しましたアカウミガメを昨日(3日)夕方、南知多町内海(うつみ)海岸より放流しましたのでご連絡します。なお、捕獲時のデータを記しますのでご確認ください。捕獲日:8月31日、捕獲場所:南知多町山海沖3〜4km、水深25〜30m捕獲者:田中千隆氏(友隆丸ともたかまる)による底引き網、捕獲時計測値:SCL45.2cm、CW36.5cm、BW13.2kg ******************************* 北里大学水産学部 朝日田卓さんより(9/8) 先日に引き続き、ウミガメが捕獲されましたので、貴協会から提供されたタグをつけて放流しました。以下にその情報を記します。タグナンバー30478と30479:アオウミガメ 曲甲長46.9cm、甲長43cm、曲甲幅43.5m、甲幅36cm、体重11.5kg 岩手県大船渡市三陸町 大入漁場(定置網) 2005年9月3日 ******************************* オキナワマリンリサーチセンター来山大貴さんより(9/2) 先日、当施設より保護したタイマイを標識をつけ放流しましたので連絡させていただきます。種:タイマイ、性:不明、放流日:2005年8月11日、放流場所:沖縄県本部町かきのうちビーチ、直最小甲長:314mm、直甲幅:273mm、体重:4.04kg、標識番号:右前肢プラスチック20721、左前肢インコネル20368、メモ:右後肢甲羅が直径3センチほど欠損 ******************************* OMRC小林利充さんより(9/5) 本日は、台風に見舞われ、沖縄は強風が吹き荒れておりますが、暴雨風域には入らなかったので、イルカも含め一同安堵しております。台風によって多くのゴミがビーチに流れ着きましたが、その中にアカウミガメの子供が混じっていたのでご報告いたします。最初は、死んでいるかと思いましたが、しばらくすると動き始め、今は水槽の中で元気に泳いでおります。また、しばらく飼育して大きくから海に返します。種類 アカウミガメ、甲長 40mm、甲幅 3.2mm、体重 13g、発見場所:沖縄県恩納村山田3425−2 ルネッサンスビーチ。この時期、台風時に多くのアカウミガメの子が打ちあがります。ゴミの中に埋もれていることが多いです。9月だとまだ生きていることが多いのですが、10月後半や11月ですと死亡している例も少なくありません。 ******************************* OMRC小林利充さんより(9/9) また、カメのライブストランディングですのでご報告しておきます。 9月9日漂着、種類:アカウミガメ、甲長40mm、甲幅32mm、体重14g、発見場所:沖縄県恩納村山田3425−2 ルネッサンスビーチ、打ちあがるカメが紛れているゴミは、アマモが多いのですが、それ以外に流木やビニール袋、ペットボトル、発砲スチロール、フロートなど等多数です。台風時は、トラック一杯分くらいのゴミが引き上げられます。最も割合の多いのは「アマモ」です。 ******************************* 事務局より:9/13、豊橋市役所で、砂中から突き出てきた消波ブロックをどうするか、という住民参加の話し合いがもたれ、表浜ネットワークの理事として、参加してきました。これまで砂に埋もれていたブロックが昨年の侵食で露出し、カメの産卵と孵化を妨げているのです。短絡的な発想をすればブロックをとればいいということになるのですが、それはますます後背の植生帯を含めた一帯の侵食を促進するするのではという心配もあります。我々からは、アメリカで行われているジオテキスタイルとかサンドチューブとか呼ばれている方法を試してもらえないかと提案しました。布製の直径3mくらい、長さ数百mの砂の枕のようなものを浜において、内側に砂が堆積するのをまつ、という消極的な工法です。砂が十分たまれば、布を切 って捨てれば良い訳で環境への負荷は少ないのではと思っているのですが・・・。(亀崎) ●ウミガメ速報05−46(10/2) ******************************* 紀伊民報(8/24)より 串本町の錦富小学校(和田晴行校長、38人)が22日夕、近くの二色海岸で生まれたアカウミガメとみられる子ガメ77匹を、地域住民と一緒に海に放す放流会を開いた。同海岸で産卵が確認されたのは19年ぶり。盗掘されないよう地域の人たちも見守ってきたため、放流会には住民百数十人が集まり、子ガメの旅立ちを見送った。和田校長は「夏休みの素敵なプレゼントになった」と感激していた。和田校長によると、産卵の連絡が学校に入ったのは7月5日。近くの自営業浜口岳則さん(54)が散歩していて足跡を見つけた。1週間ほど前から足跡が見られるようになり、この日掘ってみて産卵を確認したという。同校はカメに詳しい串本海中公園センター学術部の宮脇逸朗さんに相談。卵が衝撃に弱いことなど教えてもらい、そっと砂をかぶせて保護した。8月9日の登校日に、命の大切さを学ぼうと宮脇さんを講師に迎えてウミガメの話を聞いた後、海岸で卵を観察した。ふ化が確認されたのはそれから10日後の19日で、夜に4匹(うち1匹は死ぬ)が、20日は27匹、21日は14匹、そして22日朝は28匹が地上にはい出てきた。同日昼に砂を掘り返して新たに5匹を保護したが、残った十数個は土色に変色し、既に腐敗した状態だった。産卵場に看板を設置していたが、「盗掘などなく無事ふ化を迎えられたのは、よく見回ってくれた地元の皆さんのおかげ」と和田校長。待望の放流会には、児童や近くの保育園児を連れた親子、3世代で訪れた家庭もあり、にぎわった。子ガメは11個のバケツに入れ、一人1匹ずつを放流。父親とふ化の観察を続けた5年浜口康介君は「砂から顔を出しても、はい出てくるまで時間がかかった。ちゃんと帰ってきてほしい」といとおしそうに話した。3年の山崎優介君は「初めて触った。甲羅は硬かったが、ほかはぷにぷにしていた」とうれしそう。4年の福島愛未ちゃんは「また来てほしい」と、放流後もしばらく海を見ていた。子ども3人と来た沖日出雄さん(41)は「昔は隣の高富の浜でもよく産卵したが、最近は本当に少なくなった。こんなに盛大に放流したのは初めて。よかったですね」と笑顔で話した。 ******************************* 熊本日日新聞(9/3)より 熊本県天草郡苓北町の砂浜で三日、アカウミガメの子の足跡が見つかり、七十九匹がふ化していたことが分かった。天草でふ化が確認されたのは八月十三日の天草町に次いで今年二回目。同町では二年ぶり。 地元住民でつくる「天草ウミガメ協議会」(山本松義会長)の武田明美さん(51)=本渡市=が足跡を発見。同会会員で県希少野生動物調査員の吉崎和美さん(55)=有明町=とともに掘り返したところ、百四個分の卵の殻が見つかった。殻の様子から、砂から出ることができた子ガメは七十九匹と分かった。 この砂浜では七月七日、アカウミガメが上陸していたが、調査の結果「産卵せず海に戻った」と判断していた。吉崎さんは「穴が浅く、熱の影響をうけやすい悪条件だった割には高いふ化率。海水に浸からなかったのがよかった」と話している。 武田さんは「今年は産卵もふ化も極端に少なく心配していたが、一安心。子ガメが成長して戻ってきたときに産卵できる砂浜を残すことが大切」と力を込めていた。(大倉尚隆) ******************************* 下関市立しものせき水族館 久志本鉄平さんより(9/8) この夏、海響館で扱ったストランディングと下関市長府宮崎町串崎の産卵巣の調査報告です。ストランディング、海上漂流(死亡)、発見日:2005年9月2日、場所:下関市大和町(関門海峡)、種:アカウミガメ、甲長70〜80cm。孵化率調査 場所:下関市長府宮崎町串崎(関見台公園下)、産卵日:2005年6月25日、脱出日:2005年8月22日〜9月2日、調査日:2005年9月4日、産卵数:129個、孵化:50匹(42脱出、8失敗 孵化率38.8%、脱出率32.6%)備考:未孵化であった卵79個の内68個では孵化直前まで発生進行。 ******************************* 福島県自然保護グループ 朽木洋美さんより(9/8) いわき市久之浜に漂着したアカウミガメの死体について報告いたします。1漂着場所:いわき市久之浜海水浴場の砂浜、2漂着発見年月日:平成17年7月27日、3体長1m30p程度、4経過:@7月27日午前8時30分頃にいわき地方振興局に通報あり。Aいわき地方振興局職員が現場で埋設処分。 ******************************* 東京都島しょ農林水産総合センター八丈事業所 根本弘美さんより(9/8) アオウミガメを確保し放流しましたので報告します。 アオウミガメリリース情報、発見日時:2005.9.8 12:30、発見者:磯谷篤、発見場所:東京都八丈島八丈町三根垂戸湾(北緯33°07′50.2″ 東経139°48′03.2″)経緯:12:30発見者より当センターに、潮だまりにウミガメがいるとの電話連絡。13:00当センター職員が現場を確認。東京都八丈支庁水産係に連絡。13:20衰弱しているようだが、自力呼吸もしており、リリースすることした。ブルーシートに乗せ、6人掛りで約20mを移動させる(自力でも移動した)。14:07 放流。尚、アオウミガメに関するデータは次の通り、標識番号:左足JPN34444、右足JPN34445、測定値:甲長101.5cm、甲幅95.1cm 性別:メスと思われる。 ******************************* 高知新聞(9/18)より 今月上旬、室戸市元海岸で台風14号による高波で堤防の基礎部分の土砂が削られ、海岸沿いを走る国道55号が2日間にわたり全面通行止めとなった。海岸の後退によって前々から危険性が指摘されていた個所で、県室戸土木事務所は堤防と国道との間に岩石を投入するなど、懸命の補強作業を続けている。 被害を受けた堤防は約200メートル区間。台風が接近した5日、打ち寄せた波のため基礎部分の土砂が高さ約2メートルにわたって流出し、堤防にも長さ約20メートルのひび割れが確認された。この影響で、保安林を挟んで8―10メートルほどの距離にある国道が通行止めとなった。同海岸は海亀の産卵地としても知られるが、ここ数年で砂浜が2メートルほど後退。台風などで海が荒れるたびに、国道まで波をかぶる状況になっている。 このため、同土木事務所は接近する台風14号に備え、2トンの岩石を詰めたかごネットや、コンクリートブロックなどを堤防内側や前面に置く応急措置を取った。しかし、それでも土砂が削られるのを防げなかった。 同土木事務所は「前に砂浜がなくなったため波が直接堤防に当たり、土砂流出や亀裂につながったのでは」と分析。「このままでは、台風などの際に国道の下の土砂まで削られる危険性もある」と懸念。とりあえず、かごネットなどによる補強作業を続けている。また、打ち寄せる波の威力を軽減するため、沖合約120メートルに人工リーフ(縦約50―80メートル、横120メートル)の建設に着手。本年度中にも設置作業に取り掛かる予定だ。今回土砂が削られた堤防の復旧については「早期に国の査定を受け、より効果的な工法を協議したい」としている。 ******************************* 琉球新報(9/19)より 久米島ウミガメ館(山崎幸一館長)が、同館の大水槽の中で、アオウミガメが泳ぎながら水中で産卵する珍しいシーンの撮影に成功した。撮影は7月12日の閉館後。水槽内には人工砂浜があるが、水中で産卵した。同館も、なぜ水中で産卵したのか分からないとしている。掃除をしようと大水槽に近づいたスタッフが、既に別のカメに食べられたと思われる殻が底に沈んでいたのを見つけ、産卵に気付いた。スタッフらは約2時間にわたり観察し、産んだ卵を保護した。このアオウミガメは、8月28日に同館で初めてふ化した4匹のアオウミガメの親ガメ。これまでにも人工砂浜に上がった後や水槽の底で卵の殻が確認されており、スタッフが注意して見守っていた。撮影できたのは今回が初めて。産卵は5―10分間隔で、5個産んだのが確認された。水槽には、このカメも合わせて計10匹のウミガメがおり、別のカメが卵を食べようと狙っていた。大水槽を自由に泳ぎ回るカメと競争するように、スタッフが網で卵をすくい上げた。現在は、同館の人工砂浜の中にあり、順調にいけば今月中にはふ化するのではないかとみられている。スタッフの川村怜子さん(28)は「まさか間近で水中産卵が見られるとは思っていませんでした。とても神秘的な光景でした」と感動した様子だった。(盛長容子通信員) ******************************* 事務局より:台風で侵食されている高知室戸の元海岸は気になります。今から5年ほど前のことですが、国道の改修工事の検討委員のメンバーをやりました。国道はウミガメの産卵地のそばを走ることから、光が漏れないようしたり、さらに音が産卵に影響を与えないように工事を早く切り上げたりして、ウミガメに最大限配慮しました。ところが、地元の方々と話していると、元海岸は侵食が激しく、ウミガメが産卵できる場所がどんどん少なくなっているとのこと。侵食の理由はすぐに分かりました。元海岸の東側で室津港の拡張工事をしており、その影響が出始めていることは間違いありませんでした。私は国交省の国道事務所の方に、ウミガメを守るなら港の拡張工事を再考すべきだと申したのですが、港湾とは全くつながりがないとの事で相手にしてもらえませんでした。一方でウミガメの保護を念頭においた仕事が行われ、もう片方でそれを台無しにする工事が行われ、それが同じ官庁の管轄だったりするわけです。縦割り行政のこまったところです。(亀崎) ●ウミガメ速報05−47(10/6) ******************************* 紀伊民報(8/31)より すさみ町江住の町立エビとカニの水族館(森拓也館長)で25日から29日にかけ、アカウミガメの赤ちゃんが6匹生まれた。7月11日に町内の里野海水浴場で産み落とされた卵を同水族館に移していた。まだ60個以上の卵があり、今後も次々にふ化するとみられる。里野海水浴場では十数年ぶりの産卵だったが、台風の影響で波をかぶる可能性があったことから、水族館に移動させていた。水族館では現地の砂を入れ、30度の温度に保った水槽(90×45×45センチ)に入れた。83個のうち、29日までに6匹がふ化した。甲長約4センチのかわいい赤ちゃんで、移し替えられた水槽内で元気に動き回っている。16個はカビが生えていたため処分したが、残りの卵もふ化することが期待されている。生まれた赤ちゃんは甲羅が硬くなるまで育てた後、里野海水浴場で放流する予定。森館長は「水族館生まれの赤ちゃんが、すさみの海に帰ってきてほしい」と話している。 ******************************* 宮崎野生動物研究会 竹下完さんより(9/3) 日南市風田海岸の孵化場でアオウミガメが孵化しました。30日の朝、桑田さんの息子さんが孵化場に行くと色の変わった子ガメを発見、31日にまた孵化したので日南市社会教育課に連絡担当の甲斐さんから野生動物研究会に写真を添えてたずねて来ました。まさしくアオウミガメの子ガメでした。アオウミガメが孵化したのは宮崎では初めてで今年産卵上陸したことがわかりました。 ******************************* 福岡県 岩崎 富一さんより(9/3) 産卵の初便りをします。日時:2005年7月8日 午前5時50分、場所:福岡県遠賀郡岡垣町吉木浜、何時ものように海岸線を調査中に足跡を発見、近寄ってみると紛れも無くカメの足跡でした。早速行政に連絡し、産卵の確認実行。足跡の幅:56cm 小ぶり(過去の足跡95cm平均)、産卵数:85個 少なめ(過去平均120個にくらべ)初産の若亀、種類:過去のアカウミガメの卵と大きさが等しく、アカウミガメと推定される。同日、産卵場所が海岸に近く水災の可能性有りの為、移植実行。岡垣町では、過去、平成4年に1回、6年に3回、8年に2回、11年に1回それぞれ上陸産卵、15年は1回の上陸を確認しましたが産卵なしと、6年振りの産卵に大変喜んでいます。9月5日前後が孵化日です。確認後連絡します。 ******************************* 大分合同新聞(9/5)より 佐伯市蒲江の県マリンカルチャーセンター前の元猿湾で3日、ウミガメの赤ちゃんの放流があった。子どもたちやダイバーらがウミガメ57匹を海に帰し、「また蒲江に戻ってきてね」と見送った。この日は元猿海岸と漁港の清掃活動があり、「ごみゼロおおいた推進隊」にも名を連ねる地元町づくり団体「ヤッチョンニーズ」のメンバーが、市蒲江観光協会員や子どもたち、ダイバー、有志らと一緒にごみ拾い。海をきれいにした後で、ウミガメを放した。よちよちと海に向かう姿に、「かわいい」「頑張れ」と子どもたち。波の中に入っていくウミガメに「バイバーイ」と手を振った。ウミガメは六月十四日に近くの高山海岸で卵が見つかり、同センターでふ化させた。蒲江では二〇〇三年から三年連続で、ウミガメの産卵が確認されている。ヤッチョンニーズの奥村敏之会長(52)・蒲江竹野浦河内・漁業=は「美しい海を子どもや孫に残したい。こうした活動を通じて、子どもたちが海にごみを捨てないという気持ちを育ててほしい」と話した。 ******************************* 朝日新聞京都版(9/6)より ウミガメの中で最大で日本では珍しいオサガメの骨格標本が2日、京丹後市網野町の琴引浜鳴き砂文化館で展示が始まった。昨年1月11日に琴引浜に漂着したオサガメの死体を、1年8カ月かけて標本にした。オサガメは甲羅の長さが2メートルを超すものもあるが、標本になったのは比較的に若いメスで甲長約130センチ、体重約120キロ。水産資源保護法などにより生体はもちろん、死んだ個体も所持することが禁じられ、国際自然保護連合のレッドリストの絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。このため、府水産事務所(宮津市)は、同文化館の裏庭に埋め、NPO(民間非営利団体)「日本ウミガメ協議会」などの専門家の指導を受けて、自然分解させ、骨格標本を作製した。甲羅は角質でなく、皮膚が変形してできており残らなかったが、同館2階に特別展示された骨格標本は大きくて迫力満点。同ウミガメ協議会によると、オサガメは年に数匹が漁網捕獲されたり、砂浜に打ち上げられるだけで「骨格標本も極めて珍しい」という。 ******************************* 紀伊民報(9/8)より みなべウミガメ研究班は6日、本州有数のアカウミガメの産卵地・千里の浜での今シーズンのウミガメ調査結果を発表した。それによると、上陸は221回で、昨年より65回減ったが、産卵は121回で昨年より29回多かった。しかし、今もふ化中の卵があり、台風14号の影響が心配されている。 今シーズンの初上陸は、5月22日で最終は8月20日だった。初上陸は昨年より20日、例年より10日遅かった。最終上陸は、昨年は8月6日だったのに対し、14日遅かった。個体別でみる今シーズン中の最多上陸回数は4回。2匹が記録した。また、一晩の最多上陸匹数は6匹だった。このほか、二十数年ぶりに卵の盗掘が1回あった。盗掘されているのを確認したのは8月2日朝。1カ所の卵(約100個)がすっかり無くなっていた。この卵は産卵から20日余り経過していたという。ふ化については、半分程度終えている。台風14号の影響により、残りの卵は冠水する可能性が高いとみられる。同研究班は台風通過後、現地調査することにしている。 ******************************* 三陸河北新報社(9/9)より 「海洋生物と人間」をテーマに、リアス・アーク美術館(気仙沼市)が五回シリーズで開く博物館講座がスタートした。第一回は市地域交流センターで、「鯨の民俗」について、学芸係長の川島秀一さんが地元の古文書や石碑に残る記録を基に、鯨が漁民の信仰の対象だったことを説明した。リアス美術館は美術品の展示に加え、漁業民俗資料の調査、研究、収集を事業の柱とする。講座は調査結果を地域に還元するのが狙い。川島さんは、唐桑町をはじめ石巻市、八戸市などに残る江戸時代の古文書や、鯨が岸に寄ってきたことを示す「鯨塚」と呼ばれる石碑の記録を参考に、沿岸の人々と鯨との関係を解説した。「三陸沿岸では日常的に鯨肉を食べる習慣はなく、江戸時代の三陸の漁民は鯨をエビスと呼んでとても大事にし、信仰していた」と話した。(1)鯨が現れると岸にイワシの大群が来て豊漁となった(2)鯨の近くでカツオの一本釣りをした(3)鯨が岸に打ち上げられた場合のみ、浜で平等に分けて貴重な食糧とした−の三点を証拠として挙げた。漁民と鯨の関係が崩れたのは、幕末にアメリカの捕鯨船が日本沿岸でたくさんの鯨を捕獲したことや、近代捕鯨が国内で普及したことにあると指摘。こうした過渡期の事件を示す資料として、三陸の漁民が紀州の鯨漁師の漁差し止めを求めた訴状、青森の漁民による捕鯨会社焼き打ち事件の記録などを紹介した。講座は、十二月まで月一回の開催。二回目以降は「ジンベイザメ」(十七日)、「マンボウ」(十月二十九日)、「ウミガメ」(十一月二十六日)、「シャチ」(十二月二十四日)の予定。 ******************************* 事務局より:重要なニュースを流すのが遅くなってしまいました。宮崎野生動物研究会の竹下会長によると宮崎県日南でアオウミガメが産卵したそうです。アオウミガメが九州本土で産んだのは1999年、鹿児島県の頴娃で産卵して以来のことです。また、1996年には宮崎県高鍋町でアカウミガメとアオウミガメの雑種が孵化したこともありました。(亀崎) ●ウミガメ速報05−48(10/10) ******************************* 静岡県 畑 敦夫さんより(6/20) 6/20、朝7時に大井川河口(静岡県榛原郡吉田町川尻)に釣りに行った際、死んだウミガメを発見しました。18日も同じ時間に行きましたが、その日は無かったように思います。19日は行っていませんので、18日朝8時以降から20日朝までの間に打上げられたのではないでしょうか。18日は、波は1m〜1,5mくらいでしたが、19日〜20日はうねりがあり、高波でした。ウミガメを発見したときは、腹側を上にしてすでに死んでいました。波打ち際から10m位のところにおり、腐ったような臭いがして、カラスが2〜3羽つっついていました。右前肢にJPN44409の、左前肢にJPN44410の標識がついていました。甲羅がはがれており、頭部が白骨化していました。全長は約90cmでした。ウミガメはそのまま放置しています。事務局より:本個体の履歴です。捕獲・放流日:2005年6月、捕獲場所:静岡県熱海市網代定置網、種:アカウミガメ、性別:不明、直甲長:66.7cm、直甲幅:55.5cm、状況:定置網にて混獲、生死:生→放流、報告者:網代漁業株式会社 佐々木さん。放流先の確認に手間がかかり、速報掲載が遅れました。 ******************************* ふくしま海洋科学館 平治隆さんより(9/5) アカウミガメの産卵がありましたので報告します。9月2日午前6時頃、福島県双葉郡富岡町仏浜の富岡海水浴場でアカウミガメが産卵しているのを住民が発見しました。住民から連絡を受けた富岡町役場職員とふくしま海洋科学館職員が現地にて確認しました。産卵場所は干潮時の波打ち際からおよそ20m、満潮時には波をかぶるおそれがある場所でした。また、2ヶ月後の11月初旬は気温、水温共にかなり下がってしまいアカウミガメが無事に孵化できる可能性が低いため、町役場、発見者、ウミガメ協議会と相談の上、ふくしま海洋科学館にて人工孵化させることとしました。産卵数は123個。来年水温が上がり次第放流予定です。 また、8月18日と8月27日にアカウミガメのストランディングがありましたので報告します。 1.8月18日、いわき市四倉の四倉海水浴場にアカウミガメがストランディングしたとの連絡を受け確認した。すでに当該個体は死亡しており、腐敗し頭部の白骨化が始まっていた。また、前肢も一部欠損していた。オスの個体と思われる。標準直甲長71.3cm、甲幅58.3cmだった。小名浜港湾建設事務所により焼却処分。 2.8月27日、いわき市勿来にアカウミガメがストランディングしたとの連絡を受け確認した。すでに当該個体は死亡しており、腐敗がひどく白骨化が始まっていた。メスの個体で標準直甲長72.0cm、甲幅54.0cmだった。現地にて埋却する。 ******************************* 兵庫県 野崎亜紀子さんより(9/6) 私のカメ好きを知っている同僚から聞いた話です。先週の土曜日(9/3)、武庫川の一文字(いちもんじ)で蛸釣りをしていたときに、アカウミガメをみたそうです。ほんの10メートルまで近づいてきて、プシュープシューっと顔を出しては息づきをしていたそうです・・・携帯で写真を撮ったそうですが、全然何かわかりませんでした。 ******************************* 静岡県伊東市漁協 富戸支所 日吉直人さんより(9/7) 標識のついたウミガメを同時に2頭発見しましたので、お知らせします。 再捕日:2005年9月7日、再捕場所:静岡県伊東市富戸、状況:混獲(定置網)、1.標識:J39230・J39229、サイズ:全長1m強、生死:生存、処置:そのまま放流 事務局より:本個体の履歴です。放流者:小笠原海洋センター、捕獲・放流日:2005年6月14日、捕獲・放流場所:東京都小笠原村父島扇浦海岸、種:アオウミガメ、性別:メス、状況:帰海中、サイズ:標準直甲長 100.4cm、直甲幅 75.7cm、曲甲長 105.3cm、曲甲幅 97.6cm、2.標識:J39364、サイズ:全長1m弱、生死:生存、処置:そのまま放流 事務局より:本個体の履歴です。放流者:小笠原海洋センター、捕獲・放流日:2005年7月2日、捕獲・放流場所:東京都小笠原村父島大村海岸、種:アオウミガメ、性別:メス、サイズ:標準直甲長 100.4cm、直甲幅75.7cm、曲甲長 105.3cm、曲甲幅 97.6cm ******************************* 紀南漁業協同組合 下川 善己さんより(9/14) 標識のついたウミガメを発見しましたので、お知らせします。 再捕日:2005年9月14日、再捕場所:三重県南牟婁郡御浜町阿田和、状況:混獲(定置網)、標識:39459、サイズ:不明、生死:生存、処置:そのまま放流 事務局より:本個体の履歴です。今回は2回目の再捕でした。1.放流者:小笠原海洋センター、捕獲・放流日:1995年7月2日、捕獲・放流場所:東京都小笠原村父島北初寝海岸、種:アオウミガメ、性別:メス、2.放流者:小笠原海洋センター、捕獲・放流日:2005年7月4日、捕獲・放流場所:東京都小笠原村父島北初寝海岸、サイズ:標準直甲長 97.0cm、直甲幅 76.5cm、曲甲長 102.0cm、曲甲幅 85.0cm、標識:J39458(左後肢)・J39459(右後肢)・I41740(左前肢) ******************************* 兵庫県淡路市 近野卓哉さんより(9/21) 9月20日夕方南あわじ市津井港の砂浜にウミガメの死体(全長約1.5m)を発見し、南あわじ市西淡庁舎に通報。翌朝同職員が現地を確認したが発見できず。種はアオウミガメ(携帯電話の写真より)、標識は無し。 ******************************* OMRC 小林利充さんより(9/26) 本日、アカウミガメが護岸から200mくらいのところを漂流していました。触っても動かず、甲良にも若干の変形がみられ痩せているように見えます。 最初、死んでいると思ったので引き上げたのですが、生きていました。このまま海に返すと死ぬように思いますので、飼育して甲長300mm越えたら標識放流します。 9月26日 種類:アカウミガメ、甲長113mm、甲幅104mm、体重324g、 ※ 甲良中央部より右斜め部分が凹状にくぼんでいます。発見場所:沖縄県恩納村山田3425−2 ルネッサンスビーチ約200m沖合い ******************************* 鹿児島県出水農水事務所 宍道弘敏さん、甑島漁協 梶原伝三さんより(9/26) 甑島漁業協同組合より標識の付いたウミガメを発見したとの連絡がありましたので、報告します。発見日:2005年9月26日朝、発見者:甑島漁協上甑支所の漁師 梶原伝三さん、生死:生、発見状況:混獲(定置網)、発見場所:鹿児島県中甑島西海岸、標識番号:JPN44830、備考:生きていたのでサイズを計測せずにそのまま放流。大体50〜60cmぐらいの大きさだった。事務局より:この個体の履歴です。放流者:宮内叶さん、放流場所:鹿児島県白瀬定置網、放流年月日:2005年8月31日、種:アオウミガメ、サイズ:標準直甲長76.9cm、最小直甲長76.5cm、直甲幅65.9cm、雌雄:不明、標識:左前肢JPN44830、右前肢JPN44827。 ******************************* 事務局より:国際会議でバリ島に菅沼さんと行ったのは随分昔のことです。文化の奥深さに二人で感動したものです。今回、またバリ島でテロが起こりました。ところが、なぜテロが起こったのかを論じる報道は全くありません。誰も人殺しは嫌です。しかし、このような卑劣なことをせざるを得ない状況に落とし込まれた人々の気持ちを認識しないと、またテロは続きます。しかし、それに関する報道は全くありません。それにも増して、その原因をフェアに分析しようとする姿勢が全くない社会に、何となくバランス感覚を欠きつつある日本を感じてしまうのです。確かに殺人以上の罪はないかもしれません。しかし、殺人に匹敵する苦痛を味わっている人がバリ島にいることを知る必要がありますし、多分、それは環境や文化の保護にも関係するのでしょう。テロと戦う前に、話し合って彼等の言い分を聞く必要があります。 ところで、今日は体育の日。主任研究員の松沢家のお嬢さん方は保育園の運動会で1位と2位だったとか。脚立を持って場所取りに出かける父親の平和な姿に安心しました。(亀崎) ●ウミガメ速報05−49(10/11) ******************************* 朝日新聞高知版(8/24) 土佐清水市下ノ加江の市立下ノ加江中学校(宮下哲男校長、生徒数43人)の生徒らが23日、アカウミガメの赤ちゃん計237匹を学校東側の下ノ加江 浜と約4キロ離れた大岐海岸で放流した。同中の毎年の恒例行事で今年は初めて。親ガメの上陸は6月14日から今月14日の間に28頭あり、昨年の8頭より大幅に増えた。計1188個の卵を許可を受けて浜で掘り出し、中学の校庭にある「カメハウス」で保護。今月10日に初めて孵化(ふか)した。この日放流した子ガメは孵化11日分で、残りの卵も孵化を待って放流する。放流には、近くの下ノ加江小や布小の児童、下ノ加江保育園児らも加わった。同中2年の川口麻菜さんは「台風の接近で波が荒いので、うまく沖に出られるか心配。大きくなって元気に戻って来てほしい」とよちよち歩きの子ガメを見送っていた。 ******************************* 福島民報(9/3) 富岡町の仏浜海岸で2日、国の絶滅危ぐ2類に指定されているアカウミガメの産卵が初めて確認された。アクアマリンふくしまによると、これまで産卵が確認された北限はいわき市久ノ浜の海岸で、今回の富岡町が新たな北限となる。2日午前6時ごろ、海岸周辺を散歩していた住民やサーファーらが体長約1メートルのアカウミガメが、波打ち際から約20メートル離れた砂浜で産卵しているのを見つけ、富岡町やアクアマリンふくしまに通報した。アカウミガメの孵(ふ)化には気温30度前後が必要で、この時期の産卵では孵化が困難なことから、アクアマリンふくしまの平治隆繁殖育成課獣医技師らが産卵した卵を採取することにした。平獣医技師と町の職員らが約30センチ砂を掘り起こすと、中から直径3―4センチの卓球ボールのような卵が見つかった。平獣医技師らが卵の上下を確認しながら、1つ1つ砂が入った樽に移した。卵は全部で123個あり、いわき市のアクアマリンふくしまに移送し、孵化させる。通常、産卵から孵化までは約2カ月かかるという。平獣医技師は「産卵後、24時間以内に移動すれば卵への影響は少ない。何とか孵化させて、この浜から海に返してあげたい」と話している。産卵の様子を携帯電話のカメラで撮影したアド・プロ広芸社の大和田剛さんは「産卵の様子を直接見て感動した。ぜひ無事に孵化してほしい」と話した。 ******************************* 北海道広尾町音調津 サケ定置網漁師 上野貴次さんより(9/9) 鮭定置にウミガメが混獲していましたので報告します。発見日:2005年9月初旬ごろ 場所:北海道広尾町音調津標識:なし船上に引き上げ後、海に帰しました。非常に大きなカメで、またぐのがやっとだったそうです。事務局より:電話で確認したところ、特徴よりアカウミガメの雄と思われます。 ******************************* 北海道広尾町音調津 サケ定置網漁師 上野雅彦さんより(9/9) 鮭定置にウミガメが混獲していましたので報告します。発見日:2005年9月9日午前 台風の影響で網上げを行った際入網していました。場所:北海道広尾町音調津標準直甲長:70cm標識:なし 事務局より:送付して頂いた写真よりアカウミガメと判別しました。 ******************************* 北海道襟裳岬「風の館」石川慎也さんより (9/25) はじめまして、本日(9月25日)午後1時にウミガメのストランディングがありましたのでお知らせします。日時:2005年9月25日午後1時、場所:北海道幌泉郡えりも町字えりも岬(襟裳岬先端)、状況:砂利浜に死体が漂着。今のところ、その場所に放置、大きさ(メジャーを浮かせて測定):直甲長71cm、直甲幅54cm、写真:あり、事務局より:いただいた写真よりアカウミガメでした。性別は不明。後日、再計測してくださいました。曲甲長 81cm、曲甲幅 73cm、 ******************************* 三重県 山本壽夫さんより(9/26) ウミガメの産卵・移動・脱出の報告をします。産卵場所:三重県津市中河原海岸、産卵日:7/30 P.M.、発見日:7/31 A.M.5:00頃、犬の散歩で足跡を発見、確認日:8/1 P.M.、移動日:8/3 A.M.、脱出日:9/25 A.M.、連絡経路:8/1 獣医→三重県庁→三重大学(水産資源) 当地での産卵は珍しく、連絡させて戴きます。 ******************************* 北海道襟裳岬「風の館」石川慎也さんより (9/27) 本日(9月27日)午前6時ころにまた、アカウミガメのストランディングがありましたのでお知らせします。日時:2005年9月27日午前6時ころ、場所:北海道幌泉郡えりも町字庶野(百人浜)、状況:砂浜に死体が漂着、大きさ(メジャーを浮かせて測定):直甲長 70cm、直甲幅 55cm、備考:頭骨、DNAサンプル用甲羅片を回収。その他はその場に放置してあります。事務局より:後日、再計測してくださいました。 曲甲長 79.5cm、曲甲幅 70.5cm ******************************* 静岡新聞(9/28) 静岡市の清水港袖師船だまりでこのほど、アンテナを背負ったアカウミガメが発見された。同市清水区三保の東海大海洋科学博物館に運び、調べたところ、愛知県の名古屋港水族館が「アカウミガメの太平洋回遊経路解明調査」で放流したものと分かり28日、同館に戻された。見つかったアカウミガメは体長約50センチ。甲羅には発信機とアンテナ、右ひれにはタグが付いていた。今だに謎の多いアカウミガメを研究している同館がその生態を調べるため、7月30日に三重県の大王崎沿岸に放ったもので、発信機の情報から静岡県沖合にいることは把握していたという。本来、日本で生まれたウミガメは黒潮に乗って太平洋を横断し、メキシコ湾付近に到着。数10年後に産卵のために日本沿岸に戻る。見つかったアカウミガメを引き取りに来た同館職員は「こうした形で日本で見つかることは珍しい。台風の影響で黒潮の流れから外れたのかもしれない」と話していた。今後、ふんなどを調べて食べていた餌や成長の過程を確認した後、再び放流するという。 ******************************* 事務局より:昨日は旗日なので少しは静かに調べ物ができるかと、インスタントラーメンを持って事務所に出かけた。ところが、予想に反して沢山人がいる。会議の資料を準備するために、立場はいろいろ違うが、たくさんの若者が夜遅くまで手伝ってくれている。熱気がある。実は人がいても、そこに熱気があるときと、ないときがあるのはなぜだろう? 講義でも同じである。同じ人数であっても、そこに熱気を感じるときと、全く感じないときがある。別に個々の体温や行動に違いがあるわけでもないのに生じるこの差は、顔つきから来るのだと最近思う。個々の顔つきのものすごく小さな差が、集団になると大きな違いに増幅されるのでは、などと感じている。増幅をしているのは、私の脳なのか? それとも別な要因なのだろうか・・。おっと、いけない。暇な奴だと、思われてしまう。(亀崎) ●ウミガメ速報05−50(10/14) ******************************* 読売新聞福岡(9/28) ウミガメの中でも数が少ないタイマイのはく製が完成、福津市津屋崎のNPO法人「つやざき千軒いきいき夢の会」が運営する「海からのメッセージ館」で展示されている。同市の勝浦海岸で6月、死んで打ち上げられていた雌で、甲羅の長さ約70センチ。同館では、地元で見つかったウミガメのはく製は5体目、タイマイは初めてになる。タイマイは甲羅の後部がとがっているのが特徴。主に、サンゴ礁に住んでおり、玄界灘で見つかるのは珍しいことから、ウミガメ保護に取り組む同会が市に届けてはく製にした。甲羅と頭部だけの展示だが、秦信男副会長は「貴重な個体で、ぜひ見て、自然保護の重要性を考えてほしい」と話している。 ******************************* 鹿児島県 吉井豊寛さんより(9/30) 標識の付いたウミガメ見つけたので報告します。発見日:2005年9月30日A.M.7:00頃、発見場所:鹿児島県肝属郡肝付町 内之浦漁業協同組合 自営定置 倉之下漁場、状況:混獲(定置網)、標識番号:JPN43902、サイズ(目測):甲長1m、甲幅60cm、生死:生、処置:そのまま放流、事務局より:本個体の履歴です。捕獲・放流日:2005年7月18日、捕獲場所:和歌山県みなべ町千里浜、種:アカウミガメ、性別:メス、サイズ:直甲長:86.2cm、最小直甲長:84.7cm、直甲幅:71.0cm、状況:産卵、放流者:後藤清さん・日本ウミガメ協議会 江口英作、報告者:日本ウミガメ協議会松沢慶将 ******************************* 和歌山県白浜町 田名瀬英朋さんより(10/1) 2005年アカウミガメ上陸記録(和歌山県西牟婁郡白浜町周辺海域)の報告(1)5月31日 白浜町鴨居(黒潮台)海岸1頭上陸(今季白浜地区最初の上陸)筆者未見(紀伊民報:6月3日付け記事より)、産卵の有無不明、甲長約90cm (2)6月18日調査 白浜町富田大浜海岸 1頭上陸跡あり(上陸日不明)、産卵の有無不明 (3)7月10日瀬戸臨海実験所南浜 1頭上陸跡あり、産卵の有無不明 (4)7月23日調査 白浜町富田大浜海岸 1頭上陸跡あり(上陸日不明)、産卵の有無不明 (5)7月25日瀬戸臨海実験所南浜 1頭上陸(17時)、産卵せずに海に帰る、甲長77.6cm 特記:7月26日瀬戸臨海実験所南浜 1頭上陸跡あり、昨夕の上陸個体と思われる。産卵の有無不明も産卵の可能性あり。 2005年ウミガメ類漂着記録(和歌山県西牟婁郡白浜町周辺海域)の報告アオウミガメ(死亡個体) (1)2月25日 白浜町藤島海岸 甲長57.2cm、甲幅45.4cm、標識なし、体は腐敗ガスで肥大 (2)5月26日 白浜町塔島海岸 甲長測定不可、甲幅64.7cm、腐敗進行、鱗板剥離 アカウミガメ(死亡個体) (1)2月27日 田辺市三壷崎海岸 筆者未見(和歌山県農林部調べより)甲長90.0cm、甲幅65.0cm、雌、体内に腐敗ガスあり (2)6月24日 白浜町白良浜海岸 甲長75.4cm、甲幅60.9cm、雌、標識なし ******************************* ふくしま海洋科学館 平治隆さんより(10/3) 9月30日にアカウミガメの孵化直後の個体が保護されましたので報告します。発見場所は福島県相馬市の鵜の尾岬の南側の海岸で、朝10時頃犬の散歩をしていた地元住民が草むらでひっくり返っているのを発見しました。海に放そうとしたが、陸に戻ってきてしまい、アクアマリンふくしまに相談がありました。現地に向かい個体を確認すると孵化直後の個体と思われました。砂浜を調べましたが、雨が降ってしまい脱出跡は発見できませんでした。明日、再度調査に行きたいと思います。 ******************************* 高知 山崎亮さんより (10/5) 高知県室戸市室戸岬漁港の東側の水深12mの海底にタイマイらしきウミガメが死んで沈んでいましたのでお知らせいたします。日時:2005年10月5日、場所:高知県室戸市室戸岬漁港の東側の水深12mほどの海底、状況:死んで海底に沈んでいた。写真:あり。事務局より:海岸まで持って帰っていただき室戸の駐在していた石原が確認にしたところ確かにタイマイでした。大きさ:直甲長35.9cm、直甲幅28.1mm、体重4.38kg、性別メス(生殖腺にて確認)。腐敗わずか、死後1、2日と思われる。 ******************************* 長崎県佐世保市水産センター 梅田啓一さんより(10/3) 長崎県佐世保市黒島漁協より、3日前標識の付いたウミガメがかかったとの連絡がありましたので報告します。発見日:2005年9月30日、発見者:黒島漁業協同組合 浅田博文さん、生死:生、発見場所:長崎県佐世保市黒島町北緯33度9分70秒.東経129度30分30秒、発見状況:定置網に混獲していた。標識:JPN44811、サイズ(目測):甲長70cm、甲幅40〜50cm、重さ:50〜60kg、処置:標識を1つ取ってそのまま放流。 事務局より:本固体の履歴です。放流者:宮内叶さん。放流場所:鹿児島県笠沙町野間池白瀬定置網。放流年月日:2005年8月26日、種:アオウミガメ、雌雄:不明。サイズ:標準直甲長79cm、最小直甲長78.2cm、直甲幅60.8cm。標識:左前肢JPN44811、右前肢JPN44812。 ******************************* 大分市役所農政課佐賀関水産振興室 日高俊次さんより(10/3) 大分市の工藤勝宏さんから連絡先をご紹介いただき、報告いたします。大分市の神崎海岸(大分市本神崎)に9月28日にウミガメの死骸が漂着しました。甲の大きさは長さ70cm、幅55cmくらいで、腐敗がひどい状態です。両手足は損傷が無いようですが、頭部はなく甲の前頂部の損傷がひどかったです。死骸は、地元の人たちが、海岸に埋葬するそうです。種別は当方ではわかりませんので、写真をお送りします。なお、この海岸は20年ほど前、アカウミガメが産卵して話題になったことがある海岸です。事務局より:いただいた写真:アカウミガメでした。 ******************************* 事務局:黒島会議の準備が佳境に入りつつあります。一番大変なのは、今年の産卵情報やストランディング情報のまとめです。ボランティアとともに、深夜までこれに費やす時間は膨大なものですが、外からは仕事として形が見えにくいのも事実です。この質的な部分を世間様にどう認めてもらうかが、これからの環境をあつかう人間や組織の課題だと思います。ところで、現在、黒島会議のパンフレットの協賛広告を広く募集しています。もし、広告を出してやろう、と思われる方は、是非ご一報ください。ただし、宣伝効果はあまり・・・・。亀崎は全国の飲み屋の広告で埋め尽くそうという野望を持っているのですが。パンフレットにはプログラムの他、亀田研究員他が作成した黒島生物目録も載ります。(亀崎)
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