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●2008年の事務局便り

●4月30日 延縄の糸が絡んで死んだアカウミガメ

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NPO法人沖縄県ダイビング安全対策協議会の小菅陽子さんより読谷村宇座の沖合の海中で死んでいるアカウミガメの写真が送られてきました。口にはマグロの延縄と思われる釣針と糸が引っかかり、糸の先は海底の岩に絡まっていたそうです。マグロの延縄の針にかかったアカウミガメが、口に糸がついたまま泳いでいて、糸が海底の岩に引っかかったのだと思われます。肺呼吸するウミガメは海面で呼吸をしないと、窒息死してしまいます。漁業による混獲は、ウミガメ減少の大きな要因です。ウミガメの混獲死の根絶は我々の目指す大きな課題でもあります。(亀崎)

写真 5月3日、延縄の針をつけた状態で発見されたアカウミガメ。
撮影:NPO法人沖縄県ダイビング安全対策協議会 案納昭則(あんの
うあきのり)さん

 

●4月30日 アカウミガメが交尾にやってきました!

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沖縄でダイビングをされた江口敏一さんより、ウミガメの写真を何枚か送っていただきました。この写真は沖縄県南城市 奥武島南沖500mで撮影されたそうです。4月24日11時半頃のことで、水温は22度だったそうです。頭の大きさからアカウミガメ、尾の伸び方より雄であることがわかります。沖縄島や屋久島からは産卵の報告が聞こえてきます。雄も雌を求めて、海岸近くをうろついているようです。アカウミガメが交尾する海域については、まだよく分っていません。情報をおもちの方は、是非、お知らせください。江口さん、ありがとうございました。
(亀崎)

 

●4月25日 「第9回明日への環境賞」の贈呈式に出席

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宮崎で1973年からアカウミガメの保護活動を続けている宮崎野生動物研究会が朝日新聞社の主宰する「第9回明日への環境賞」を受賞されることになり、25日に東京で行われた贈呈式に出席しました。会長の竹下完さんや中島義人さんは当会理事でもあられます。この会は地元動物園や大学の専門家と地元の有志の方々によって構成されたグループで、ウミガメだけではなく哺乳類や鳥類など地元の動物の実態を科学的に報告し続けてられました。中でもウミガメの調査も既に30年を超え、貴重なデータと世界的に評価されています。宮崎の砂浜とい えば侵食の激しい海岸です。今後の活躍に期待するとともに、宮崎の砂浜がアカウミガメの産卵場として、末永くその自然が生き残ることを祈ります。(亀崎)

●4月20日 EARTH DAY 2008 〜漂流物〜からのメッセージ

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4月20日、関西空港に程近い貝塚市二色浜において、Patagonia大阪とビーチクリーン 土佐による環境イベント「EARTH DAY 2008 〜漂流物〜からのメッセージ」が催され、 ゲストとして参加してきました。約50名の参加者とともに、海岸に散らばるゴミを拾 い集め、JEAN/クリーンアップ全国事務局の小島あずさ代表の指導の下、集めたゴミを 世界統一基準に従って詳細に分別し、その内訳について調査しました。陸上由来のものに混じって、カキ養殖用パイプなど水産業関連のゴミも数多く見られ、集めた多様なゴミを前に人間活動のあるべき姿について考えされられました。ただ、慣れ無いことをしたせいか腰を痛め、現在でも腰にベルトを巻いています。。。(松沢)

 

●4月20日 アースディ東京に出展

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東京都代々木公園でおこなわれたアースディNPOビレッジに当会より出展してきました!アースディとは毎年4月22日前後におこなわれる地球の事を考える日で、代々木公園では盛大なイベントがおこなわれています。当日は、時折雨のぱらつく中、多くの方々に来店していただきました。ブースではウミガメの現状や放流会の問題点などをパネルを使って説明、ウミガメグッツのご購入などおこなうことができました。また、いつもお世話になっている企業や団体の皆さんにも来店していただけました。普段は西日本での活動が中心なので、ひさしぶりに関東の会員さんや企業の方々とお話ができてよかったかと思います。ご来店頂いた皆様、本当にありがとうございます。次は5月24日・25日に兵庫県ポートアイランドにて出展していますので、お時間があるかたは是非お越し下さい。(水野)

4月10日 ハワイでウミガメ諮問委員会に出席

4月10,11日、ハワイで開催された米国政府、西部太平洋区漁業管理評議会のウミガメ諮問委員会に出席してきました。この会議では、アメリカにおける適切な漁業を続けるためにはウミガメの保全を考えなければならないとの立場から、太平洋のウミガメの保全に対する予算をどのように配分するかが検討されます。アメリカの政府の会議ですが委員にはアメリカ人3人に加えオーストラリア2人、日本とメキシコが各1人含まれています。これまで5年間のアメリカ、インドネシア、日本、メキシコでの委託研究や保護活動について評価をしましたが、日本で生まれるアカウミガメについては、益々注目が集まり、その保護に関する議論が活発に行われました。(亀崎)

 

3月24日 大阪事務局の窓に看板を設置しました
日本ウミガメ協議会の事務局はビルの3Fにあります。海のない枚方でウミガメというのも似合わないですし、そもそも私たちはシャイなので、私たちは目立つ看板などは出していませんでした。最近、ひょっこり近所の松森君という高校生がボランティアをしたいと尋ねてきてくれました。そこで作ってくれたのが写真の看板です。松森君、ありがとうございました。亀崎
●3月15日 日和佐うみがめ博物館特別講演会を開催

3月15日、徳島県の日和佐公民館で、美波町と当会が共催の「日和佐うみがめ博物館特別講演会:ウミガメ調査50年でわかったこと〜美波町・大浜海岸アカウミガメの産卵を増やそう〜」が開催されました。いつも以上に地元の方に関心を持っていただき、70人の方々がききにきてくれました。重田と亀崎が日和佐のウミガメの減少の度合いは他に比べて激しいこと、回帰するウミガメも著しく少ないことなど、日和佐に残されたデータの解析結果について報告を行いました。2020年には何とか100回以上の産卵に戻すことを目標に頑張ることにしました。亀崎

3月10日 美ら海を守るシンポ:島から砂浜が消えそうだ!

財団法人亜熱帯総合研究所が主催する「美ら海を守るシンポ:島から砂浜が消えそうだ!」が3月10日那覇市で開催されました。会員の嘉陽さんが国頭、米須さんが大宜味、ペインさんが恩納、小林さんが糸満、井上さんが読谷・恩納について報告したほか、当会からは亀崎が基調講演、理事の平手、谷崎、黒島研究所の若月がそれぞれ報告しました。どこの砂浜も侵食やゴミなど沢山の問題を抱えていることが改めて明らかになりました。印象的だったのは、沖縄の観光資源としての砂浜の価値に関する討論でした。例えば、美ら海水族館の価値を100とした場合の沖縄島の砂浜の価値はどうかと問いかけたとき、どうやら参加者の雰囲気では100以下、つまり、砂浜は水族館の価値よりも低いらしいのです。これでは、砂浜は無くなっていくはずです。社会にもっと砂浜を認知してもらえるよう努力が必要です。(亀崎)

写真:沖縄県八重山諸島黒島西の浜1987年上と2000年下。この場所より1km北にできた港によって侵食が起こったと考えられる。

●2月16日 神戸空港にてウミガメのふれあい及び展示を実施

2月16日、神戸空港で行われた開港2周年記念イベントにて、ウミガメふれあいコーナー&ウミガメの環境教育をおこないました。来場者には本物のウミガメとふれあってもらいながら、当会のメンバーがウミガメの現状などの説明をおこないました。本物のウミガメを前に大人も子どももおおはしゃぎで、見られた方々にはとても喜んでもらえました。今回の展示では多くの人にウミガメの現状について知ってもらえたかと思います。また、多くの方々にたくさんの募金をいただきました。募金をしていただいた皆様ありがとうございました。(谷口)

 

2月10日 若いタイマイのデート現場の写真が届きました


   
ウミガメ同士が何かコミュニケーションをとっている光景は交尾時期以外に、見ることはあまりありません。ウミガメは群れをつくることもほとんどなく、まれに同じ種の他個体に出会っても、無視するのが普通です。でも、今回、沖縄のダイビングショップMARINE STARの西山昭男さんから届いた写真をみて驚きました。まだ、成熟してないタイマイが2頭、たがいに見詰め合っていたというのです。さらに、相手の前足をかるく噛んでいたというのです。大きさから産卵するには早すぎるタイマイです。この行動にはいったいどんな意味があるのでしょうか。そろそろ春の気配が南の海から漂ってきました。場所は渡嘉敷島だそうです。(亀崎)

1月17日 国際ウミガメシンポジウム参加報告



1月18日から26日まで、メキシコの南バハカリフォルニア州ロレト市にて、第28回国際ウミガメシンポジウムと関連行事が催され、78カ国から1000人を越える数の関係者が集まりました。事務局からは石原と松沢がそれぞれポスター発表をし、亀崎が理事会に出席しました。講演会場にはイヌが入ってきて糞をしたり交尾をしたり、露天の
ポスター会場では10年に一度という雨に振られたり、また田舎ならではの不自由もありましたが、参加者は皆それも含めて会議を楽しんでいたようで、盛んに情報交換を行っていました。見張るような発表は少なかったように思いますが、あちらこちらで同世代がリーダーシップを発揮している姿が印象に残り、何かと鼓舞される1週間でした。次回29回大会は来年2月14日から19日まで豪州ブリスベンで開催の予定です。(松沢)

 

1月17日 雪降る福井県でアオウミガメの解剖



福井県大飯町でアオウミガメが見つかりました。この時期に日本海で見つかるアオウミガメ、どんな個体なのか気になったので調査してきました。行くとは決めたものの、日本海には雪マーク。引き返すことも考えながら向かいましたが、チェーン巻いたりしながら何とか現地に到着。調査したアオウミガメは見た目に痩せており、冬になると日本海では海藻が少なくなることを印象付けられました。情報を下さった皆様、調査を手伝っていただいた皆様、ありがとうございました。(石原)



1月10日 冬の大阪湾内での漂着


1月10日、兵庫県淡路島南あわじ市でウミガメの死体が漂着しているとの連絡を受けて、調査へ出かけてきました。甲長75.9pのオスのアカウミガメでした。大阪湾内の水温も下がり、湾内で迷入するカメも少なくなる時期なのですが、残念な知らせとなりました。谷口



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