日本ウミガメ協議会

-Sea Turtle Association of Japan-

英語.jpgスペイン語.jpg

| HOME | ウミガメについて | 終了したプロジェクト |

更新日 2017-05-26 | 作成日 2009-04-02

終了したプロジェクト

ダイバーズ・プロジェクト

※ダイバーズプロジェクトは終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。
第1回えこがめ賞、うみまーる賞決定!!
マリンタートルダイバーズプロジェクトも開始から1年が経過しました。この1年の間に寄せられた写真の中から、ウミガメの生物学上貴重な写真を「えこがめ賞」、芸術的に優れた写真を「うみまーる賞」として表彰させていただきます。審査員は沖縄座間味島を拠点に活躍されている「うみまーる」の井上慎也さんと高松明日香さん、日本ウミガメ協議会会長の亀崎直樹です。

★第1回 えこがめ賞 大場 様

ID20080428.JPGウミガメ類は繁殖行動の際には社会性を示しますが、それ以外の社会性(例えば、仲間と遊んだりケンカする)は明らかになってません。この写真は2個体の未成熟のタイマイがキスをしているところです。キスなのかケンカなのかは判りませんが、何らかの情報伝達を行っていることは確かです。ウミガメの行動学の分野で新たな問題を提起する写真として重要な写真です。

★第1回 うみまーる賞 白神誠司 様

20080630.13.jpg通常のウミガメの写真は泳いでいるシーンか、休んでいるシーンです。でも、この写真は泳いでいるようにも見えますが、何だか陸上の選手のクラウチング・スタートのようです。ウミガメの遊泳シーンの中では、珍しい場面を逃さず撮影されたセンスが素敵です。お腹のコバンザメも微笑ましいです。



ダイバーによるウミガメ調査プロジェクト
皆さんの水中写真がウミガメの生態を明らかにします。
本プロジェクトは三井物産環境基金のサポートを受けています。

ダイバーズ2009.jpg●目的
日本の沿岸は太平洋のウミガメにとって重要な餌場であることが様々な情報から明らかになってきました。ところが、産卵に上陸するウミガメとは違って、海の中で生活するウミガメの生態や分布はわかりません。
そこでダイバーの皆さんの力をお借りして、日本の沿岸の何処で、どのような種類のウミガメが、どのようにして生活しているかを明らかにしたいのです。これによって得られた成果に基づいて、彼らの保護対策を立てることができるのです。
●規定
ウミガメの写真なら質は問いません。また、小さく写っている写真も周辺の環境を知る上で重要です。日付、場所、水深などのデータがあれば送って下さい。
●その他
この企画に寄せられた写真の中から、ウミガメの生物学上貴重な写真、芸術的に優れた写真を選び、「えこがめ賞」と「うみまーる賞」として表彰します。審査員は沖縄座味島の井上慎也さん、高松明日香さんと日本ウミガメ協議会会長の亀崎です。送っていただいた写真は分析のみに使わせていただくものとし、版権は撮影者にあるものとします。もし、使用させていただく場合は改めて連絡をとらせていただきます。
ダイビングショップ等の店を経営されている方で、ポスターの掲示をしていただける方はご協力願います。ポスターのサンプルはポスターページをご覧下さい。

神戸空港におけるウミガメ保護活動報告

神戸空港島にあるラグーンで実施された、アカウミガメの保護に関する活動です。
活動報告書のPDFファイルがご覧になれます。
LinkIcon神戸空港におけるウミガメ保護活動報告 2007年

LinkIcon神戸空港におけるウミガメ保護活動報告 2008年

メキシコ活動報告

日本・メキシコ・ハワイの国際交流事業 (2007年8月8日~23日)
tv.JPG右から、須田氏、佐々木氏、Pro Peninsulaのサンティラン氏、松沢近年、メキシコのバハ・カリフォルニア半島(以下バハ)で活動 するプロペニンスラ(NGO)と共同で、日本、米国、メキシコでのウミガメ関係者の交流事業を行っています。昨年は日本ウミガメ会 議にあわせてメキシコとハワイの漁師を含む12名の関係者が来日しました。そこで今年は、日本の漁師3名と当会メンバー二人を含む 計5人でメキシコとハワイを訪問しました。バハでの最初の仕事は地元テレビへの出演でした。出演1時間前まではラジオだったはずなのに、いつの間にかテレビ出演に..........


busturtle.JPG通称 カメバスstranding.JPGストランディングの集積地の一つwhale.JPGシロナガスクジラの漂着死体bigfish.JPGロペスマティオスで捕れた最大の魚


後日、州都ラパスを離れカメバスで向かった先は、ロペスマティオスという漁業と缶詰工場で成り立つ3000人ほどの町です。この町はバハにおけるアカウミガメ保護活動の最前線でもあります。この町の沖合いには、岸と並行に40km以上もの砂州が存在します。この砂州には毎年何百頭ものウミガメの死体が漂着します。これらは漁具に絡まり、溺死した後に砂浜に打ち上がるのです。しかも、その多くは日本から来たはずのアカウミガメでした。一行はトラックで所々の死体集積地を廻り、悪臭が漂う中を一つ一つ日本で付けられたインナータグが無いかを確認しました。


festival.JPG壇上で挨拶する松沢meeting.JPG地元漁業者と膝をつきあわせてのミーティング


混獲や密漁は地域ぐるみで取り組むべき問題です。ロペスマティオスは、2003年から現在にかけて毎年、ウミガメフェスティバルを開き、町民のウミガメ保護の意識向上をはかってきました。規模は年々拡大し、今では特設ステージも作られ、ミスコンテスト、大道芸、生バンド、移動遊園地、屋台等が華を添えています。我々は、日本における産卵減少の現状と三カ国間の連携の必要性を訴え、日本から持参したアカウミガメの産卵と子ガメの映像DVDを知事に手渡してきました。

turtleykume.JPG延縄の針を飲み込んだアカウミガメを捕獲した久米氏ロペスマティオスの次に訪れたサンファニコでは、地元漁師さん達の漁船に分乗してウミガメ捕獲調査を実施しました。ここでの捕獲調査は海面で休息しているウミガメを見つけると、舳先からウミガメに向かって飛び込み、慌てて潜るウミガメを素手で捕まえます。捕獲した個体は計測、標識装着して放流しました。若いアカウミガメがみな丸々と太っていたのがとても印象的でした。




WPRFMC.JPG西部太平洋区漁業管理評議会にてメキシコでのプログラムを終えた後、一行はハワイへ移動しました。責任ある漁業とウミガメ保護を推進している、米国西部太平洋
区漁業管理評議会を訪ねて、現地の研究者達を交えて混獲対策や地域漁業についてのワークショップを行いました。



hawaiilong.JPG漁船監視システムについて説明を聞く一行また、魚市場や停泊中の延縄漁船の見学をおこなったあと、ハワイ延縄漁業協会の取り組みについて説明を受けました。ハワイを基
地とする約130隻の延縄漁船には衛星発信器が装着され、政府の監視員が乗船し、禁漁区での違反操業や混獲がないかみられていると
いうことです。また、全ての漁船のウミガメの混獲数が17個体に達した段階で、年内はそれ以降の全ての延縄漁が禁止されています。
その厳格さには、国をあげたウミガメ保護に対する真剣さが伺い知れました。


lastmeeting.JPG取り組むべき課題について討論する一行北太平洋のアカウミガメ個体群の回復にむけて、今後、我々が草の根レベルで取り組むべき課題について討論し、プログラムが終わ
りとなりました。今回の交流事業の詳細は、来年1月に南バハ カリフォルニア州ロレト市で開催される国際ウミガメシンポジウムで報
告する予定です。



fes.jpgメキシコの子供達と日本・メキシコメキシコ・ハワイの漁業者との集合写真今回の交流事業をおこなったことで、メキシコでの取り組みとハワイでの取り組みが、同行していただいた日本の漁師にとっても実
感していただいたかと思います。私たちウミガメの調査員にとっても新鮮な情報が多々ありました。再認識したこととして、今後も日
本でも、ウミガメの保全と漁業が両立できるような活動を目指していきたいと思います。


写真提供 久米満晴